2019年12月2日・9日号

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2020年NPT再検討会議& 原水爆禁止世界大会NYへ
既報の通り、来年4月の核不拡散条約(NPT)の再検討会議がニューヨークで開催されます。5年ごとのこの会議には、その成功を願って多くの国からの人々が現地で国際共同行動をとっています。 20191202-01NYK
被爆75年にあたる2020年は、毎年開催されている原水爆禁止世界大会を、この機会にニューヨークで開催しようと計画されています。

その場所がこちらのリバーサイドチャーチ。2010年のNPT行動で、うたごえコンサートを行ったところです。

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この取り組みについて、今号1面で、原水協の安井事務局長と日本のうたごえ全国協議会 田中嘉治会長の対談で詳しく伺いました。 20191202-06Gensuikyo
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安井正和

原水爆禁止日本協議会事務局長

田中嘉治

日本のうたごえ全国協議会会長


高校生が受け継ぐ"火〟の心

福岡県星野村に持ち帰られた広島の原爆の火。「平和の火」として現在も八女市によって保守されています。

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星野村で灯されてきた火がその後、長崎の原爆瓦から採火し合わせてて「平和の火」として、全国・世界にも分火されています 20191202-12Sakuragaoka
さて、今号12面の特集は、愛知県・桜丘高校。

桜丘高校には全国唯一、火の塔が建てられています。

桜丘高校の『火』を歌う曲を作曲、投稿者の藤村さん

1989年にこの塔が建てられたことをきっかけに「遠ざかるまい この火から」という合唱構成が作られました。

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今年は建立30周年。

その記念イベントで、抜粋演奏に藤村さんが指揮をされました。

来年の被爆75年には全曲演奏をしたいね、と関係者は抱負を語っています。

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大安寺国際縁日で

昨年1月にベトナムとの音楽交流を行った奈良蟻の会合唱団。その時のご縁でお寺さんの国際縁日で演奏活動を行いました。(12面)

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象列車・インディラ70周年ファミリーコンサート

杉並、練馬、港区のぞうれっしゃ合唱団の合同コンサートが開かれました。

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ネール首相役の酒井崇さん 象使いの娘はみなとの岡庭さん
余談ながら、最近の中学の教科書では、ネルー首相と記述されています。


こども・いのち輝け!合唱団

「人は一人では生きていけない。だから友だちや、家族、地域の大人たちとのつながりが大切です」という言葉を実践している小学校で「うたごえ」が根付いています。

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うたごえと文化祭とハロウィーンと、大忙しの子どもたちの様子は5面でお読みください。

「パプリカ」も歌って踊って。楽しそうです。

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2020年へ始動・埼玉の取り組み

1月の合唱発表会では話題のQUEENの曲をとりあげるなど、つねに時代と共に歩む埼玉合唱団。

来年は、Women of the Worldコンサートや、電通祭典の計画などなど。

今号4~5面での東京、大阪、埼玉の活動は、皆さんの今後の取り組みの参考になるでしょう。

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今年の中央メーデーでWomenのリーダー植田あゆみさんとのコラボで「翼をください」を歌いましたが、埼玉でもこの取り組みをします。

お薦めのコラボですので、皆さんの地域でも招聘しませんか。

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杉原千畝~人間愛と国際平和発信
東洋のシンドラーと呼ばれる杉原千畝さん。

6000人の命のビザについては、ご存知のかたも多いことでしょう。

これだけの歴史を残した方ですが、戦後は、外務省からの訓令違反を問われており、名誉回復がなされたのは死後14年も経っていました。

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その杉原さんを顕彰する記念館がリトアニアのカウナスにあります。

その館長のシモナスさんがこの度来日して、神戸でうたごえとの交流をおこないました。

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一昨年、「悪魔の飽食」のバルト三国公演が行われました。それを契機にシモナス館長の来日、交流へとつながりました。 20191202-06Sakura
2008年にはミュージカルが作られており、音楽は中島みゆき、主演は吉川晃司。

そのタイトルは「SEMPO」

さらに2015年には、うたごえ合唱団の指揮・指導をされていた安藤由布樹さんが「杉原千畝物語 オペラ 人道の桜」を制作しています。

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他にテレビドラマにもなったり、人間愛にあふれた杉原さんの生涯は、フジTVがドキュメンタリーで扱った以外は、生前あまり注目されなかったというのは残念です。 20191202-07Akuma
一方で命のビザで救われた多くのユダヤ人が、メモリアルとして、イスラエルの通りにスギハラと命名しています。

ベルギー・アントワープののダイヤモンドを扱うお店の多い一角にもスギハラ通りがあり、日本とは対照的な対応です。

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さて、今号のこの7~8面での特集にもう一つ面白い箇所があります。

バルト三国の話ですが、1990年にソ連支配から独立した経緯が100万人の歌の鎖。

歌のまつりはバルト三国で数年ごとに開催され、いまでは世界遺産として登録されています。

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リトアニアのはナチスによる虐殺の跡が多数残されています。そんな中で命のビザで救われた人々。

この一枚の写真に残っている当時のビザと名簿が、杉原さんのヒューマニズム溢れた偉業を語っていると思います。

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今号では、東京のうたごえ青年部の岩崎あすかさん。

2016年に全国青年のうたごえ祭典を東京で開催。

当時ジワジワとうたわれる機会が多くなっていたHEIWAの鐘の作者、ユキヒロさんとの協働体制を確立。

創作にも取り組んできました。

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1月の70周年祭典は数年間の取り組みのゴールではなく、きっかけとして、取り組みの中で、仲間が成長していることを実感している、と語っています。

(3面)

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種子法廃止ってなんだ!
いままで本紙には登場していなかったキーワードが増えました。

「種子法」

これまでは各都道府県が責任をもって種子を開発・増殖をしてきましたが、この4月にその義務がなくなりました。

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また、作物から種をとる自家採種も原則禁止の方向。さらに、大企業から買わざるを得ない種子も一代限りの種なしスイカの種のようなもの。

この危険性について愛知子どもの幸せと平和を願う合唱団の比留間優子さんから投稿をいただきました。

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消費税 5%に戻そう!
10月1日に10%に上がった消費税。

もう、政権内からは欧米並みの15%だ、とか20%だ、という声が聞こえています。

消費税1%で2兆円相当といいますから、まだ10兆円だ15兆円足りない、ということでしょうか?

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そもそも、国の借金が1000兆円をこえているのに、ちょこちょこといじったところで焼け石に水。

まずは消費税を下げて、消費をあげて、生産が増えて、給料上げて・・・これで税収ってもっと増えんじゃないの!

消費税反対の歌でお薦めは、本紙2011/2/14号紹介曲の「消費税ぶし」。福岡県大牟田市で開催されました全国創作合宿で生まれたものです。

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視覚障碍者の生活を守る会から発展したうたごえサークル。今年は交流の部への推薦をうけ、京都へ行ってきま~~す。

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愛媛のうたごえ協議会では、貸し切りバスで京都へ。うたごえ喫茶を開催して、その資金集めをやってきました。

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富山県内でもうたごえパワーが低かった地域でうたごえ喫茶を開催。ニーズを掘り起こし、定期化にすすんでいるようです。

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被爆ピアノをつかった平和コンサートが活況です。

演奏曲に「われら愛す」。作詞者が山形出身の、君が代に代わる国民歌としてつくられた曲です。

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女性のうたごえ交流会

兵庫のうたごえでは安広真理さんを講師に女性交流会を開催。

「風よふるさとよ」を作曲して感じたことなどが語られました。

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釧路

2020年北海道のうたごえ祭典in釧路にむけて、全道創作合宿が開催されました。

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チューターに福井センター合唱団の齋藤清巳さんをお迎えしました。

夜を徹して(多分!)作られた曲は13曲。

その中の1曲が今週の紹介曲です。

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「夕日の街 釧路」

氷が輝くさまを「しらしらと」というのでしょうね。

北海道の情景が目に浮かぶ曲です。

しらしらと氷かがやき千鳥なく釧路の海の冬の月かな

は、啄木の歌です。

20191202-09SosakuHappyo

  • 税金を使い買収花見会長谷川節
  • 改憲の桜夢見て見放され菅野 章
  • 来る年の桜散るころポスト安倍来島快挙

皆さんからの投稿をおまちしております。


修学旅行生も署名を

長崎といえばおなじみの署名スポット、ハマクロス。

前回、長崎に行ったのが2010年の祭典ですから、2011年オープンのこの場所へはなじみがないですけど、これだけでてくると、なんとなく既視感が。

20191202-08HotLine

三島どんぐり合唱団が出演した映画
非正規労働者の大量リストラをテーマのこの映画。

三島どんぐりが出演しています。

監督は神山征二郎

音楽は池辺晋一郎

主演は石黒賢、中山忍

来年公開予定。

まだ公式サイトは立ち上がっていないようですので、こちらのブログをご覧ください。

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この秋の音楽会
西宮さくらんぼ合唱団

愛と平和のコンサート

~希(ねがい)

10月22日 西宮市民会館

声楽家の内海綠さんの鑑賞記は、他の合唱団の皆さんの企画構成検討のアイデアになるかも。

20191202-10Sakuranbo
統計オンチコーラス

創立65周年コンサート

手をつなごう~あなたと

10月26日

東京・牛込箪笥区民ホール

鑑賞記をお寄せいただいた木下そんきさんは、創立当時学生でアコーディオンを担いでいたそうです。

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千葉合唱団

第20回演奏会

10月27日 千葉市民会館

安藤由布樹さんが療養中のため、団ピアニストが指導をされているコンサートを、平和をねがう音楽家の会会長の堀口弥生さんから鑑賞記をいただきました。

20191202-10Chiba
うたごえ人生50年記念

小橋j省治独唱会

11月1日 北九州芸術劇場

女声合唱団ビオレッティの指揮者の方です。

同じ福岡県の合唱団福岡あらぐさの指揮者行徳未麻さんの鑑賞記です。

20191202-10Kobashi

東京・春・音楽祭2020
ベートーベン生誕250年のほか、ワーグナーシリーズ、プッチーニシリーズなど多彩な企画の第16回「東京・春・音楽祭」が来年3月13日~4月18日の一カ月以上にわたり、東京上野で開催されます。 20191202-10HaruOngakusai01
会場は東京文化会館、奏楽堂のほか、上野公園内の美術館、博物館での展示企画、屋外では無料ミニコンサートなど。

こちらのプログラムをごらんください。とにかく内容が豊富。料金もそれなりにお高いですけど。

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連載1171回

人口減少


12/7~12/15


太陽のあいつ


英語の歌

轟志保子

(日本のうたごえ全国協議会副会長)


(35)「任命責任」とは何か


「地底のうた」

佐藤鷲郎

(福岡・新日鉄八幡うたう会)


和の芸能「和力」主宰

加藤木朗

第60回(最終回)とっぴんぱらりのぷう


少年時代の悲哀がこもる

「からたちの花」


ビートルズのDNA



①今宵、月の瀬で
逢いましょう

②バッハ イタリア協奏曲

稲垣稔/松本吉夫


NO SMOKING


2020年釧路祭典テーマソング

夕日の街 釧路

作詞・作曲 伊藤俊雄、伊藤幸江、岸上瑞恵、番藤美知子、桑田康徳、前田程子、齋藤清已

演奏試聴はこちら




20191202-10MiwaSpotLight

CD川口真由美3rd

「このクニに生きて~沖縄・平和を歌うⅢ」


20191202-08Etegami

京都・黒田愛子さん

20191202-08Neko

仙台・佐々木治代さん