2023年6月5日号

自衛隊強化・拡大による沖縄県民の怒りと不安
アメリカ軍の新たな海兵隊の部隊「MLR=海兵沿岸連隊」を沖縄に配備計画が明らかになってます。お隣の鹿児島県・馬毛島では島全体が自衛隊基地化のようです。日本全体で自衛隊が強化・拡大されようとする動きに、那覇市在住の詩人・芝憲子さんに、今の沖縄を寄稿していただきました。
本紙では、数年前に「沖縄の叫び」という連載企画に取り組んできました。昨年芝さんは「沖縄は叫ぶ」を発表、これに池辺晋一郎さんが曲を付けました。その初演の様子は本紙2022年9月5日号でおつたえしております。
ロシアによるウクライナ侵攻を千載一遇のチャンスとばかりに自衛隊の急激な強化を図ろうとする今の政権。国民の素朴な危機感を煽るようなとんでもないことではないでしょうか?日本には憲法九条という世界への約束があるのですから、それをまず率先して履行することが、この世界を担う次世代への責務と思うのですけど。
次世代へは、「異次元の少子化対策」を打ち出していますが、アメリカの言いなりで兵器の爆買い予算が5年間で43兆円とも。これだけあれば10個ぐらいのマルチバースでの、少子化対策ができるでしょうけど。

今年の日本のうたごえが各地で開催する講習会は、あと11月の佐賀での創作講習会を残すのみとなりました。
今号では、4月14日~16日に松本で開催された全国指揮・合唱指導講習会の様子をお伝えしております。
今回の注目点は、池辺晋一郎さんの理論講座(2日目夜)と2日間にわたる合唱特別講座。
理論講座は、田中嘉治全国協会長とのトーク形式で「うたごえ75周年記念委嘱作品集『スタートライン』」について。
合唱特別講座では、8月の祭典で演奏される「スタートライン」と「アメイジング・グレイス」を直々にご指導!
その様子は、YouTubeで限定公開されておりますので、この機会にご視聴いただき、北海道祭典での全国合同への自主トレにお役立てください。

また、「スタートライン」収載の新実徳英作品「昨日よりも優しくなりたい」は、西日本合唱講習会(奈良)での、新実さんによる合唱講座の様子がYouTubeで限定公開されています。こちらもご活用ください。

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指揮法基礎講座
渡辺享則副会長
指揮法初級
山本忠生氏
発声講座
太田真季氏
指揮法特別講座
工藤俊幸氏

祝卒寿 P子さん
「おかげさまでいつの間にか90歳」とおっしゃる橋本安子さんこと、「家路」のP子さん。その卒寿を祝う会が開かれました。
「家路」については、本紙2021年5月10日号でお伝えしたように、同年2月27日に42年の歴史に幕を引きました。
新宿三丁目のお店は閉店になりましたが、「家路のともだちの会」では、閉店後もJR阿佐ヶ谷駅の近くのレンタルスタジオなどでうたう会を開催。
8面記事では、最後に「Love & Peace]「みんなのうた」が大合唱されたとのこと。
新宿三丁目時代にP子さんが「Love&Peace」を必ず歌い、「この曲はずっと歌い継がれなければなりません」と言っていたことを思い出しました。
1960年代~70年代の新宿には、「どん底」「カチューシャ」「灯」などのうたごえ喫茶が若者の娯楽の場として定着していましたが、当時の若者が、その後もこうやって往時をしのび、健康寿命の維持に頑張っているようです。
このレンタルスタジオでは、当時の「どん底」ファン、「カチューシャ」ファンの方たちも、当時の懐かしい拡大コピーの豆歌集を持ち寄って、週末のひと時をたのしんでいます。
1回2時間のうたごえを月8回開催している
いつまでもお元気なP子さん
こちらは27,28歳ごろと思われるP子さん。
白黒写真でしたが、最近のデジタル技術でカラー化してみました。

祭典全国合同曲への参加の呼びかけです。
今号では、「スタートライン」から、新実徳英さんの作曲による「昨日よりも優しくなりたい」と「アメイジング・グレイス」についてワンポイントアドバイス。
新実さんの「昨日よりも優しくなりたい」については、上述の西日本合唱講習会(奈良)での、新実さんによる合唱講座の様子をご参照ください。
こちらは川島沙奈さん。
特別音楽会Ⅱの「アメイジング・グレイス」のソプラノソロをご担当。
5月3日・4日に新緑の芸術の森アートホールで北海道のうたごえ合唱講習会が開催されました。全道各地から118名が参加。
講習会では、初日の発声練習をやっていただきました。
この講習会1日目の様子は、こちらから視聴できます。
合唱講師には、守屋博之さん。
「芦別の雪の中を」「平和の子守唄」のご指導をいただいております。
2日目は野外フェスタでの演奏曲「あなたと一緒に」「かがり火のうた」「北方のうた」の練習が行われました。

北海道→東京コース
5/7に礼文島を出発したコースは、6/7に函館に集結して、本州へリレーされる予定です。
今号では、札幌に集結した際の話題が掲載されています。

東京→広島コース
5/6に夢の島を出発したものの、東京から神奈川に引き継がれたとき7日午後はあいにくの土砂降り。でも、高架下で雨をしのいで東京からの引継ぎを行いました。
神奈川に入った平和行進は、5月19日に静岡に引き継がれるまで、県内各地を行進します。
この写真は県北部の相模原市。ここは、戦争中は軍都として発展。現在は、相模総合兵器廠として、在日アメリカ軍の重要施設の一つが今なお居座り続けているところです。
県中央部の海老名市役所前での集会は大雨のため楽器が使えず無伴奏でのうたごえ。日ごろの鍛錬の成果が生かされますね。
県南部の藤沢市での行進は5月16日。写真のように青空に恵まれ、アコ伴奏で、メーデー平和歌集から「100人で行けば」など。
神奈川最終日の5月19日は湯河原で静岡に引き継がれました。この日はあいにくの雨。


原水協が、毎週土曜日PM7:30からYouTubeで「今週の平和行進」を配信しております。


はい、おまちかね、毎月第1週は、オーストリアからのおたよりです。今月はどんなワクワクが、びっくりがあるのか楽しみにしております。
日本では、お寺や神社があちこちに散在しておりますがオーストリアでは教会があちこちに。前田さんちの近くある教会がこちらのブライテンゼー教会。日本ではそうでもないですが、ヨーロッパの教会は、1日に何回も鐘の音が響き渡ります。
これが結構うるさい。
と思うのは、門外漢が感じるところで、たぶん、カトリック信者さんには心地よい音色なのでしょう。
それと、教会が地元への貢献としていろいろとやっていることがあるそうです。
そのひとつが、家庭菜園のための敷地の提供。
もう一つがこちらの古本交換ボックス。
元は電話ボックスだったものを有効活用。
古本だけでなく、古着のリユース促進ボックスもあるそうです。
さらに、ウィーンでは、果物の木を植えて、なった果実は自由にとっていいとか。前田さんもイチジクをいただいたとか。でも、イチジクの木は折れやすいので、木登りは気を付けてくださいね。

  • 「聞く力」はや死語となり大軍備
    金倉俊嗣
  • タイム誌に本音をつかれ顔歪む
    福家駿吉
  • 琉球弧火種持ち込むヤマトンチュ
    中村昭一

皆さんからの投稿をおまちしております。


日本のうたごえ祭典で開催される全国合唱発表会に出場するには、京都の場合、まず地元予選、次に京都府民音楽会と進み、推薦を受ける必要があります。
こちら乙訓では、京都府内のトップバッターとして地元予選としての乙訓ミュージックフェアを開催。合唱だけでなく、フラダンス、器楽演奏など23組が出場。8団体が京都予選に駒を進めました。

聞こえる 平和の調べが
2007年4月に始まった「新潟県音楽九条の会」のイベントが開催されました。
和太鼓演舞、ギターとボーカルのデュオなど様々な演目で構成されていました。
写真は、恒例の公募合唱団「合唱団ピース9」。HEIWAの鐘などを演奏しました。

JAL CCU不当解雇撤回の闘いから
本紙5月22日号に引き続き、4月8日に開催されたJALの不当解雇撤回闘争報告集会の様子を、報告集会実行委員長さんに12年間の闘いの意義を語っていただきました。
コロナ禍で世界中の航空会社が解雇やレイオフを行っている中、日本航空は、「雇用を守る」と明言。ここには、12年にわたる長い闘いがあったからこそ引き出せたものでしょう。

連載1332回 傘寿 その1
6/5~6/11
青葉の歌
タンゴ
守屋博之
日本のうたごえ合唱団音楽監督
(90)徴兵制があった
心はいつも夜明けだ
佐藤吉子
東京・あじさいコーラス
民衆蜂起を思い歌う
桜んぼの実る頃
第38話
日本人の「間=ま」というところに込められたもの
塩原良
ラヴ・レターズ
小林桂

(4)エコロジーを歌ったマーヴィン・ゲイ

Espi na
栃木・味村節子