今号は8月26日(金)に東京・新大久保の本局より発送されましたが、その前日の8月25日に沖縄県知事選が告示され、9月11日に投開票が行われます。 今年は日本復帰50年の節目の年に、「基地」を争点に闘われます。 ここでは、何としても辺野古に基地は造らせないという日本中の願いを実現させる県政が継続してもらいたいものです。 そんな思いも込めて第5次うたごえ沖縄行動が8月20日~22日に行われました。 |
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今回の注目企画の一つは、混声合唱組曲「沖縄は叫ぶ」。 芝憲子さんの詩に、池辺晋一郎さんの曲で、沖縄の歴史をたどり、今、沖縄から世界へ平和への思いが綴られた構成になっています。 覚えておられますか?本紙では2015年から2018年にかけて「沖縄の叫び」という連載企画を行い大変好評でした。 内容も、この組曲のように、沖縄の歴史から諸問題を、多方面からの筆者で幅広く深い視点で構成されたものでした。 できたら単行本企画にならないかな、と期待していたのですが、やはり「うたごえ」ですからこういう形になったのですね。 |
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第2の企画は、初日プログラムの講演会。 講師は、沖縄国際大学大学院教授の前泊博盛先生。 「玉城県政の継続発展をめざし、核も基地もない平和の花咲く沖縄に」がテーマ。 基地返還によって、実は沖縄経済は潤うというお話をいただきました。 このテーマは今年の4月15日に行われた日本記者クラブの講演会でお話をしており、YouTubeでも視聴できます。ご参考まで。 |
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経済問題については、上記リンクの1時間前後でご覧いただけますが、更に、そのあとも興味あるお話が聞けます。 例えば、国が沖縄振興で公共事業を興しても、利益はほとんど本土に還流されている、という話などなど。 沖縄は3K依存経済といわれてます。基地、公共事業、観光です。 これを前泊先生は旧3Kと呼び、これからは新10Kで沖縄復興を呼び掛けています。 環境、健康、金融、教育、研究などですけど、詳細はYouTubeの1’09”あたりでご覧ください。 |
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この上のパワポのデータですが、辺野古新基地での話かと思いましたら、ご存知の方はご存知の通り、いま建設中の北側に1.21㎢の米海兵隊の広大な基地があるのですね。 ここが辺野古弾薬庫と呼ばれているところで、そこの補強工事が着々と進んいるのですね。びっくり! |
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第3の企画は、8月22日(月)の辺野古での現地行動。 今回、大阪の「ちばりよー沖縄合唱団」ら25名が参加されております。 このみなさんが22日に辺野古行動へ。 詳細は次号で詳しくお伝え予定です。 |
今年の8月6日の特別企画25分の担当をした高田龍治さんの取り組みの経過を4面で語っていただいております。 例年ですと文化企画として8分程度の音楽プログラムでした。 今年は、「黒い雨被爆訴訟」を企画テーマにしておりました。 |
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昨年7月に「黒い雨訴訟」に画期的な判決が下されました。 今年の6月には被爆体験集「木の葉のように焼かれて 第56集」が発行されました。 新日本婦人の会広島県本部が1964年以降毎年発行している被爆者の声を集めたもの。 この題名は、広島で被爆し、次男も白血病で亡くした名越操さんの手記からつけられました。 |
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こうした背景をベースにヒロシマデーでの特別企画25分の枠組みが出来上がりました。
まず冒頭は、広島合唱団が演奏する「雲に人間を殺させるな」。 |
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この写真の若者は、黒い雨訴訟を7カ月かけて取材してドキュメンタリー「黒い雨から76年 短命村と呼ばれた里から」の制作者。 今回の企画の構成として、こうした「黒い雨」関係者による「講演」を組み込むことになりました。 |
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「講演」には、上述の「木の葉のように焼かれて」の寄稿者の方。 さらにこちらの大学生は、今年の6月ウイーンでの「核兵器禁止条約第一回締約国会議」に参加した経緯を報告しました。 企画のエピローグは「ねがい」の大合唱で締めくくられました。 |
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7月9日の長崎市の平和祈念式典での田上市長の長崎平和宣言はこちらのYouTubeでご覧ください。 この中で、「平和の旅へ」のモデルである渡辺千恵子さんに言及をしています。 |
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更に田上市長は、高校生平和大使の合言葉「微力だけど無力じゃない」も引用してました。 このフレーズは、2010年に長崎で開催された日本のうたごえ祭典テーマ曲になった「一本のペンで」(詩:石黒真知子、曲:池辺晋一郎)のモチーフになってましたね。 |
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長崎での特別企画も25分枠で取り組まれました。 被爆の実相を伝え、未来ある子どもたちへつなごうという趣旨でつくられました。 構成は、長崎のうたごえによる「平和の旅へ」(抜粋)、「原爆を許すまじ」の演奏。 そして、被爆者証言の朗読、被爆者からの二つのお願いの訴えと続きました。 |
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フィナーレは「約束のうた」を学童保育と中学生の二か所からの映像演奏で締めくくられました。
閉会後は、毎年恒例の海外代表も一緒に長崎繁華街での署名行動に。今年は、再来年の日本のうたごえ祭典開催予定地の佐賀のうたごえからも参加がありました。 |
第65回電通のうたごえ祭典inKOBE 9月11日(土)合唱・創作発表会&ミニコンサート 神戸市立西区文化センター 3年ぶりの開催に向けて準備中です。 |
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65th国鉄のうたごえ祭典inおおさか 9月24日 合唱・創作発表会 9月25日 大音楽会 高槻市現代劇場中ホール コロナ禍でも昨年は神奈川県からライブ配信を含めたインターネット活用の取り組みをしていました。 |
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このチラシに掲載されているkokuuta2022というサイトですが、是非、一度覗いてみることをお勧めまします。 いきなり濃紺のナッパ服がドカ~ンと出てきて、一番下までスクロールしてゆくと、「音源」と「アーカイブ」というコーナーがあります。 まず「音源」コーナーですが、国鉄のうたごえの主なうたごえ映像を聴くことができます。 ピアノ伴奏の小林康浩さんの懐かしい映像もたっぷりと見ることができます。(白鳥の歌など) |
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「アーカイブ」の方では、2008年(大阪)~2019年(みやぎ)の国鉄のうたごえ祭典のダイジェスト版を見ることができます。10分~15分程度に編集されているため、じっくり聞くことができませんが、国鉄祭典の歴史を大急ぎで辿るにはぴったりです。 |
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トルコが世界に誇る詩人ナーズム・ヒクメットの囚われと闘いと愛の生涯を、同じくトルコの現代作曲家ファジル・サイがオラトリオとして描いたものがナーズム・オラトリオ。 原曲はこちらのYouTubeでお聴きすることができます。 お馴染みの「死んだ女の子」(原題Kız Çocuğu)も演奏されていますが、メロディが全然違います。でも、英語の字幕がでますが、日本語訳に近いものがありますので、それを読みながら聴いてますが、グッとくるものがありました。 |
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2020年に日本語での演奏が企画されましたがコロナ禍で断念。 この9月16日に3度目の挑戦を目指して練習が進んでいます。 この曲の背景、取り組みの経緯など詳しく3面でズームアップしております。 |
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恒例のピースフェスタ門真は、地元の高校生を一緒に取り組んできましたが、今年はあいにくと高校での行事や試験が重なり当日は参加できませんでした。 そういう場合、実行委員会ではどうしたか。コロンブスの卵的発想の展開は6面でご確認ください。 |
8月9日の長崎平和記念式典では、毎年、被爆者歌う会ひまわりのみなさんが演奏しておりましたが、高齢化のため、今年が最後の演奏になるとのこと。 式典冒頭で演奏されたその映像「もう二度と」はこちらでご覧ください。 |
あじさいコーラス 真夏の夜のミニコンサート 7月30日 太田区糀谷文化センター 懐かしい曲の演奏時には「マスクの中でハミングしましょう」と、歌い交わす喜びも堪能したようです。 |
連載1298回 道-その1 | |
9/5~9/12 | |
岬めぐり | |
「創る」と「改善する」 ~青年のうたごえの練習で 山本忠生 京都ひまわり合唱団指揮者 |
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(57)ウハウハの幕開け | |
生命輝く明日へ 三宅徳子広島合唱団 |
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ウクライナ人が作詞した 黒い目(黒い瞳) |
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第30話 打人流ソーラン節誕生秘話 芸能の標準語化と新しい訛りの発見②塩原良 |
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クラスでうたうこどものうたベスト4 学芸会・発表会でおたおう!1 |
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栃木・味村節子 |