2022年10月17日号

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JAL客室乗務員12年の闘いと誇り
2010年大晦日に、日本航空(JAL)は突然165名のパイロットと客室乗務員を整理解雇。
この間、うたごえでは「あの空へ帰ろう」「翼よ高く輝け」などの支援ソングを作り様々な場面で、オレンジ色のたすきの争議団を支援してきました。
翌年2011年の千葉祭典は、震災復興とJAL争議団支援が全面にでていた記憶があります。
「あの空へ帰ろう」の楽譜が本紙で掲載されたのが2011年2月21号。
大牟田で2011年全国創作合宿が開催され、21曲創作されたうち、9曲が日航関係の支援ソングでした。
各地の日本のうたごえ祭典でも、JAL支援のステージが何度も構成されました。

一方、オリンピックの前に、解決に向かうということで、争議行動を一時控えたことがありましたね。
その後、状況が見えにくくなっていたのですが、7月30日の新聞にJAL解決の見出しが出てまして、びっくり、というか、よかったな、という思いでした。

今号で、これまでの経緯と何を勝ち取ったのか詳しく掲載しております。
金銭、待遇など勝ち取ったものは沢山ありますが、注目は「社長からのメッセージ」を受け取ったことと思います。
その内容も5面でお伝えしております。ぜひ、お読みください。
一方、今回全面解決したJFU(乗員組合)とCCU(客乗組合)2組合とは別に昨年4月に結成されたJHU(JAL被解雇者労働組合)は、労働委員会への申し立てにより、原職復帰と金銭解決を求めて闘いを続けています。
写真のJAL原告争議団合唱団フェニックス。
10月10日に開催される東京のうたごえ合唱発表会職場の部に合唱団フェニックスが出演し、3組合からの団員が、「あの空へ帰ろう」「翼よ高くかがやけ」を歌います。
12月の全国合唱発表会に推薦されるといいですね。
JAL争議団の闘いを全面的に支援してきた全労連はJFU、CCU「両労組の12年にわたるたたかいに敬意を表します」とのべるとともに、当事者が納得して「争議終結の判断をされたことを尊重します」と表明しています。
更に、JHUに対して、たたかいは継続中です。全労連はすべての争議解決をめざし、引き続き支援していくと表明をしています。
JHUの現在の闘いの様子は、JHUのホームページをご覧ください。

在日ウクライナ人との市民交流
第36回みんなとピースサンデーが東京・港区の高輪区民センターホールで開催されました。
この日実現したウクライナの方との市民交流。
そのきっかけは、4月の全国総会が開催された港区男女平等参画センター(リーブラ)。同じ日に6月に開催されるリーブラフェスタの実行委員会が開かれ、そこでリーブラで活動するウクライナ出身のヴィクトリアさんと言葉を交わしたのがはじまりでした。
その後、本紙7月18日号でお伝えしたように、ヴィクトリアさんがみなと合唱団の練習にひょっこり顔をだし、同団男声「ブラックス」がみなとの合発で演奏する「ウクライナは滅びず」と「小さなぐみの木」の練習の様子を見学に。
民族衣装を着たヴィタさんは、11歳の息子さん、3月に避難のため来日したばかりのボルデアマイアさん夫妻と会場にきてくれました。
わざわざ民族衣装のヴィシヴァンカを持参したのには、みなさん感激してました。
本紙は白黒で分かりにくいですけど、会場で配られた青と黄色のバラが胸を飾っていますね。
ヴィタさんのパートナーさんはインド料理店。当初、この出会いを創ってくれたヴィクトリアさんは2004年にメルセデスのキャンペーンモデルとして来日。この写真のように、各地で開かれるお祭り、市民フェスティバルに出店してウクライナ支援を呼びかけています。
この日ギター演奏をしたカリム君は11歳とは言え舞台慣れした様子。能楽堂でのイベントでもギター演奏をしている写真を見せてくれました。
なお、上の写真でかかえているギターには、よく見ると「日本IBM闘争勝利記念」の文字。そう、大熊さんのものをお借りしたんです。
この写真は、ウクライナの友人からヴィタさんに毎日送られてくる現地の様子の一枚。
TVニュースからのワンショットなのでしょう。ヨーロッパのTVニュースでは、このように死体がゴロゴロでも平気で流すのですね。
ヴィタさんから聞いた話ですが、こういう死体を腹をすかせた野良犬が・・・(この後は省略)

無謀なロシアのウクライナ侵攻をすぐに止めさせる国際世論が何とか実現してもらいたいものです。


コロナ禍で3年ぶりに開催された「三重のうたごえフェスティバルin鈴鹿」。練習がなかなかできていないということで2団体が出場を辞退。しかし、新たに2団体が参加して、22団体、230人が参加しました。
今回は、ハーモニカ、アコーディオンなどの器楽グループが多く参加。
また写真にようにフラグループも参加して楽しい一日に。
こういう写真をみますと、各地の合唱発表会開催のヒントになりますね。なにも、名前通りのコーラスだけの発表会じゃないのです。
そう思えば、あの団員さんは、趣味でフラをやっていたとか、あの人は太極拳をやっている、などなど。こういうつながりも出来るんだ、ということですね。
ぜひ、みなさんの地元でも、もう一度、身の回りを見渡してみてはいかがでしょうか?
ミャンマー問題については、本紙でたびたび取り上げてきております。
名古屋の中地区Bグループの合唱発表会で、10グループの発表が終わった後のひと時を使ってミャンマー支援の訴えがされました。(5面)
こちらの7面の写真・記事は、今年「愛知子どもの幸せと平和を願う合唱団」に親子で入団した神林さんからのもの。
入団して、合唱発表会に参加して、そして本紙の読者になられたことがつづられています。
「好きな歌を通じてそんな活動ができる」というあたらな視点を得た率直な気持ちが伝わってきます。

2022北海道のうたごえ祭典inあさひかわ
すごい!120人の全道記念合唱団。
75周年記念作品集「スタートライン」から信長貴富「すこしずつ」などが演奏されました。
写真をよく見るとピアノさんも合唱団員もマスク着用。
でも120人になると、それでも迫力あったでしょうね。
祭典の詳細は4面で。
来年の北海道祭典に向けた意気込みが感じられます。
こちらは苫小牧うたごえサークル わたぼうしのみなさん。
平和の鐘設立運動を歌った「この街から」を昨年の広島・合発のオリコンで歌いました。
この曲の伴奏編曲を行った佐藤幸恵さんは、7月に福島で開催された創作講習会で発表された「おにぎりのうた」の制作に一役。詞は神奈川、曲は北海道と広島のコンビ。演奏は北海道と、全国をつなげた作品なんですね。
楽譜は7面の紹介曲で。


創立30周年演奏会
平和への思い歌い続けて
11月3日(木・祝)13時半
東京・ティアラこうとう

フィナーレでは映像参加の協力を得た「HEIWAの鐘」を演奏。
実は、8面紹介のピースサンデー合唱団が練習時に収録しており、ここに参加するんですよ。


演奏会2022 飛行機よ
11月19日(土)14時
横浜市鶴見区民文化センター

表題の曲は寺山修司詩・萩京子曲の作品を日本合唱指導者協会理事の中村拓紀先生の指揮で演奏します。
参考までにこういう曲です。


加藤登紀子
ほろ酔いコンサート2022
11月3日~12月27日
今年で50回目の企画で、9都市10公演が予定されています。
福岡からスタートして、最後は東京です。
これまでは「ふるまい酒」が用意されてましたが、コロナ禍では「お土産酒」だそうです。
そういえば、加藤登紀子さんのコンサートって、コロナ禍でも開催した先駆的なものでしたよね。

学ぶ喜び・働く生きがいを求めて  番外編
10/3,10/10号でお伝えした藤野高明さんの記事が反響をよんでいます。
兵庫の方は、以前NHKで視聴しており、改めで感動を再現。
広島の方は、視覚障害クラスの担当だった時に藤野先生の教わったことを思い出して筆を執ってくれました。

  • オリパラにお金飛び交うおもてなし
    菅井孝義
  • 止まらない物価値上げにお手上げか
    古都のハマちゃん
  • 「丁寧に」繰り返すことは丁寧に
    M&M

皆さんからの投稿をおまちしております。


保育のうたごえ創作講習会
9月23日に今年初めての保育のうたごえ創作講習会が開かれました。
講師は、画面の左下、福井の斉藤清巳さん。3回企画で、次回は10/16、11/23が予定されています。

ひがしなり合唱祭で、「こども・いのち輝け!合唱団」は、合唱ミュージカル「海を渡ったエイミー 青い目の人形物語」を抜粋演奏しました。

本紙への数々の投稿と、驚異的な読者拡大に邁進する箱崎作次さんが、新曲「世界をつなぎましょう うたごえ新聞で」(作曲 佐藤香)を創作。こんな感じの曲です。
この曲を地元でご披露して、早速、あたらな読者の輪を広げたんですよ。

連載1304回 これからの「食」
10/17-10/24
サンタ・ルシア
「ヒロシマの有る国で」
舟橋幹雄
日本のうたご全国協議会副会長
(63)田舎へ帰ってコ
I shall be Released
町澤惠
港新婦人コスモスコーラス・
みなとぞうれっしゃ合唱団
小村公次
(106)深い感動をもたらす
佐山陽規の朗読
ソルト・ピーナッツ
スーパーサックス
おにぎりのうた
いがらしのりこ作詞/隅広智子・佐藤幸恵作曲
YouTube映像はこちらから

へいわをつなぐうた
石原いっきうたごえ作詞集
京都・黒田愛子