2013年9月16日号

20130916


ステージ「君死にたまふことなかれ」
今週号のTOPインタビュー記事は小西美根子さん。
おおさか祭典・大音楽会で演奏される「君死にたまうころなかれ」。そのステージを成功させる会の実行委員長をお引き受けいただいております。

氏は、与謝野晶子短歌文学賞受賞、堺歌人クラブ会長。

20130916-01MsKonishi
作詞の与謝野晶子は、明治11年生まれ。64年の生涯の間に5万首の短歌を書いたといわれています。

「君死にたまふことなかれ」がかかれたのは日露戦争のとき。非難轟々の嵐にも、心の叫びを発し続けます。

20130916-01Yosano
今回は、石若雅弥さんのあたらしい曲で演奏されます。
9月1日の、祭典全合同曲練習会では、2会場に1,037人が参加。
写真から伝わる熱気。すばらしいステージになる予感です。
20130916-01Lesson
2007年堺九条の会の委嘱で作られた石若版「君死に・・」。
さる、7月10日、堺大空襲犠牲者殉難地追悼会で、石若さんの指揮で演奏されました。
20130916-04Osaka


今週のうたこやんは、職場分野担当の山根広之さん(友よ闘ってこそ明日がある合唱団)。
団の練習日を公開して、地域で闘う仲間に「一緒にうたおう」と声をかけています。
20130916-05Utakoyan

輝く子どもたちの姿・歌声 2013 教育のうたごえ祭典inとやま高岡市
今年の全国教育のうたごえ祭典は富山で開催されました。

この地では、音楽会上演運動を軸に地域の子育てに取り組んでいます。
その名も”大空へ飛べ”。

20130916-08Kyoiku
ドラえもん、忍者ハットリ君の作者藤子不二雄は高岡市の出身。
それぞれの主題歌をメドレーンして演奏。

“大空へ飛べ”運動を全国に紹介する機会となりました。

20130916-08KyoikuHsattorikun
「がんばった!」と実行委員のみんなで。
ぞうれっしゃが親から子へ、子から孫へ世代を増やして行っているように、”大空へ飛べ”運動も引き継がれてゆくことでしょう。

来年は群馬で開催されます。

20130916-08Ganbatta

若い力と新たな出会い 第50回港湾のうたごえ祭典
職場のうたごえ祭典が順次開催されています。
今号では、港湾のうたごえ祭典の模様をレポートします。

各港持ち回りで開催されている港湾のうたごえは今年50回。名古屋港で開催されました。

20130916-04Nishiwaki
全般的に、職場のうたごえでは、現役が少なくなり、どう次世代につなげて行くかが課題になっています。

今回、港湾のうたごえでは、うたごえOB、労働組合がバックアップして、29歳の若者が牽引車となり、次回以降へ希望をつないでいます。

2013091-05Nagoya
各労働組合からは”うたごえ”を知らない世代が増える一方、全国の組合青年部から集まった交流会では、写真のような熱気が。
参加者は「港湾のうたごえのバトンをつないでゆこう」と抱負を述べています。
20130916-05nagoyaPortHouse
12月発売を目指して出版準備が進む、DVD5枚、CD5枚+資料集。出版企画委員会から、守屋博之さんにこの企画の意義を語っていただきました。

(写真左、アコは若き日の守屋さん)

20130916-04Ari

混声合唱組曲「悪魔の飽食」
第24回全国縦断コンサート長崎公演

9月29日
長崎ブリックホール
20130916-03Akuma
既報の通り、7月にロシア公演を行った「悪魔の飽食」。
昨年11月から準備が進められてきた長崎で24回目の全国縦断コンサートが開催されます。
20130916-03IkebeLesson
今年は日中国交正常化40周年。今、戦争の被害と加害の実相を伝え、再び戦争の惨禍を繰り返さないために、被ばく68周年の長崎で公演が行われます。
長崎県合唱連盟と連携を深めながら準備が進んでいます。
20130916-03AkumaFlyer

新実徳英 作品個展Ⅱ
~室内楽を巡って
10月1日
東京・浜離宮朝日ホール

おおさか祭典で演奏される、日本のうたごえ65周年記念委嘱作品3曲のウチの1曲、「風を反して 土を返して」を作曲された新実さんが第2回作品個展を開催します。

20130916-03NiimiFlyer

恒例の矢臼別平和盆踊りも、今年で第49回。
実弾発射の音が響く中で開催されました。

そして、来年は第50回。
全国から2000人の参加者を集めようと、今から秘策を練っているそうです。

20130916-06HotLine

  • 買わないと 当たらないよと 宝くじ
  • 子の看病 嬉しいけれど 高くつく
    (ゴンベエ)
  • 賃金は 乱高下なし 下がるだけ

(今治市・来島快挙))

皆さんからの投稿をおまちしております。


コール・フローレンス
70周年記念コンサート

7月28日
カナデール小ホール
20130916-07ColeFlores

被災地福島と東海村の旅
埼玉合唱団は、役場機能をいわき市に移した双葉町の方々250世帯の仮設住宅を訪ねうたごえ交流をしました。

「双葉町民の歌」というのがあるそうですが、写真の子どもたちは、あちこちの転地の小学校に通っているので、そういう地元の歌は知らないそうです。

20130916-07Tohoku
今回18人が参加した埼玉合唱団の仲間たちは、翌日、東海村の憲法フォークジャンボリー(KFJ)へ。

福島からKFJに参加した教育のうたごえなごみーずと交流して、原発事故のことなど、創作曲を通して話し合いました。

20130916-07KFJSaitama

関東・福島 憲法フォークジャンボリーin東海村

憲法を守ろう、という合言葉で2005年にスタートした憲法フォークジャンボリー(KFJ),今年は茨城県東海村で開催されました。
ここは、関東で唯一の原発・東海第2原発。

写真は笠木徹さんと雑花塾のフィナーレ。

20130916-07KFJFinale
6時間に及ぶKFJ,オープニングでは、東海村の村上村長が登壇して、「原発政策をなんとか変えてゆくために粘り強くたたかってゆこう」とあいさつ。

写真は地元茨城のうたごえ

20130916-07KFJIbaraki
今回は18組が演奏。

福井のうたごえと、茨城センター合唱団は合同で合唱構成「海の軌跡」。「原発下請労働者」など30年前に創作された曲が、いま福井から全国へ広げられています。

20130916-07KFJFukui

福岡・大牟田センター合唱団

毎月開催しているうたごえ喫茶。楽器もアコのほか、三線、ボンゴ、マラカスなど多彩です。
写真のようにフラダンスも飛び出します。

20130916-06Omuta

合唱団福岡あらぐさ

うたの広場では、参加者を増やすためにお誘いのはがきを出しています。

20130916-06Fukuoka
連載889回 主権の放棄?

9/19~9/24
悲しき天使
新潟の合唱発表会で 渡辺亮則 (長野合唱団指揮者)

「原爆を許すまじ」
上山幸子
(熊本・合唱団しらぬい)
被災地、統廃合校の
歌をCDに
チャイコフスキー
ピアノ協奏曲第1番ほか