2022年7月25日号

唄う落語家 桂文福さん
今号のTOPは文枝一門の桂文福師匠。
きっかけは神戸市役所センター合唱団の「神戸笑いっ子センター」主催の「窮状会見NO!桂文福独演会&うたう会」。

本紙6月20日号の桂吉弥師匠に続いてうたごえとのコラボが進んでます。こういう時期に、豪快な笑いを楽しむ。うらやましい企画です。

こちらはお手製の案内チラシ。
枠線がピンクでかわいい感じ。失礼ながら、ご本にのイメージにちょっと合わない気もしますが、和歌山県の桃の産地のご出身と聞いて、郷土愛溢れるやさしさがにじみ出てます。
このチラシの中に応援出演として遠峰あこさん。アコーディオンを抱えた漫談です。
そういえば、寄席でアコーディオンのある風景は多々ありましたね。
昔なら、林家三平師匠。おつきのアコーディオンは慶應ボーイの小倉義雄さん。ちょっと前まで東京のうたごえ喫茶でアコ伴奏をされてました。
三平師匠の舞台の時と同じ全くの無表情で。
さて、本題。
まずは、こちらのYouTubeをご覧ください。相撲甚句や河内音頭を得意として、ネタに世相風刺を取り入れているところが面白いです。
69歳の唄う落語家。
年齢的には、昭和30年代の歌謡曲大好き世代さんとお見受けします。
そのせいか、漫談の中で取り上げるネタもそのころの昭和歌謡が多いようです。
高校三年生の替え歌って、どんなんでしょうね。
ネット検索すると、「こうこう」を「とうとう」に置き換えた、「とうとう高齢者」というのがヒットしましたけど・・・
文福一座を形成して、多くのお弟子さん、孫弟子さんを抱えています。
コロナ禍で大変な時もありましたが、こういう時はYouTubeと。未知の世界にも果敢に挑戦されています。
来年は70歳。
もっともっとコキ使ってゆきましょう。
はい、おあとがよろしいようで。

「スタートライン」作曲家の思い
新実徳英さん
「昨日よりも優しくなりたい」
新実徳英さんと詩人和合亮一さんが取り組んだ「つぶてソング」。
震災復興支援という面から優しい曲が多かったと思います。
このお二人の出会いが2007年の福島市政100年記念事業で讃歌「ふくしまをてのなかに」(吹奏楽バージョン音源)
軽快な曲です。
今回の「昨日よりも・・・」もとっても軽快なリズム感あふれる仕上がりです。
和合さんってどんな方?とか、最近のお付き合いとか、面白い話が4面に詰まっています。
右写真は、栗山文昭さん指揮による栗友会合唱団の演奏。
本当は、新実さんご自身が振りたかったそうです。
信長貴富さん
「すこしずつ」
もう20年近くうたごえとの関係を構築されてきました。
全国合唱発表会でも信長作品を取り上げる合唱団が多いですね。特に「初心のうた」また谷川俊太郎の詩に作曲した作品が取り組まれているようです。
最近では、編曲をされた「群青」がよく歌われています。
神戸市役所センター合唱団からも2曲の委嘱を受け、お付き合いも深まっているようです。
こういううたごえとのお付き合いの中で、私たちへのアドバイスとして「歌う仲間を増やそう」と提言されています。
例えば、コンサートでは、まず楽しいと思ってもらえる曲で聴き手をつかむこと。楽しければ、だんだんと考え方も変わってくる、という次第です。
井上鑑さん
組曲「坂道にて」
今回のシンポジウムにはお仕事の関係でご出席いただけませんでしたが、演奏は、名古屋青年合唱団の武藤佳子さんがソプラノソロで。

今回の演奏会の様子の一部は全国協の「スタートライン」サイトで試聴できます。
また、楽譜集のお求めはお近くのうたごえ合唱団か、音楽センターで。


青年メンバー増やして地域活性化
神戸市役所センター合唱団では、次代を担う青年をたくさん、うたごえに迎えようとチームを結成。
その名もユースコラールAsNARO。
同団の青年を中心に周りに呼び掛けて結成しました。2012年7月のことです。
あれから10年。
目の前の目標として、いずれも兵庫で開催される、
2024年青年祭典
2025年全国祭典
開催のための戦力として育ってきたということでしょう。
といっても、そう平坦な道のりではなかったと思います。
昨年の自治体のうたごえ祭典、2018年の全国合唱発表会(小編成の部)に出場してます。今後も場数を踏んでください。皆さんで応援しましょう。

2022全国青年のうたごえ交流会inみやぎ

~未来へつなげ!笑顔と平和を!
8月27日(土)~28日(日)

昨年は愛知でリアルとZOOMのハイブリッド開催でした。


名古屋青年合唱団
7月の音楽会
オラトリオ「鳥の歌」
7月31日(日)
14時、17時30分
三井住友海上しらかわホール
オラトリオ「鳥の歌」は「人間をかえせ」の峠三吉、「原爆小景」の原民喜ら原爆詩人の詩に、作曲家尾上和彦が曲を付けた組曲です。
この曲は1960年に小オラトリオ「私は広島を証言する」の初演で始まり、何度も手が加えられ、今回の演奏を最終版とするそうです。
尾上和彦といえば、1969年に発表された「わたぼこの中に咲いた花」などを作曲しています。
また「竹田の子守歌」を現地で採譜して、赤い鳥でヒットしたという経緯もあります。
7月の音楽会第1部では、藤村記一郎さんの作品、創作曲、コロナ禍川柳を元にした「君の川柳」、75年記念作品集「スタートライン」からも演奏予定です。

核兵器廃絶へ2022
富山→広島コース
石川から6/24に引き継いだ行進は7月2日に京都に引き継がれました。
通し行進者の日本山妙法寺の住職さんは、行進中に福井のうたごえの皆さんが歌っていた「ヒロシマの有る国で」の一節を引用して、うたごえに励まされたとご挨拶。
東京→広島コース
高槻~吹田の平和行進が3年ぶりに行われました。
こんな七夕飾りを掲げて行進。
さぞ目立ったことでしょう。
写真では読みにくいですけど
「ウクライナに平和を」
「核兵器の廃絶を!」
「武器で平和は創れない」などとねがいが書きこまれています。

昨年はリハーサルなしのぶっつけ本番。様子は、10月30日のオンラインうたう会でご覧ください。
今年は・・・
久しぶりのステージということは問題もあったようですが。
やっぱりやってよかった、という感想も多々。
他の団体の演奏を聴き合うことが大切なんですね。

恒例の「まなぼ企画」が開催されました。
前半は、今年の日本のうたごえ全校交流会in愛知の特別音楽会(12月4日)で初演される組曲「銀色の翼にのせて」。
その作曲者篠田昌伸さんをお迎えして、公開練習と作曲者の思いや工夫を学びました。
学ぼ企画後半は、本番指揮者山本高栄先生による合唱練習。

この時期に67人が集まった企画。全国交流会に向けて地元のパワーが着々と蓄えられえていることを感じます。


  • 安倍報道暴失妄言吹き飛ばす
    桶川のジョー
  • どこまでも無痛無自覚聞かぬ耳
    金倉俊嗣
  • 逼迫は電力だけか財政も
    バイオ亭長浜

皆さんからの投稿をおまちしております。


核兵器禁止条約採択5周年
5年前に核兵器禁止条約が採択されたのですね。そして先日開催された第1回締結国会議に代表派遣をした核兵器禁止条約の会・長崎から会議の報告がありました。
日本政府への条約参加を求める思いを込めて「青い空」を歌いました。

うたう会・演奏普及ミニレポート
小松うたおまい会のうたう会が開かれました。プロジェクターに写されているのは「折り鶴」です。
わかちばーずでは、平和を希求するうたごえの映像をFaceBookにあげました。
昨年12月ごろからコツコツの撮りためた映像をアップしていたのですね。

北海道合唱団
定期演奏会
また逢えましたね やっと歌えました
6月26日
札幌サンプラザ
その様子はYouTubeでご覧ください。

連載1293回 移調楽器
7/25~7/31
浜辺の歌
心に響くことの難しさ
轟志保子
日本のうたご全国協議会副会長
(52)柿の木坂の家
花をおくろう
いがらしのりこ
神奈川・うたごえ喫茶燦々
演歌まっしぐら 山口ひろみ
吉田拓郎 ラストアルバム
ねがい 大人たちへ
作詞 三輪アイ子 作曲 大西進
試聴はこちら
茨城・佐藤良子