2023年8月28日・9月4日合併号

清末愛砂さん、室蘭工業大学大学院教授で、2023日本のうたごえ祭典in北海道の呼びかけ人にお名前をいただいております。
ん、どこかでお会いしたことある、という方は、本紙を常に熟読いただいてますね。そう、本年5月29日号憲法集会特集でご紹介しております。その際にステージから訴えておられたのは、「『あらたな戦前』は『持続可能な小さな幸せ』(衣食住、医療・福祉の不安にアクセスできる)を否定する流れ」という点。
ところで、祭典呼びかけ人という点に、ん?と思われた方は、祭典チラシを熟読されてますね。当初のチラシには記載がなかったのです。このインタビューを通して祭典の話が盛り上がり、その場で祭典呼びかけ人に。というわけで、当日発売されます、祭典プログラムにはちゃんと掲載されております。この辺の事情は、ただいま発売中の季刊201号にくわしく。
先生は大学院では、憲法のほか、家族法、ジェンダー法学について教鞭をとられております。とっても詳しい誌上講義は季刊201号で受けてください。
先生のひとこと、「平和は一つの国ではできません」
唯一の戦争被爆国である日本がこのリーダーシップをとらなくて、どうすんだ!って叫びたいです。

若い世代の核兵器廃絶行動
本紙2月13日号でご紹介した高橋悠太さん。
その後、大学を卒業して、平和をつくることを生業に。
写真のようにこの8月には、台湾で核兵器廃絶のための団体をつくった友人と共に広島で。
昨年の核兵器禁止条約締約国会議。
今年12月には第2回締約国会議がニューヨークで開かれます。
日本被団協、日本原水協などが参加する核兵器廃絶日本NGO連絡会が母体になり日本の核兵器禁止条約参加を目指す「日本キャンペーン」が発足します。
日本キャンペーン」では、クラウドファンディングで資金調達を進めています。
目標1000万円
8/18現在391万円が集まっています。12面の記事と、上記サイトでこのキャンペーンへの理解を深めて、応援しましょう。

原水爆禁止2023世界大会
岸田政権の下、核抑止論の正当化など広島の平和文化を根底から覆そうという動きが加速しているようです。今年の世界大会でも、そうした危機感から、広島からのうたごえ発信には力が入ったようです。4面で「広島 愛の川」などの取り組みをお読みください。
2023広島ピースアクション 広島のうたごえ協議会には「アクション部」というのがあり、この半月は熱い活動が展開されました。
8月4日 東京→広島コースの平和行進が91日間の行程を終えて広島到着
8月6日元安川親水テラスで「広島 愛の川」を歌う市民合唱団 8月6日の締めくくりはNPO法人灯り主催の石どうろうの集い。
2023ピースアクションinヒロシマ~虹のひろばでぞうれっしゃがやってきたが演奏されました。園長さんは、広島合唱団のバス、植木さんでした。
この演奏には、既報のとおり、松井市長も参加。
ピアノは矢川さんの被爆ピアノ。
指揮は、作曲者の藤村記一郎さん。
ということで、名古屋の中日新聞からの取材もありました。
写真の藤村さんが松井市長と握手しているタイミングはこちらで。
被爆78年の今年、世界大会の本大会は長崎の予定でしたが、台風6号の影響で2日間の短縮開催に。
まず、7日の開会総会では、うたごえのメンバーが「今 この時代に」を作者の園田鉄美さんの指揮で演奏。
当初9日予定の閉会総会は8日に。そのためプログラムも一部変更となりましたが、うたごえのメンバーが急遽対応に。

長崎集結、終結
8月6日に長崎コースの最終行進が長崎駅前から爆心地公園まで。
「長崎を最後の被爆地に」を合言葉に核廃絶を「青い空は」などにのせて誓い合いました。

全国の6・9行動
うみねこ合唱団から8月6日の街頭行動の様子を伝えていただきました。
宮城のうたごえは、8月6日と9日の両日、仙台駅前で平和の波行動に取り組みました。
8月6日、伊那市常円寺で開催された平和の集いにうたごえサークルざざむしが参加しました。
静岡市では8月6日朝、静岡駅前でスタンディングに取り組みました。
8月9日は静岡市清水区で鉄舟寺で原爆死没者慰霊、市民のつどいが開かれました。
両日とも、静岡のうたごえが取り組んでおります。
大阪市中央区の妙徳寺や空堀商店街での第13回ピースフェスタが8月6日に開催されました。

各地で祭典に向けた合同練習会が開催されました。
8月6日、女性合同練習会は、本番指揮者の山本惠造さんを関西からお迎えして開催されました。
8月13日、特別音楽会2のスタートラインステージで演奏される「一本の木」「Peace be with you」「少しずつ」の練習会が開かれました。
こちらも本番指揮の横山琢哉さんに直接ご指導をいただきました。
女性のうたごえ大阪連絡会では、こちらも本番の指揮者、ピアニストを、迎えた練習会を行いました。関西圏からの幅広いたくさんの参加をいただきました。

日本のうたごえ祭典in佐賀に向かって!
2024年日本のうたごえ祭典in佐賀
Love &Peace 未来の子どもたちへ
~青い空 緑の大地 豊かな海~大音楽会の開催場所はSAGAアリーナ。
会場の様子はこちらから。
何といっても、JR佐賀駅から徒歩15分は嬉しいですね。実行委員会も立ち上がり、いよいよ1年4か月後の開催に向けて始動です。

各地の活動から
長野のうたごえ協議会は冬と夏に講座を行っています。
7月23日に信長貴富さんを迎え祭典演奏曲から「すこしづつ」「Peace be with you」、そして「群青」の指導を受けました。
神戸音楽センター・会館まつりが開催されました。
地域の文化拠点として、会館オープン20周年を祝いました。
地域への還元型イベントができるということ自体が素晴らしいことと思います。体験、交流、鑑賞、参加(うたごえ、カラオケ)と参加者の選択肢が多いのもいいですね。
音楽センターは、東京をはじめ各地にありますが、少なくとも東京ではこういうイベントはないですね。以前から「餅つき大会をやりたい」という声はありますが、なかなか腰が上がらないようです。

第38回埼玉県原爆死没者慰霊式で埼玉合唱団は開幕演奏、献花時のバックコーラスなどで貢献。主催者はしらさぎの会といって、埼玉県原爆被害者協議会で、来賓には各党の国会議員らが参列しました。

朝鮮人・中国人虐殺犠牲者追悼
関東大震災朝鮮人・中国人虐殺
100年犠牲者追悼大会
8月31日(木)
18時15分
文京シビックセンター大ホール

とどけ!アリランのうた プロジェクト
100年前の関東大震災の時、流言飛語により在日朝鮮人が虐殺されました。また戦時中には多くの戦災犠牲者をだしております。その慰霊のため、名古屋市の日泰寺に慰霊碑が建立され、追慕祭が執り行われています。2019年の時の記録はこちらから。
藤村記一郎さんは、歌でこの歴史を語り継ごうと地元のプロジェクトと協働を進めています。

今号はオーストリアでの動物福祉について。
以前、動物愛護団体が、食料としての動物の殺し方についてガイドラインみたいなものを設けたことがありました。とにかく屠殺は瞬間的に行いなさいというもの。ですから、伊勢海老の踊り食いは残酷だ!というもの。食べたことないですけど。
犬と猫、どっちが多いか、というと、世界的に猫が多いようです。
ヨーロッパでは犬は家族と同等、といわれており、レストランなどに堂々と連れて入れます。その分、きちんと教育されてますけど。ただ、洋の東西を問わず、犬の場合は、医療費がかなりかかりますね。
ドイツでは、家族同等の犬ですが、犬税というのもあるそうです。この面でも犬は人間並み!

  • 沸騰化人里デモる親子グマ
    金倉俊嗣
  • 墓参り住まいも墓もマンション化
    ハマのアランドロン
  • 誰よりも君をアイスと羽生氏が
    バイオ亭長浜

皆さんからの投稿をおまちしております。


みんなの平和
西三河で開催されている「やろまいか みんなの平和祭」。「やろまいか」は当地の方言で「やろうじゃないか」。「やらまいか」というのは遠州弁だそうです。
合唱団西三河では、うたごえを届けてやろうじゃないか、と参加しています。

合唱団風では、「大みんな歌う会」を開催。ゲストに、広島から高田龍治さんに来ていただきました。
参加者からは「来年もこんな機会を」と言われたそうですが、来年は九州地元に14年ぶりに祭典が佐賀に。否応が上にも、うたごえ三昧になるのでは。お楽しみに・・・
青森センター合唱団では、夏のうたごえ広場を開催。

第33回
大阪北部センター合唱団
愛と平和のコンサート
7月29日
高槻城公園芸術文化劇場
トリシマホール
宮城 雑花塾コンサート
7月21日仙台,
7月22日東松島
今は故人となった勝然たみ子さんの追悼を兼ねたコンサートに。
勝然さん詩の曲が演奏されました。

杉並ぞうれっしゃ合唱団
36年目のファミリーコンサート
7月9日
杉並公会堂グランサロン同団では、来年4月に藤村作品の「バックトゥザフーちゃんⅡ」にも取り組む予定です。
神戸青年合唱団
岩田誠
ミニコンサート&みんなうたう会PartⅡ
7月8日
神戸・灘区文化センター
最後は「みんなのうた」でスタンディングで 六甲ウィメンズハウス建設プロジェクトへの支援

連載1343回
森村誠一さん その2
8/28-9/4
わが祖国
歌い交わそう!
渡辺享則
日本のうたご全国協議会副会長
(101)勝利の日まで
童神
早坂京子
山形センター合唱団
チリの悲劇から半世紀
平和に生きる権利
第42話
復活する夏まつりの出演から成長する子ども和太鼓チーム
塩原良
1.ヴィレッジゲイトの夜 ジョン・コルトレーン
2.現代の弦楽四重奏曲 クロノス・カルテット
演歌界の注目 こおり健太
新しい学校のリ-ダーズ

関鑑子の夢を訪ねて 長久真実子
STOPインボイス
高橋雅子作詞・水野桐弥作曲
試聴はこちら

(7)歌詞の「コール&レスポンス」の仕掛け言葉の響き(音韻)

私たちの大切なうた 第3集・4集
岐阜・宮島照子