2023年1月22・23日号

第1回核兵器禁止条約締結国会議へ 若者代表として参加
今号は本来なら1月23日号ですが、1月22日は、核兵器禁止条約発効2周年という記念すべき日でもあり、「本紙では、「日本政府に批准を求める」意見広告を掲載するため、1月22日号が併載されています。
今号1面TOPは早稲田大学2年生の高垣慶太さん。
昨年6月にウィーンで開催された第1回核兵器禁止条約締結国会議に若者代表として参加しました。
その時の様子が日テレNewsでご覧いただけます。
キャンパスが本紙のある新大久保に近いこともあり、さっそくインタビュー。
まず経歴などを伺いましたが、素晴らしいものです。
二人の曽祖父が広島と長崎出身。その体験を締結国会議で流ちょうな英語で伝えており、満場の拍手を受けています。
その中で訴えていたことが「被爆者手帳をもらえない人がいるということ」。これには各国の代表にも驚きをもって受け止められたようです。
この会議を通して知り合った各国の若者との連携が生まれていることも、高垣さんの行動力の高さを示しています。
このような取り組みを通じて、「青い空は」などのうたごえがさらに次世代に歌い継がれてゆくことを期待したいですね。

核兵器禁止条約発効2周年へ

昨年の全国総会の折り、大阪からの代議員の方がロシア大使館からウクライナ大使館を回ってきたという記事が掲載されましたね。
ところが地元では、ロシア大使館前の抗議行動はやるけど、ウクライナ大使館まで足を延ばして、ということはなかったそうです。
そこで、今回、両方をまわるピースウォークを企画しました。

原水協今年も核兵器廃絶に向けた様々の日程が用意されています。
まずは、今年11月27日~12月1日にニューヨークで開催される第2回禁止条約締結国会議に原水協から代表団を送ろう、という計画を立てています。
そこに至るまでに、「日本政府に批准を求める」署名行動、3・1ビキニデー、5月からの平和行進、8月の世界大会など様々の取り組みが予定されています。

合唱構成「平和の旅へ」の制作者の一人、長野靖男さん。長崎で被爆体験を語り継ぐ活動を続けています。
昨年の31の小中学校で体験講話をしました。
3面で、長野さんの講話の内容をお伝えしております。
被爆体験談もその時の情勢に合わせた内容にしているのがわかります。

うたごえ新春行動から
今週の第二特集は第12面のカラー。
色の映える写真で、各地の新春行動をお伝えしております。
大阪は天神橋商店街から。この新春平和行動も20年続いているそうです。
長崎はいつもの見慣れた場所での署名行動は1月8日。
長崎市の「20歳のつどい」に呼応しました。
これまでは「成人式」と呼ばれてましたけど、成人年齢が18歳に引き下げされ、成人式を18歳で行わず、20歳のつどいという形で従来の成人式のようなものにしたのですね。
9日は平和公園。ここでは、うたごえ以外にも、座り込みの団体、アンジェラスの鐘を鳴らす団体などが。
今年最初の6.9行動が新宿で取り組まれました。この行動を一緒に取り組んだ地元の新婦人、原水協とも協力して、1月22日の核兵器禁止条約発効2年目アクションに取り組みます。

憲法集会講演からいま、戦争と憲法に向き合う、正確な情報をつかもう
先週号1面の田中優子先生(法政大学前総長、エッセイスト)の意話を続きです。

憲法第3章は、「国民の権利と義務」を定めた31条からなる章です。
その第23条は「学問の自由」。
自由というと「好き勝手にやってもいいよ」という風に捉えられがちですが、ここでいう「自由」とは、個人として学問を究めることを妨害されないという意味が基本です。

その意味から、2020年の当時の菅内閣による日本学術会議のメンバーを恣意的に任命拒否したことは、この憲法に明確に違反する、ということになります。
そのほか、婚姻についての「両性の合意のみ」で田中先生の持論が展開されています。いま一歩進んで、憲法24条の規定がLGBTQに照らしてどう解釈したらいいのか伺いたかったです。

祭典の準備は進んでいますか?
全国協のHPでは、賛同金のお願い記念グッズの紹介など、祭典を盛り上げるリンクが目立ってきました。
グッズは恒例のTシャツのほか、12種類の物産品も紹介されています。

とにかく、祭典まであと7か月です。
物心両面にわたる支援をお願いします。

詳細は祭典HPで。


うたごえ75周年へ
今年は1948年に関鑑子がうたごえ運動を創設して75周年。それを記念して1昨年から10の記念事業に取り組んできます。
大阪のうたごえでは、下記の二つの書籍を教科書にうたごえ運動の歴史を学習してきました。
10の記念事業の10番目がこの書籍の普及活動を挙げています。 今年は関鑑子没後50年。
このグレート・ラブは没後40周年記念に執筆されました。

創作曲中心に合唱づくり
愛知祭典でのオリジナルコンサートには41曲がエントリーしました。この中から、福井での取り組みにフォーカスしました、
そんな街いいな合唱団(福井)
山崎義昌(岡山)の「人生これから」
2022年のオリジナルコンサートの様子は、全参加団体への5人の講評委員さんからの講評集と試聴音源で振り返ることができます。
試聴して、全部お聴きになりたい場合は、視聴のお申し込みを。
特に、上記の「人生これから」は、デイサービスなどで歌いますと爆笑ものです。楽譜もオリジナルソングブックに掲載されております。

ブロックの活動から
三多摩うたごえ協議会では、昨年暮れに活動者会議を開催しました。
3月の全国総会への代議員選出、コロナで2年間開催できなかった合唱発表会の運営、うたごえ新聞読者拡大などについて熱心に討議されました。
本紙読者の拡大については、拡大推進委員の箱崎さんを中心に進んでおり、すでにブロックでの年間目標は超過達成!
ありがとうございます。その詳しい様子は9面の「広がれ うた新の輪」でもご紹介しております。

  • 民の声聴く耳立てるえとウサギ
    金倉俊嗣
  • 物価値上がりウナギもびっくり
    星野民栄
  • 青い空トマホークなんて飛ばさせない
    都甲容子

皆さんからの投稿をおまちしております。


ゆかりさんのピアノを囲んで
陸奥湾沿岸地域に3年前にできたうたごえサークルとんからりんは青森保健生協から生まれました。
高齢者が多いですが、歌うことを通してフレイル予防も期待してうたう会を開催しています。

Xmasうたう会・ミニコンサート
南部ブロックのあじさいコーラスはクリスマスミニコンサートを開催。
昨年の愛知祭典合唱発表会では女性の部で「銀賞」を獲得。その実力をご披露しました。
尼崎年金者歌う会は完成したばかりの神戸市中央区役所の会場でクリスマス会。音響もいいし、グランドピアノはおニュー。気持ちよくうたを楽しめました。
福井のうたごえ協議会主催のクリスマス大うたう会が行われました。
参加団体の出し物は、演奏の定番から寸劇までさまざま。
2023祭典in北海道のテーマソングは既に決まりましたが、福井からも応募したものの惜しくも入選には至りませんでした。その応募曲も披露されました。

衛都連合唱団
団結成35周年記念
第14回演奏会
「平和な世界を求めて 思いをひとつに」

12月18日
大阪・守口文化センターエナジーホール


長野合唱団ひるま~ず
ファーストコンサート

11月23日
長野・安茂里公民館
15年発足して初めてのコンサートを開催しました。

藤沢合唱団
第4回うたはともだちコンサート
12月17日
神奈川・藤沢市民会館

58名の公募合唱団では合唱構成「おばあちゃんから孫たちへ」から「人間だから」などに取り組みました。


連載1315回 日本学術会議
1/22~2/5
銀色の道
合同合唱を歌う
渡辺享則
日本のうたご全国協議会副会長
(73)唱歌「冬景色」
手紙 山崎義昌岡山合唱団
全盲の歌手・清水博正
22年の年間チャート
予感
望月文博作詞・作曲
試聴はこちらから

うたごえ運動縁の人
現代風土記第三編
岐阜・宮島照子