2022年8月22日号

絵本「へいわってすてきだね」 作家 長谷川義史さんインタビュー
2013年6月23日、沖縄慰霊の日、全戦没者追悼式で与那国町久部良小学校1年生の安里有生くんが朗読した詩「へいわってすてきだね」が注目されました。
当時、多くの方がメロディをつけて歌いましたね。
今号1面では、その詩を2014年に絵本にした長谷川義史さんにインタビュー。
インタビューをしたのは関西合唱団の北林亜弓さん。長谷川さんのファンということです。
長谷川さんは、2001年に『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』で絵本作家としてデビュー。
2003年には『おたまさんのおかいさん』で 講談社出版文化賞絵本賞を受賞、その後、数々の受賞、TV・ラジオの出演をしています。
創作活動のかたわら、自作の絵本を朗読しながら即興で描画する「絵本ライブ」を日本各地で展開しています。
こちらのYouTubeは、絵本風プラカード「戦争やめて」の作者がウクレレで戦争はいややブルースで「戦争法反対」の集会での一コマです。
これはちょっと前の動画です。
最近は、「えほん散歩」という形で独自のトークを発信しています。
現在、姫路文学館で「長谷川義史展」が開催されています。
しかし、なかなか兵庫まで行けないよ、という方も多いと思います。
ネット検索をしますと、さまざまな長谷川作品に触れることもできます。お試しください。

"非核の火"碑前祭
広島の原爆の火が核兵器廃絶を願う平和の火として、各地で灯されています。上野東照宮境内にあったその一灯が、昨年3月に福島の宝鏡寺に移され、碑も建立されました。
その碑前祭に、東京から合唱団この灯が参加して演奏を行いました。
昨年の点火式、8月6日の式典ではコロナ禍のため、合唱団からの代表派遣と、録音演奏でした。
2021年4月12日号
今年も8月6日に行われましたが、この日、広島で開催されている平和祈念式典にリンク。
広島と全国と福島が心ひとつになりました。
碑前祭の前日に、団では原発被災地を見学。
政府の思惑とはかけ離れた置き去りの現実を目の当たりにしました。

コロナ禍で各サークル・合唱団もレッスン、コンサートと運営に頭を痛めていることと思います。
特に、この7月からのコロナ第7波では、感染者の爆発的増加で結構身近なところでもコロナに罹ってしまったという話を聞くようになってます。
そういうことも含め、この時期に指導講習会が開催されるというのは意義が大きいものです。
例えば、今年の会場は講堂を使いました。
コロナ感染対策で一番に言われてきたのが三密の回避。
広い会場で、間隔を取ってレッスンを行うというのは、大切なことで、参加者はそうの大切さを痛感されたことでしょう。
副次的効果としては、響きが良く心地よい合唱ができたという感想が寄せられています。
しかし、広い会場というのは、誰もが容易に使えるというものではありません。
場所の確保が難しい、コストがかかる、という問題があります。
コストについては、以前のうたごえ時間に行政に利用料の削減を申し入れた、という随想が掲載されましたね。これがうまくいった自治体、そうでない自治体とでてきていると思います。
まだ、利用料減免の措置が取られていない自治体では、この機会に、粘り強い交渉を続けられてはいかがでしょうか。
さて、本題。
今回の講習会のプログラムはこちらを参照してください。
おなじみの工藤俊幸先生の指揮法特別講座、太田真季先生の発声講座、指揮法基礎コースの渡辺享則副会長、同応用コースと合唱講座は守屋博之先生。
そして、今年の特別講師は、昨年のひろしま祭典で素晴らしい「大地讃頌」の指揮をしていただいた寺沢希先生をお迎えしました。
それぞれの講習内容については4~5面の特集をお読みください。
5面の参加者のコメント。
「若者のサブカルチャーも知ってほしい」ということで例として提示されていたのが、アニメソング。
絹の道合唱団の横山琢哉先生が慶応大学の合唱団の指揮もしているそうです。
こういう世界です。
そういえば、最近は「戦争むりぽん、平和らぶい、人権バリ守る」って言うんですって、選挙ギャルズは。

ブロック交流会、合同練習会
うたごえ交流会を東北6県で持ち回りでやっていますが、今年は山形。
リアルとオンラインのハイブリッドで開催され、現地が12団体70名、オンラインで17団体50名の参加でした。
コロナ前の2019年は宮城で開催され、特別企画として300人で歌うぞうれっしゃが取り組まれました。
このように毎回多彩な企画で取り組まれていますが、コロナ禍での工夫としてこれだけの参加者をオンラインでつなぐという、技術的にかなりいい線まで来ているのですね。
北陸のうたごえ交流会 石川県野々市フォルテ小ホールで開催されました。
北陸といえば、2006年が福井、2017年に石川で祭典を行っています。それだけ地域の結束力が他界ということでしょうか。
確かに、下記の保育合研の取り組みでも、福井からのサテライト中継に取り組みますし、先週号でお伝えしたように、全国オンライン交流会にもこの会場から参加をしていましたね。
九州のうたごえ交流会九州のうたごえ合宿講習・交流会in阿蘇が3年ぶりに開催されました。
ところが直前になって指揮者とピアニストの先生がコロナがらみで不参加に。急遽ピンチヒッターを立てての運営でしたが、無事交流会を終えることができました。
この日に開催されていた全国オンライン交流会にも、講習で取り上げたばかりのキエフの鳥の歌で参加。

再来年の日本のうたごえ祭典開催地の佐賀からは力強い決意表明がありました。

中央合唱団日曜講座中央合唱団では4月から月一回日曜日のお昼に太田真季さんから発声指導を受けながら、新しい曲も覚えられる」講座を開設しています。
もともとは団内企画だなったのですが、もったいないということで、公開講座に。
これまでの様子を5面でお届けしております。

こちらは8月7日の様子。
興味のある方が、いまからでの受講してみませんか?詳細は5面で。

核兵器廃絶へ2022
東京→広島コース
5月6日に東京と出発して91日目の8月4日に2022国民平和大行進は広島に集結。
広島のうたごえ協議会では、幟を掲げて出迎え演奏を行いました。
この写真はペナントピース・アピール。
昨年は11,000本のペナントピースアピール行動でしたが、今年は全国の自治体首長、議会議長、各地のみなさんから集まったペナントは14,000本!
これをコースごとに掲げて「核兵器をなくそう」と世界に向けたコールが行われました。

第54回全国保育団体合同研究集会
8月20日~21日
高知県民文化ホール
「学ぼう、語ろう、つながろう
子どもの命と育ちと平和のために」

8月20日18時~20時、うたごえ自主交流会は高知をセンターに、東京、大阪、愛知、京都、福井を結んで開催されます。

ZOOMで開催される交流会はどなたでも参加できます。
このQRコードを読み取ってください。


ワンマンバンド 佐藤周平さん
こちらはおひとりで担いでいる楽器は全部で7つらしいです。
右の写真で見えているだけでも、アコーディオン、ピアニカ、金管系のラッパ、右手のところにあるのがビブラスラップ。「禁じられた恋」で要所要所に出てくるあの竹刀を敲いたようなバシャーンって音のパーカッションですね。
下の写真では、なんとドラムまでしょってますね。それを足で操作。更に、口にはハーモニカをくわえています。
もう大変、両手に足、口まで総動員してその総重量はなんぼと思います。
答えは3面で。
東京・絹の道合唱団では、八王子駅前でNoWar集会に参加しています。
本紙7月11日号でもご紹介しましたが、今回はさらに詳しく、ご本人へのインタビューも加えてズームアップしております。
今月の集会は8/20に。レパートリーをさらに増やしてうたごえとのコラボを楽しみにされているそうです。

  • 五輪服AOKIは金のなる木なり
    バイオ亭長浜
  • まだコロナ去らずサル寝入り込む
    金倉俊嗣
  • 道理なき国葬強行墓穴掘る
    酣翁

皆さんからの投稿をおまちしております。


みんなで作った平和公園
川崎市の中原平和公園は47年前に変換された元米軍基地。
このみんなでつくった平和公園でみんなでつくろうコンサートが開かれました。
全19団体の参加者の中で、神奈川のうたごえから3団体が参加しました。

音楽の出会い広げて
青年サークル ザ・イスカンダル主催のハーモニー交流会が開催されました。
もともと団内交流会だったものを
地域の人にも聞いてもらおう、
それならうたごえらしいことも、
えいっ!地域の人にも広げちゃえ、
と、企画はどんどん膨らんでいったようです。
それでも、青年のパワーなんですね。そんな風船みたいに膨らんだ夢を叶えちゃうんですから。
そしてこの6面の記事の圧巻は参加者さんなどの声声声・・・
皆さんの企画作りにも参考になりますよ。

名古屋青年合唱団
七月の音楽会
オラトリオ鳥の歌
7月31日
三井住友海上しらかわホール

メインテーマのオラトリオ「鳥の歌」の構成について、新実真琴さんの詳しい解説は読んでいるだけでステージが目に浮かびます。
是非とも聴いてみたいものです。


連載1297回 クニ
8/24~9/4
白い花の咲く頃
林太郎さん
きむらいずみ
山形センター合唱団
(56)組織された”懸命の塊”
私の子どもたちへ
菊池純子
岡山合唱団
二人の父を継ぐ
北山たけし
あいみょんが楽しみな秋
祈ること、歌うこと、声を上げること
作詞 榎本哲夫 作曲 丸山征四郎
試聴はこちら
広島・堂垣内一恵