2023年12月11日号

パレスチナに平和を! 戦闘の即時中止を!
ハマスによるイスラエル攻撃に端を発したパレスチナでの戦闘が激化しています。圧倒的武力とアメリカなどの支援を受けているイスラエルの過剰ともいえる報復攻撃に世界から非難のこえが上がっています。
今号1面では、東京・千代田区のイスラエル大使館前に行われた戦闘の即時停止を求める緊急行動について取り上げています。
取材には、三輪編集長自ら。
千代田区麹町にある大使館前の歩道に座り込んでいる人たち。
歌で抗議をする人。
横断幕を掲げる人。
上の写真のように「反ユダヤでない」というフレーズは、先週号の「オーストリアからの糸電話」でも触れてましたが、イスラエルを非難すると「反ユダヤか?」とみられる風潮があるらしいですね。
日本では、イスラエル非難=反ユダヤという発想は多くはなかったと思います。どちらかというと杉浦千畝の「6000人の命のビザ」の話のように、民族としてのユダヤ人には同情的だったと思います。
しかし、ことが国家ということになると、ユダヤとかそういうことではなく、ロシアでもどこでも「戦闘はすぐやめろ」「話し合いで解決を」という基本スタンスで訴えたいところです。
イスラエル大使館。
戦闘の即時停止の申し入れ文書を届けに行くには、当初は10人限定。
その後、5人限定に。
警備にあたる警察官。

Stop War!

沖縄を再び戦場にさせない県民の平和大集会が行われました。自衛隊の基地建設など、着々とすすむ戦争準備に1万人超の抗議の声が上がりました。
大阪のうたごえは鴫野駅前でイスラエルによるパレスチナ侵攻に抗議して、戦争反対の曲を選んで演奏をしました。
神奈川うたごえに乗せて「ガザの子どもたちの命を奪わないで」などの訴えをJR桜木町駅前で行いました。
三多摩青年合唱団は、ロシアのウクライナ侵攻の停止を求めてスタンディングを続けて29回。さらに、ハマスとイスラエルの戦闘停止の訴えも加わりました。

第56回山形のうたごえ祭典
~みんなで創る音楽会~
11月5日
山形市遊学館ホール
今回初の企画として県内5か所の歌う会の合同歌う会が行われました。
第6回山形二胡フェスティバル
華音コンサート
11月4日
山形・やまぎん県民ホールスタジオ1小林康浩さんの「白鳥の歌」が演奏されましたが、この曲の背景などが語られております。4面。

第66回信濃のうたごえ祭典
11月25日
若里市民文化ホール

足でキーボードを弾く「ふーちゃん」と一緒に「翼をください」

「ぞうれっしゃがやってきた」全曲演奏の提案が祭典開催のきっかけに 大地讃頌、こわしてはいけない、スタートラインなども取り組まれました

第34回平和のための信州・戦争展2023年11月3日(金)〜5日(日)
松本市勤労者福祉センター

長野県うたごえ協議会では戦争展のためのうたごえ版戦争展チラシを作成。「こわしてはいけない」「スタートライン」などをうたう合同合唱団の募集をしました。

11月4日(土)、大会議室で「こわしてはいけない」1,2,6章、「スタートライン」から「Peace be with you」「すこしずつ」を演奏しました。

先週号に引き続き、「つながりあそび・うた」研究所の町田浩志さん、まっちゃんのインタビュー記事。
「遊び」や「歌」を研究しているだけでなく、保育全般に関わる諸問題についても取り組んでいます。
コロナ禍で人間関係も微妙に変化しています。
人とは「話さない方がいい」「距離をおいたほうがいい」など、脳や体が自然とストップしてしまうことがあります。
こういう問題について、まっちゃんは講習会で、ウイルスは正しく怖がろう、という視点から話を進めていっているとのことです。

  • 夢も醒め一皮むけば過激団
    菅野章
  • 首相始球式球は大きく右に逸れ
    アモーレとラッセル
  • 「還元」の元手はすでに使い済み
    金倉俊嗣

皆さんからの投稿をおまちしております。


荒木栄第38回記念祭
10月26日は荒木栄の命日。
昨年は没後60年、来年は生誕100年になります。
記念碑のある米の山病院前で記念祭が執り行われました。
来年の佐賀でのうたごえ祭典ではきっと荒木栄作品はいろいろと演奏されることでしょう。

ユートリヤ祭
生涯学習センター
利用者の交流と発表11月5日・12日
すみだ生涯学習センター(ユートリヤ)で利用者の発表、交流会が開かれ、新婦人墨田・かんなうたごえサークルが参加してうたう会をワークショップ形式で取り組みました。

絹の道合唱団
うたごえ創立75周年記念音楽会
うたごえよ明日のために
10月28日
東京・小金井宮地楽器ホール小村公次さんの高評価だったうたごえ75年の曲で構成した第3ステージの様子をぜひ観たいと思いますが、DVDで記録されているのかな?

コロフェスタin長野
~善光寺
一度は参れ、歌を連れ
11月4日、5日長野県で開催された合唱のお祭りに三多摩青年合唱団が出演。
コロフェスタの主催団体と関わりのある栗山文昭先生と指揮者の赤坂有紀先生との関係で参加へ。
合唱人集団「音楽樹」が2001年から「コロ・フェスタ」と称する合唱のお祭りを開催しています。
ホールでのメインコンサートと、街頭での街角コンサートを行っています。
合同演奏曲は「お猿のかごや」など。
この曲は作詞作曲者ともに長野県出身。
曲つくりは東京でしたが、故郷の山道を思いながら書き上げたとか。
てっきり神奈川県小田原市の曲と思ってました?!

地域アーチストの発掘・育成
ナマステ音楽会ヒンズー語のあいさつ言葉「ナマステ」は便利なもので、会ったとき、別れの時、朝昼晩いつでも使えるらしいです。
愛知県稲沢市の福仙寺の副住職が呼びかけた音楽会にコーラスかえるの皆さんが参加しました。

大阪・八尾
2つの市民まつりコーラス3びきのくまは
10月29日 八尾エスタ
11月3日 やお市民まつり
で演奏しました。野外なのでピアノは使えず。そんな苦労話が感動的です。

11月13日号1面でご紹介した平田オリザさんの記事はご記憶に新しいところ。
芸術の3つの役割について論じておられました。
これに対して、宮城県女川町の方から「記事に感銘をうけた」と連絡をいただきましたので、3面でご紹介しております。
東日本大震災で失った獅子頭と「潮騒太鼓」が今年復活しました。
平田さんがいう芸術の社会における役割とは
1.無形の公共財
2.コミュニティの形成・維持
3.社会的機能、無意識のセイフティネット。
震災後高齢化で孤立するお年寄り、町民に勇気を与えたのは、まさにこうした役割が発揮されたもの、ということですね。

連載1356回 字を作った
12/11~18
手のうた
花粉症対策の真の狙いは
田中嘉治
日本のうたご全国協議会会長
(112)沖縄を返せ
スローバラード
斉藤清巳
福井センター合唱団
正欲
勝利の朝を信じて
大熊啓作詞・斉藤清巳作曲
試聴はこちら

さよならほやマン岡村朋子(宮城県)
京都・黒田愛子