2022年8月15日

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DVD「平和の旅へ」 世界へ!
先月、ウィーンで第1回核兵器禁止条約締結国会議が開催されました。本紙2022年7月4日号でお伝えした、「平和の旅へ」のDVDをこの会議の参加者に視聴していただこうという取り組みの詳報が今号の1面です。
こちらはICANのベアトリス・フィン事務局長。
とこかで見た記憶が・・・、そうです、本紙2021年1月4日・11日号の1面で、サーロ節子さんをエスコートされていた方ですね。
2017年のノーベル平和賞をICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)が受賞した時の写真でした。
「平和の旅へ」の原作となった1984年に聴取された渡辺千恵子さんの語り。
この合唱構成をいつかビデオにしたいという思いが、ここでDVD制作という形で実現しました。
この字幕入りのDVDのデータがYouTubeで公開されていましたが、現在では(8月4日から)こちらのURLに差し替えられています。
日色ともゑさんの語りによる貴重なビデオです。
是非、一度ご視聴ください。
さて、ウィーン。
このDVDが配られたのは、締結国会議の前日、各国の政府代表やNGOなどが「核兵器の人道的影響に関する会議」が開かれました。
会議本会議のほか、数多くのこのような関連会議の参加者に用意した100枚のDVDが届けられました。
その際に、現地でご協力をいただいたのが、本紙「オーストリアからの糸電話」でおなじみの前田晴子さんです。
これは強力な助っ人ですね。長崎から参加された方も、大変助かった、と大喜びだったそうです。
このDVDを準備するのに要した時間は何と2週間。
映像の編集、英訳、字幕の作成、更にダビング。これに並行して英文の説明書まで作ったそうですから、関係者のご苦労は大変なものだったでしょうね。
こちらの写真はタイから参加されたブースにDVDを届けた時のものでしょうね。
フィンさんをはじめ、今回このDVDを届けた方が観てどういう感想を持たれたのか、そういう追跡調査がされるといいですね。

今年の創作講習会は5月と7月の2回行われました。
7月16日のオンラインでは、参加作品の発表が行われました。
参加各作品は創作センターで視聴できますので、是非お聴きになってお気に入りの一曲を探してみてください。
創作センターでは、その後作者が手直ししたものも公開しております。
また、講習会全体の見逃し配信もしております。後日参加の形で参加費1,000円が必要ですが、当日参加2000円よりお得ですね。

オンライン全国うたう会
昨年のひろしま祭典の準備段階から着々と技術研鑽を進めてきたオンライン形式の様々な取り組み。
7月24日に全国42会場をつないだ全国うたう会が開催されました。
この日は、東北交流会、北陸交流会(写真)、阿蘇の合宿交流会が開かれており、それぞれの場からも参加がありました。
こちらは岡山からの初参加。
創作曲「AKB」を演奏。
あきらめない、くじけない、ブレないという70周年祭典の合発で岡山合唱団が演奏した曲です。
この日は、iPADミニだけでも振付付きの素敵な映像が届けられる、という実演になりました。
こちらは最近全国協に加盟したスキップのみなさん。でも活動は古く、12年の歴史。今回は「平和のおたより」を演奏。
ピアノ伴奏ですが、それは映像後ろにちょこっと映っているラジカセから。音は会議用のスピーカーマイクを使ってましたが、全体のバランスも良く、「この程度」の設備でかなり聴けるものができると、そんな勉強もできるこの日の取り組みでした。
こちらは島根の4会場から。新たに協議会が結成された島根の様子を見ることができました。島根では普段の会議もこのようなZOOMで行っているため、送信も手慣れたものでした。
邑智(画面左上)からはハーモニカ伴奏で創作曲を披露。
大田のひだまり(画面右上)の方は、今号3面で紹介してます平和行進の投稿もされてました。
こういう様子が身近に気軽に感じられるのはオンラインの良いところですね。

長野合唱団創立70周年 記念地域コンサート
70周年を向けた長野合唱団が記念に取り組んだのが、地域に出向いてのコンサート。
6月に長野市内でスタートして、8~10月に4か所を予定しています。
演奏機会、うたう会の開催などがなかなかできないコロナ禍ですが、「合唱を聴きたい、一緒に歌いたい」という希望もかなり上がってきたおりました。
そういえば、私たちのうたごえ運動って、戦後娯楽の少なかった当時、歌いたいという要求をタイムリーに取り入れて爆発的に伸びてきたのでしたね。
折しも、来年は関鑑子没50年。
こういう時に原点に立ち返るということを、8面で長野合唱団の方が訴えているような気がします。

核兵器廃絶へ2022
東京→広島コース
兵庫県当番地域では、手作りの平和歌集を作って出発前うたう会、送り出し、そして行進で東播センター合唱団の本領発揮です。
北海道→東京コース
このコースは青森で日本海コースと太平洋コースに分かれ、日本海コースは秋田で2手に、更に新潟でも2手に分かれて、集結地点の東京には4方向から入ってきます。
先週号で、千葉に入った様子をお伝え。今週号は船橋市から津田沼の様子を千葉愛合唱団が伝えています。
千葉県はスタンディング行動を中心に取り組まれています。
市川市では合唱団プリマベラは実行委員会にも参画して細かい司会進行と臨機応変の演奏を組み合わせた準備を行いました。
このコース最終の東京には三方向から入ってきます。
埼玉コース、千葉コース、山梨コースが集結します。
とにかく東京の網の目行進は複雑ですが、特にこの猛暑の中、また時々スコール並みの雨にご苦労様でした。
富山→広島コース
7月30日に島根から広島への引継ぎ式で島根のうたごえ協議会としてデビュー。
参加団体から「うたごえは初めてだけどよかったよ」という嬉しい感想も。

101歳 今も果敢な創作
12月の全国交流会in愛知で演奏される「銀色の翼にのせて」。
モデルは戦没音楽生鬼頭恭一さん。
戦没学生の遺したメッセージといえば無言館ですが、今号ではそのつながりをインタビューでお届けしております。
画家の野見山暁治さん(写真上、中央)は、東京芸術大学の名誉教授で、今もアトリエでキャンバスに向かっています。今年、御年101歳、この写真のように個展を開くほど精力的に活躍されてます。無言館の窪島誠一郎館主と遺族を訪ね戦没学生の絵を蒐集したこともありました。
野見山さんは43年に芸大卒業後に満州へ。病気のため帰国します。
鬼頭さんは、在学中に学徒出陣。ロケット戦闘機「秋水」で特攻出撃する予定でしたが、終戦17日前に事故死。
この辺の来歴を頭に、4面の記事と5面の随想「うたごえ時間」をお読みください。


2022全国教育のうたごえ交流会in愛知
このチラシのように、8月20日に愛知で教育のうたごえ交流会が開催されます。
コロナ禍で子どもも親も先生もかつて経験したことにないような苦労や苦難の連続。
こういう時に、若い人を中心に交流会を行うことの意義は大きいですね。
ゲストは、こちらの名古屋西高校津軽三味線部。
最近の高校生もすごいですね。学校の備品なのかな?

  • 「統一」とズブの関係右翼党
    末永修二
  • モギ私見問題ないと猿芝居
    浜田与志海
  • この3年何がバレても左団扇
    中村昭一

皆さんからの投稿をおまちしております。


本当の意味に沖縄復帰を
沖縄知事選は9月11日に予定されていますが、その応援をリモートで大阪から。
現地までの応援はなかなか行けませんけど、これなら草の根の応援が大草原のように広げることも可能ですね。

もっとも現地での応援に勝るものはありません。8月20~22日の第5次うたごえ沖縄行動もぜひ取り組みを進めましょう。


演奏交流ホットほっと
年金者組合のハーモニカクラブの交流会の様子が寄せられました。
ハーモニカというと小学校以来ですけど、結構ハードルが高いと聞きます。
調ごとに1本つづそろえるのが複音ハーモニカ。
値段が高いけどオールマイティのクロマチック。
ハーモニカ1本でも、音量があるので、街頭演奏でも結構響きます。しかし、複音ハーモニカでは本数をそろえねばならず、かなりの荷物になります。
その点、小学校時代に習ったトンボのシングル・クロマチックS-50はお手軽。
ハーモニカの欠点は、演奏しながら歌えないんですよね。

ハートランド
Vol27 創立30周年記念
夏のコンサート
7月10日
LICはびきの1年ぶりのコンサートは、写真のようにラフスタイルで、さまざまなジャンルから。
後半は、うたごえでもおなじみのナンバーを
合唱団白樺
創立70周年記念
第64回定期演奏会
7月14日
新宿文化センター3年越しの開催にこぎつけました。待ってましたとばかりに楽しみにしていたお客さんは1000人超え!

連載1296回 山の日
8/16~8/22
しゃれこうべと大砲
銀色の翼にのせて「秋水」
舟橋幹雄
日本のうたご全国協議会副会長
(55)月の法善寺横丁
いのちつないで=時の旅人
田中英彦
千葉・合唱団プリマベラ
小村公次
(104)設立20周年のオーケストラ・ニッポニカ
POO-SUN
人生これから
作詞・作曲 山崎義昌
試聴はこちら
神奈川・杉山良江