2024年11月4日号

祝 被団協ノーベル平和賞 行動
日本原水爆被害者団体連絡協議会(被団協)がノーベル平和賞を受賞したこと、「うたごえは平和の力」を掲げるうたごえにとってこれ以上にない喜びと思います。先週号では、長崎のうたごえの皆さんが早速、「平和の旅へ」の渡辺千恵子さんの墓前に報告されたことを紹介しましたが、今週号では、各地からの報告、また、声の欄でも喜びの声をお伝えしています。
1面では、東京、埼玉での緊急行動の様子が、右の写真のとおりです。
また、6面の「読者の声」の欄でも、多くの声を寄せていただきましたが、北海道、愛媛、福岡の方からの投稿をご紹介しております。

NOTO NOT ALONE チャリティ・コンサート
創作曲Noto, Not Aloneについては、本紙9月9日号でご紹介しております。
この曲が愛知の創作発表会で紹介されて、関係者から「チャリティコンサートがしたい」という声がおこり、関係者の意思疎通がピタッとはまって、10月14日に愛知民主会館で開催されました。
これに続て、被災地ツアーを来年1月22日~24日に予定しているそうです。
親と子のみどりの杜合唱団のピアニスト長谷川敬祐さん。
この人が「創作発表会」のあとのつぶやきがきっかけに
高校の音楽科の水野桐弥さんも協力を申し出てくれました。 現地の報告は秋江寿枝さんから 朗読と歌。歌は、親と子のみどりの杜合唱団の指揮者長江真弥さん
うたの学校アガトス 親と子のみどりの杜合唱団 東邦高校の先生によるアイリッシュハープとチェロのユニット バザーも行いました。
担当は、みどりの杜合唱団のみなさん
能登支援の輪は各地にも。
6面読者の声欄にも、大阪北部センター合唱団は、定例レッスンの後、阪急茨木駅前で募金活動。Noto、Not aloneの作詞者さんも参加しました。

表現・音楽つくり 学びあおう!
音楽・合唱の基礎講座をこの7月まで10カ月にわたって開催してきました。「うたのまなびや」と銘打って毎月3回、計30回の講座で、記事から推測するに公開講座だったようです。
たしかに、いろいろなボイストレーニング講座が開催されています。東京・港区の高齢者施設でのボイトレ講座には登録者が1000人を超えているとか。健康としてのうたごえに注目が集まっているようですね。
「うたのまなびや」では、講座の成果を城北地区の合唱発表会で披露。
毎年、この時期の全国各地の地域で合唱発表会を開催しているうたごえですから、こういう講座をやれば、その成果を試せる場があるというのは、とっていいキャッチフレーズになりますね。このシステムを生かさない手はありませんね。
6月に開催した名古屋青年合唱団の音楽会で、川柳による「笑い」をテーマにしたステージに取り組みました。
左の写真で読めるかな?(右から)
・重く受け止めていますと軽く言う
・アルトでも電話の声はソプラノよ
・仏壇に今でも好きなチョコを置く
・余震なお見えぬ核にもおびえつつ
・独裁者に青い空を聴かせたい
・認知症あなたを忘れても歌は忘れない
・一票が小さきものの紙つぶて
・あの曲を聴くと心は20歳
・検診の三月前から酒を断ち
・心まで変えられません武力では
(というわけで今週号6面の「うたごえ川柳」はお休みです)
おなじみの愛知の「まなぼ企画」は「アカペラ講座」。
「講座」というより、まずは楽しもうという企画です。
最初は、何団体が参加するかな、と気をもんでおられたようですが、ふたを開ければ大盛況。
上の項で、ボイトレについて書いてますけど、こういう音楽の基礎についてのニーズは高いようですね。
当日の様子は、YouTubeで限定公開されていますので、ご覧になってください。
この映像の中で、藤村記一郎さんが、「アカペラ」の語源について語っています。これも参考になりますよ。
当日飛び入り参加されたかたも 「かえるのうた」コーラスかえる

来月の佐賀はバルーンフェスティバル。こんな色とりどりのバルーンが空一面に。
この空をオスプレイに邪魔されたくないですね。
そして11月末にはいよいよ祭典がスタート。
練習、チケット普及、出演者募集などのラストスパートに入ってます。

今号、5面に中央合唱団・志村さんの投稿が素晴らしい!
ひとつは、これまで何回かお伝えしてきているように、今回の佐賀での祭典が開催にあたって地元のあらゆるツテを活用して運動母体の体力アップを図ってきています。こういううたごえ創世期のような祭典運動が展開されていることに志村さんは感激しています。このような基本的な取り組み=原点回帰が、2028年の80周年祭典への原動力になれば、と地元東京への夢を語っています。

なんと極右の自由党が国政選挙で第一党に。移民排斥や安全保障、物価問題を公約に掲げ、多くの支持を集めました。これまでの国民党・社民党の連立政権がコロナ対策や、物価高へ対応のまずさに国民の不満が爆発したのでしょう。
日本でも、最近コロナワクチンの高齢者向けの秋接種が10月1日から始まってます。
ところが、使用されるレプリコンワクチンについて、日本でしか認可されていないということで不安の声が上がっています。

今週号では佐賀での祭典のピアノ伴奏者・荻原洋子さんにズームアップ。
特別音楽会では「平和の旅へ」、大音楽会では「空・海・大地うたごえよ高なれ!」のステージでピアノ伴奏にご尽力いただきます。
本紙10月14日号でズームアップしました声楽家松本康男さんからのお誘いで、今祭典出演に。
大音楽会(11月30日)のステージ「空、海、大地 うたごえよ高なれ!」では
「宝の海よ」
(作詞:大城嶺子 ⁄ 補作詞:園田鉄美 ⁄ 作曲:園田鉄美)
指揮:末 美佐子 ⁄ 伴奏:萩原 洋子
「Love & Peace」未来の子どもたちへ
(作詞:末美佐子、八谷玲子、松永朝恵、木戸史、木村泉 ⁄ 作曲:高畠賢 ⁄伴奏編曲:佐藤幸恵)
指揮:高畠 賢 ⁄ 伴奏:萩原 洋子
「空を海をいのちを-佐賀バージョン」
(作詞:函館トロイカ合唱団 ⁄ 佐賀バージョン詞:下村信廣 ⁄ 作曲:武義和)
指揮:松本 康男 ⁄ 伴奏:萩原 洋子
が演奏されます。
祭典実行委員のみなさんと 祭典演奏曲練習会で

秋空の下、子らの声と歌声
国立昭和記念公園入口の西立川駅頭で「ゆきとどいた教育を求める」宣伝署名行動が公立と私立の教職員組合の主催で行われました。三多摩青年合唱団からもギター伴奏などで「ヒロシマの有る国で」などを演奏して、秋晴れを楽しむ行楽客に訴えました。記事の中にある「ありがとうの花」はみんなのうたでおなじみです。

障がいを持つ人の自立支援施設社会福祉法人“ハスの実の家”で開催された“海風フェスタ”に福井のうたごえの皆さんが参加。
この法人は写真のような素敵な野外ステージを持って、素晴らしい活動をされています。
10月1日は地域別最低賃金改定の日。これにより全国加重平均は1,055円に。
ここ千葉では、千葉労連が「全国一律最低賃金1500円」を訴える駅前行動にわかちばーずの皆さんが参加。歌った歌はもちろん・・・ですよね。

関西合唱団
創立75周年記念
第87回定期演奏会
10月5,6日
住友生命いずみホール今回初演された「クウネルワラウ死ぬまで生きる」というのは、なんとも哲学的なタイトル。曲の詳細は、7面で小村公次さんの音楽会評をお読みください。

 

連載1397回
被団協のノーベル平和賞
11/4~11
裁判は終わっていない
轟志保子
日本のうたご全国協議会事務局長
平和の旅へ
吉田みどり
長崎・新婦人コーラス花の輪
秋に歌う失恋の歌 枯葉
第56話獅子頭が見上げる天下泰平の明日
第17回南信州獅子舞フェスティバルから
塩原良
セレブレーションVol.1
ウェイン・ショーター

シティ・ポップ リバイバル
猪飼ひろ子(愛知県)