2020年7月6日号

20200706

核兵器廃絶 実現へ

コロナ禍で新しい平和運動のあり方、進め方が模索されています。

今号でもそれぞれの現場での工夫をお伝えしております。、

20200706-01NYK
最近話題の書「ぼく黄・白・青」(もっと短縮するとywbg)という本が話題です。イギリス政府の緊縮財政で文教予算などが削減する中でボランティアが支え合う姿などを描いてます。

いま、「うたごえは平和のちから」も、そうした助け合いが重要になっていると、この1面の記事をみて感じました。

20200706-01Gensuikyo

被爆体験を語るこのコーナー4人目の声は、広島県原爆被爆者団体協議会副理事長の吉岡幸雄さん。90歳。

その生々しい体験談は1面と3面で。

当時、高校2年生。今なら青春真っただ中。しかし、戦時中ということで、比べものにならない、苦難の時代に思いを馳せると、その点だけでも「平和はいいな」という思いにさせます。

20200706-01Yoshioka
こういう記事を読んだときに、皆さんはどのように感じますか?

「同情(シンパシー)」ですか、「エンパシー」ですか?

これも上述の「ぼくイエ」本のテーマになっています。

20200706-03HibakuMap
例えば、この写真。

被爆跡がケロイドになって残っていますね。

「エンパシー」は「感情移入」と訳されていますが、この場合は吉岡さんがどういう気持ちで育ってきたかという点まで理解しよう、ということになります。

3面に吉岡さんご自身の気持ちが書かれていますが、それをすらっと読むのではなく、そんなエンパシーをもって読んでいただけると嬉しいです。

20200706-03HibakushitaAshi

心身の健康、地域医療と歌

最近の自粛生活に慣らされてきているせいか、こういう写真を見るとドキっとします。

しかし、ご安心ください。昨年のクリスマスコンサートの写真です。

しかし、こういう風景もなんだか遠い昔のような気がして、本当にこういうことが何の気兼ねもなくできるような日が来るのだろうか、とつい弱気になってしまいます。

20200706-08Gasshuku
今号8面の第二特集では、前半が医療関係者の現場の様子をお伝えしております。

私たちの仲間には医療従事者の合唱団があります。

そういう方の生の声ですから、迫力があります。

20200706-08Rainbow
後半は、地域・市民と医療機関との連係プレーについて。

コンビニなどで賞味期限が近付いたので廃棄するという食品ロスについてよく話題になってました。

このコロナ禍でも、学校給食の食材が余ったという話が当初話題になってましたね。

20200706-08FoodDrive
8面で取り上げているフードドライブというのが最近話題になってます。ひと言でいうと家庭の食品ロスを「もったいない」から「ありがとう」にかえる取り組み。

そんな具体的取り組みについてお読みください。

似た取り組みでフードバンクというのもあります。これはまた改めて。

20200706-08ShienCampa

オンライン"withコロナ"
前号の本山秀毅先生による「群青」オンラインコーラスに続き、今号では、石若雅弥氏による実践講座。

4~5面の見開きで合唱団のwithコロナの活動についてお伝えしております。

20200706-05Ishiwaka
この画面は、実際の合唱練習風景ですが、YouTubeのライブ配信機能を使っています。先生一人に、無限数の生徒さんが参加できます。先生から団員へは声で指導をしますが、団員からの反応はチャットになり、リアルタイムの双方向とは行かないですね。 20200706-04OtotoriLesson
このように合唱練習にはメリット、デメリットがありますが、詳細に書いておりますので、是非参考にしてください。

さらに、ライブ配信(コンサート)についても大変参考になる情報がいっぱいです。

20200706-04Gassho

こちらは合唱完成動画です。

パート別、パート抜きの練習動画はこちらです。

20200706-05RemoteGassho
全国で大地讃頌
浅井敬壹さんが自宅から全国に呼び掛けて「大地讃頌」の大合唱。

歌詞が出ないので、うたってみましたけど、難しかったですが、みなさんはいかがですか?

20200706-07Asai
リモート合唱で民衆のうたが聞こえるか

北海道合唱団でもリモート合唱に挑戦。

2曲をYouTubeにアップしてます。

20200706-04Hokkaido
この動画の作成手順と、リモート合唱ならでは効果について4面をご参考に。
意外な効果は、「じゃ、ウチでも」という方出て来るでしょうね。
20200706-04QRYouRaiseMeUp 20200706-04QRMinshunouta

You Raise Me Up 民衆のうたが聞こえるか

練習再開

横浜市の公共施設では6月から利用再開となりましたが、合唱は不可。

この写真は神奈川音楽センターホール。男女別練習で三密回避策をとってます。

20200706-04Kanagawa

3カ月ぶりの練習再開したのが6月13日。

といっても完全復活というわけではなく、会場が公共施設のため規定により定員の半分しか使えません。

そのほかに様々な感染予防対策を講じないと使わせてくれないのが公共施設ですね。

20200706-05FaceShield
飛沫対策はマスクではなく、フェイスシールド。

これはこれで問題がややあるのですけど、しかしみんなで集まれるという合唱の醍醐味を満喫できるのはいいですね。

20200706-05FuyomiLesson

本来、岩手には6/13に青森から引き継いで、6/21に宮城へリレーされる予定でしたが、このコロナ禍で行進はとりやめに。

20200706-03Iwate
そこで各地でのスタンディング宣伝になってます。6/16には県庁前で。

スピーチのBGMはアコーディオンで。

来年は、うたごえ行進が出来るといいね、と岩手の仲間たち。

20200706-03HeiwaKoshin

古関裕而
今期の朝ドラ「エール」モデルになっている古関裕而にズームアップ。

5000曲にも上る作品の中で、戦争中に多数の軍歌を作ったことでも知られています。

朝ドラの方では、まだ戦時体制下の時代には入ってませんので、どう描かれるのか気になるところですけど、あいにく、コロナ禍で制作が中断してしまってます。

20200706-03Koseki
「エール」余談ですけど、双浦環というオペラ歌手が登場しますね。

「グレートラブ~関鑑子の生涯」で、関鑑子を「三浦環の再来」と紹介していますが、改めてそのすごさがわかった気がしました。

20200706-03Kinenkan

  • トランプは差別コロナに切り札なし新潟 風の薫る場所
  • その決断今度は辺野古中止です菅野章
  • 800もあるというのがアベノウソ無月野一郎

皆さんからの投稿をおまちしております。


原発反対金曜日行動

街頭行動でのスピーチタイムのネタに本紙の記事や川柳などが引用されているという話。

20200706-06HotLine

苫小牧うたごえサークル「わたぼうし」の釣りクラブでは、6月1日に北海道の休業要請解除を受けて再開。

驚きの釣果は6面で。

20200706-06Yomakomai

服部克久さん

うたごえ50周年祭典のテーマ曲(Tomorrow in your hands 詞:湯川れい子)の作曲されました。

6/11 腎不全のため83歳で逝去されました。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

20200706-07Hattori

連載1196回

むかし童謡があった-その2


7/4~7/12


見上げてごらん夜の星を


小林さん ありがとう!

山本忠生(京都ひまわり合唱団指揮者)


(57)藤山寛美の金銭哲学


「花の輪のうた」

佐藤由美子(長崎・新婦人コーラス花の輪)


第六話

遊ぶ心~信州飯田・橋北屋台囃子保存会

塩原 良


自然との一体化を歌う

「わが大地のうた」


BRIGHT NEW WORLD

リトルグリーモンスター


20200706-07Book

「わがまち川崎

市民劇の記憶」




20200706-06SpotLight


20200706-06Etegami

神奈川・高山暁子さん