2023年10月9日号

祭典を終えて
祭典運営委員長 高畠賢さん

終わってしまえば、楽しかった、素晴らしかったという思い出だけがしっかり身についているようです。
改めて、今号の1面・3面でこの間の取り組みを振り返っていただきました。
今回の3本柱
1.うたごえ75周年記念「スタートライン」の取り組み
2.地元合唱団とのコラボレーション
3.北海道各地のうたごえ祭典の成果を生かす
こうした企画を体系立てて進めたところに成功の秘訣があったようです。
この写真は、札幌テレビ塔でのうたごえ喫茶。
全国に中継発信されました。
広島での祭典以来培われてきたオンラインノウハウの集大成でした。この技術は、広い北海道各地の合唱団が参画する会議、事務連絡には不可欠だったようです。
エンディングの「アメイジング・グレイス」 特別音楽会 北海道のステージ

大西進さん 作曲生活65年
大西進さんといえば、その時の話題をすぐ曲にして発表する、という速攻の作曲家というイメージです。
2015年9月14日号の紹介曲「マララとわたし」は、前年にノーベル平和賞を受賞したマララさんのスピーチを元にした曲でしたね。
1967年頃の作品に「一坪たりとも渡すまい」があり、この曲で1968年度荒木栄賞を受賞しています。
その大西進さんも92歳。
でも、まだまだ現役で、ご覧のように元気溌剌とした姿勢で力強い指揮をされています。
今回初演された「孫とピアノ曲『憲法』」(詩:芝憲子)については、本紙2021年9月6日号8面で取り上げたベアテ・シロタ・ゴードンの記事の中で紹介されていましたね。
日本国憲法の第24条、結婚の平等の草案をつくったベアテさん 伊藤千尋さんの講演

改憲、基地、インボイス、カジノNO!
困った政府や府政による話題作りのデパートのような大阪です。それに一つ一つ厳しく対応するのは大変な事ですが、大阪のうたごえはやってますね。それもただのスタンディングではなく、工夫も凝らしてます。
大きな団扇を振りながら・・というとバブル期の昭和テイスト。
通りかかった高校生から苦笑されたそうですが、案外、ナウイいんじゃない、って思われているかも。(念のため、ナウいって、令和の今日でもまだ死語にはなっていないようです)
ノースドック揚陸艇部隊配備反対集会に神奈川のうたごえが送り出し演奏など。
横浜港というと広大な港湾施設ですが、南に大さん橋といって大型クルーズ船も停泊するところ。中央部が赤レンガ倉庫街などのある新港ふ頭。
この辺はよく行くところですから知っていましたが、その北にこんな軍事施設があったのですね。しかも横浜駅やみなとみらい地区に近い場所。危ない危ない!
インボイスいらんがねInNAGOYA。
そもそもインボイス制度って、将来消費税率を変更するときに、しやすくする仕掛け。そもそもいま直ぐにやってもらいたい経済対策は消費税率の引き下げ。やることが真逆ですな。
78年前の9月7日が本当の意味での沖縄終戦の日。
府中市民アクション沖縄連帯行動に、調布狛江合唱団の出前演奏班「東北人」が参加。この5面の記事をみて面白いと思ったのは、おなじみの「沖縄を返せ」の歌い方。どんな歌い方をしたのか、お読みください。
「東北人」は9月16日も九条改憲NO市民アクションの場に。
鈴木さん(写真中央)は、こうやって街頭行動に出かけてゆき、アピールをして、さらに、本社読者を増やしています。

私鉄のうたごえ全国交流会
私鉄のうたごえ
2023年全国交流会
9月10日
東京・グリーンホール同じ交通系の国鉄のうたごえ、JAL争議団の連帯演奏を交え、職場のうたごえらしい交流会を創り上げました。
国鉄、JALのうたごえも加わった職場合同「人間の歌」

三重のうたごえフェスティバル
三重のうたごえフェスティバル
9月17日
伊勢市いせトピア・ホール今回は「うたごえ」「音楽ジャンル」という枠を取っ払い、ジャンルを超えた多彩な催し物になりました。
当日は、合唱のほか、写真右のような新婦人の会の歌とパフォーマンス、沖縄エイサー、津軽三味線、琴演奏、さらに軽音楽奏団、オペラ歌手の歌唱など楽しい・有意義な一日が創れたようです。

愛知のうたごえ SDGs
愛知のうたごえが定期的にとりくんでいる「まなぼ企画」、先の5月11日の全国活動者会議で報告された「持続可能な合唱団建設」をテーマに研究をはじめ、その第2回目が開催されました。県平和委員会では、親が子どもたちをいろいろな場所に連れて行っているようです。
この日の様子は、こちらでご覧いただけます。
親と子のみどりの杜合唱団指揮者、長江真弥さん バンドKNAYTSの滝田伸幸さん

この方は、オーストリアの元首相クルツ氏。
政権時代は、このコラムでたびたび紹介したように斬新なコロナ対策を打ち出して、日本と比較してなんともうらやましいと思ったものです。
ところで、その裏で汚職疑惑が発覚して、政治家を引退。捜査の過程でクルツ氏のうそが発覚。嘘をつくと、責任が問われる。
なんとも、やっぱりうらやましい国ですな!

  • 大軍拡閂外す民のうた
    三隅雅游
  • 反対の声聞き流す聞く力?
    古都のハマちゃん
  • 最高裁たっぷり掛かった安倍の息
    菅野章

皆さんからの投稿をおまちしております。


「平和とは」の答えは
レガーテが尼崎市にある太陽(ひかり)の子保育園で演奏しました。
この写真をみて、相手が誰であれ、いつものステージ衣装で演奏するのって、素敵なことだと思いました。
投稿者が考えさせられたという、もっと素晴らしい話は6面のホットラインで。

バックトゥザ・フーちゃんⅡ
来年4月28日(日)に、愛知生まれのミュージカルが東京公演されます。
その経緯、準備状況など6面でお読みください。
北とぴあ・さくらホールを満席にしても資金が足りないということで、広く協賛金を集めるそうです。ぜひ、みなさんの支援で成功させたいですね。
今回の取り組みで、若い人の力が活用されています。こちらの東京学芸大学の学生さんは、ゼミの先生の勧めもあり実行委員会に参画。力強いですね。

今号の紹介曲「歩いて行こうよ」。
いのちのとりで」というサイトがあります。「いのちのとりで裁判全国アクション」という生存権を守る闘いを全国的に展開しているグループです。
ここで、和歌山のうたごえグループが「生きる」と「歩いて行こうよ」を発表しました。

連載1348回 西村朗の死
12/9~15
愛に生き平和に生きる
よく聴き 学ぶ
山本忠生
京都ひまわり合唱団指揮者
(104)世界をつなげ花の輪に
おじいちゃんのバイオリン
北尾初美
奈良・生駒コーラス樫
国葬の日
歩いて行こうよ
浜波薫作詞、佐古雅哉作曲
試聴はこちらから

道は粒子となって佐々木淑子詩集

箱崎作次(東京)津田育司(大阪)
京都・黒田愛子