2025年5月12日号

被爆者の言葉の力、平和賞への注目
日本原水爆被害者団体協議会がノーベル平和賞を受賞して、授賞式に臨んだ田中重光さん関連の記事を前号に引き続いてお届けします。被爆したときに4歳と言いますから、現在は84歳。失礼ながらかなりの高齢者ですが、精力的に世界各地を飛び回って核兵器廃絶を訴えています。
そして、現在、毎日畑仕事もし、作物も育てているそうです。今号では、スペインとフランスでの被爆者遊説の様子を同行した全労連副委員長石川敏明さんに伺いました。
フランス労働総同盟(CGT)本部で、田中さん 同左・石川さん
スペイン・サラゴサ州立大学の講演 フランス・レンヌ市「平和の家」で
スペインで子どもたちに折り鶴を 田中さんのヨーロッパ歴訪はマスコミでも取り上げられました。
20年前に原水爆禁止世界大会に参加した人がこのバナーを大切に持っていました。 フランス・サンマロ市での市民歓迎集会
フランス西部ブルターニュ地方のロング島。
島内の総てがフランス海軍の原子力潜水艦基地になってます。
各地の講演会場は聴衆でいっぱい!

遊説の模様をフランスCGTがフェイスブックに上げると、それを見た韓国の民主労総(全国民主労働組合総連盟)から「私たちも田中さんを呼びたい」と原水協と全労連に相談が来たのとこと。実現すればCGTと韓国・民主労総、全労連が一堂に会す画期的なことです。
今年の原水爆禁止世界大会にはCGTから80人の代表団を送るそうです。

韓国民謡歌謡歌手 ソンビョンフィコンサートin埼玉
韓国の憲法裁判所が現職の大統領の罷免を決定した歴史的な日にソン・ビョンフィさんを迎えたコンサートがさいたま芸術劇場で開かれました。
しかしこのコンサートの意義は、まだまだ日本では不当な扱いを受けている朝鮮学校に温かいい支援の眼を向けることではないかと。
主催した埼玉のうたごえ協議会ではこれまでもさいたま市大宮区にある埼玉朝鮮初中級学校との交流を続けてきています。
本紙4月28日号では埼玉合唱団の訪韓公演についてお伝えしております。
朝鮮学校の画像をバックに バックは現職大統領弾劾パレード
今回の公演は昼夜の二部。
友情出演には、広島から山上茂典さんが駆けつけました。
公募のビョンフィとうたう合唱団(写真)は「並んで歩かなくても」「朝露」を演奏しました。

「ぞうれっしゃ…」各地から
大阪市東成区は区制100周年。
その記念行事を6月15日にコミ協ひがしなり区民センターで開催しますが、記念の合唱祭で「ぞうれっしゃがやってきた」全曲演奏することになりました。
そのお披露目演奏が3月16日に行われました。 区の行事のため区報で参加者を募集しています。
2月15日木下サーカスでの「ぞうれっしゃ…」が演奏されました。
仕掛け人は鹿児島子ども劇場協議会。
子ども劇場というと、様々な団体が登録して分厚いカタログをつくっています。学校の先生などがこれを参照してイベントの企画をするというもの。こういう独自企画というのもあるのですね。
4月13日の木下サーカス北九州公演でも2か月という短い準備期間にもかかわらず100名の合唱団で演奏。
その奮戦記を藤村記一郎さんに3面でご報告いただいております。

全国紫金草ネットワーク 第13次海外公演
先週号で日本紫金草合唱団の中国・南京公演の様子をお伝えしました。
今号では、紹興市にお住いの許賽紅さん(仙台の尚絅学院大学に留学経験あり)からこの演奏会を聞いた感想が寄せられましたのでご紹介します。
今回の第13次公演での「紫金草物語」の全曲演奏がYouTubeで公開されています。
実は、4面の箱崎作次さん発信の囲み記事から、YouTube公開されていることを知りましたので、改めてご紹介します。
先週の記事を読みながらお聴きください。

播磨地方というと、東播合唱団、西播合唱団のお名前は知っていますが、どこにあるの?という方も多いのでは。
でも姫路と聞けば知名度は一気に上がりますね。
写真の姫路城もこの祭典の機会に行ってみたいところの候補地です。
その昔、007の撮影がされ、忍者の手裏剣で壁が傷つけられたと話題になったことがありましたね。
本稿を執筆された西脇さんによると、写真右の姫路市立美術館とシロトピア公園から見る姫路城が好き、とのことです。
こちらからその様子を体験してみてください。

  • 勧善より関税超悪トランプ流
    中西 晃
  • もう出来た今年の漢字「米」にしよ
    みつぼん
  • 家計簿の努力を嗤う春財布
    三隅雅游

皆さんからの投稿をおまちしております。


ちゃりんことみんなで歌おう
民商婦人部がうたう会を企画しています。主役は「チームちゃりんこ」。
2017年の全国創作講習会をきっかけに生まれたそうです。
てっきり、2015年の愛知祭典大音楽会での会場の電気の一部でも賄おうと自転車発電をしてましたけど、それが誕生のきっかけと思っておりました。

合唱団演奏行動より
神奈川のうたごえ協議会から活動報告2篇。
一つは4月5日
かながわ9条の会主催の「9条学校」での神奈川合唱団のオープニング演奏。
もう一つは、4月22日
治安維持法公布100年を記念して、治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟の全国一斉に行った宣伝活動に合流しました。

男声合唱団昴
15回コンサート
3月9日
大阪 阿倍野区民センター大ホール「演奏会はこうやって開くんだ」という開幕までの話に引き込まれますよ!
年金北区15周年ハーモニカ演奏会
4月14日
東京・浮間ふれあい館3つのハーモニカグループが合同で北区の15周年を祝いました。

連載1420回
休みということ
5/12~19
おくりもの
少子高齢化と合唱人口
田中嘉治
日本のうたご全国協議会会長
星よお前は
鈴木公子
大阪北部センター合唱団
ロックの礎
レッド・ベリー
太陽(ティダ)の運命
うれし涙を流すまで
NANA&NAO+NOBO作詞 NANA作曲
試聴はこちら
志賀民江(大阪)