2022年7月4日号

機構危機脱出の希望を見出す
2020年コロナ禍で原水爆禁止世界大会がオンラインで開催されました。
その際に、文化行事のうたごえもビデオで参加。広島デーでは全国の合唱団30団体304名によるリモート合唱「ねがい」を演奏しましたね。
このうたごえのビデオの前に登場されたのが、今号カラー1面でご紹介のプロダイバーの武本匡弘さん。撮影した海中写真などを使って、気候危機が及ぼす実態を告発し、環境運動との連帯を呼びかけておられました。
気候問題、マイクロプラスチック問題など深刻なテーマが語られている今号の1面、3面の記事をお読みになる際は、被爆75年記念作品集「風の音符たち」から「たいせつなこと」を是非聴きながら。
このYouTubeは昨年のひろしま祭典での映像です。
〽私たちはしあわせ求め
たくさんのものをつくりだした
青い海と豊かな大地を
少しずつ 壊しながら・・・本当に、この詞が訴えていることは切実です。
祭典での演奏時に作詞・作曲の安広真理さんは「私たちはできる限り努力して、できるだけ壊さないで次の世代にバトンを渡してゆく努力をしていけねばならい、と思いながらこの曲を作りました」と曲の紹介をしてました。

「平和の旅へ」ウィーンへ
1985年に初演の「平和の旅へ」。合唱曲が8曲、語りのバックに7曲。
皆さんは全曲を歌ったことはありますか?
第7曲の「平和の旅へ」はうたごえ喫茶などで歌ったことのある方はいらっしゃると思います。
まだ聞いたこともない、という方は、この機会に是非こちら
このYouTubeの映像は、2002年の日本のうたごえ祭典in福岡などの演奏に、新たに長崎での原爆被爆の写真などで編集されています。
語りは日色ともゑさん。
そしてこの映像をDVDにして、6月20日からウィーンで開催されている第1回核兵器禁止条約締結国会議に参加される方に託されました。
思い起こせば2020年4月のニューヨークでのNPT再検討会議で、この曲は国連本部ロビーで演奏される予定でした。
しかし、コロナ禍のため中止になりました。
しかし、その後、DVD化の話がでて、本紙でも協力を訴える記事が出てましたね。
英語版の作成されたそうです。
それなら、YouTubeでも英語字幕を入れてくれれば、世界中の言葉に自動翻訳されますので、より普及すると思いますけど。

2022日本のうたごえ全国交流会in愛知
今年は祭典がありませんが、全国交流会という形で12月3~5日に愛知県で開催されます。
開催内容が記載されたチラシも出来上がりました。
この画像をクリックするとPDFで表裏2面の内容を確認することができます。
合唱発表会、オリジナルコンサート、音楽会などの詳細は全国協HPでも
「Peace Wing」という名称で12月4日(日)に開催されます。
オープニング:獅子舞
第1部:うたのチカラ信じて
第2部:《未来を拓くチカラ》若者たちが輝くステージ
第1部では、名古屋市立志賀中学校合唱部の特別出演。
全国大会を制覇した実力を山本高栄さんの指揮でお聴きください。
続いて、日本のうたごえ合唱団の演奏。
最後は、全国合同Ⅰで、うたごえ75周年作品集「スタートライン」から2曲(「すこしづつ」「Peace be with you」)を演奏。
第2部は青年のうたごえが若い世代が中心となったHEIWAの歌メドレー。続いて、特別音楽会の目玉プログラム、合唱組曲「銀色の翼にのせて」の選曲初演。
写真・鬼頭恭一氏のような戦没音楽学生の生涯と思いを込めた作品で篠田昌伸さん(写真下)の作曲です。
続く全国合同Ⅱでは、愛知にゆかりの林学、林光の作品を取り上げます。

フィナーレは「星となれ!ボクらのうたよ」です。この曲は昨年の創作講習会で作られました。
創作センターか、YouTubeで視聴できます。
楽譜は季刊日本のうたごえ196号にスコアが紹介されています。


12月3日(土)
バックトゥザ・フーちゃんⅡの全国の皆さんに届けようと特別公演企画です。
楽しみですね。

核兵器廃絶へ2022
東京→広島コース
名古屋市内では21コースが回りますが、今年も終結集会は行えず、代表による集会に。
でも愛知のうたごえの皆さんは、久しぶりに野外で大きな声を響かせたそうです。
瀬戸今年も行進は行われませんでしたが、こういうアピールを持って歩くという工夫をしてます。
本紙に、各地のこういう困難を乗り越えている工夫が寄せられてきてます。
皆さんの地域でのこれからの行動の参考になりますね。
北海道→東京コース
3年ぶりの行進では、久しぶりに出会う笑顔に会話が弾むようです。
記事にある三八地区というのは、青森県南東部、八戸市と三戸郡5町1村からなっています。
富山→広島コース
富山県から倶利伽羅峠で引継ぎ。
今号が発行される頃に外山に引き継がれますが、このところ立て続けに大きな地震が起きてますね。
石川県内も原発があり心配です。

戦争許さない!9条壊すな!

オール埼玉総行動は6月5日に「立憲主義をとりもどす!戦争させない!9条こわすな!」をスローガンに開催されました。

写真は、集会前の文化行事での埼玉のうたごえのみなさん。実に3年ぶりの総行動での演奏でした。

指揮に太田真季さん(写真中央)を迎え総勢61人のステージ。メーデー・平和歌集収載の「約束のうた」「ウクライナに平和を」などを演奏。埼玉合唱団は、演奏後に歌集を120部普及。
素晴らしい!

変えよう政治 Stop War!

6月12日仙台市錦町公園で「変えよう政治 Stop! 改憲発議 戦争NO 宮城県民大会」が開かれ宮城のうたごえは実行委員段階から参画。
こちらのトラック舞台の制作はうたごえメンバーが担当。
子どもの笑顔がいっぱい描かれています。
集会の話題は「憲法」「平和」「原発」のほかに、生活に直接すぐにのしかかってくる「水道民営化」「病院移転」、そしていまこそ進めたい「ジェンダー平等」「貧困格差」などについて多岐にわたっています。
集会後のデモ行進送り出しに宮城のうたごえのみなさんはこちらの写真のように。

第19回

毎回、糸電話とは思えない太い情報が満載で楽しみな記事です。
因みに、「核兵器禁止条約締結国会議」が6月21日からウィーンで開催されていますね。
オーストリアはかなり早い段階で禁止条約に署名、批准をしてます。
さて今回の糸電話は、コロナの後遺症と健康保険に話。
そして今回も彼我の格差に愕然とさせられますが、その前に、前田晴子さんは、こういう仕組みをよく理解しているな、と感心してしまいます。
だって、異国で生活する際に必須だけどハードルが高いのは医者にかかること。
一般に後遺症を英語翻訳で検索しますとAfterEffect。文字通りですけど、前田さん情報ではコロナの場合は、Long Covidと呼んでいるらしいです。
かなりの倦怠感に見舞われるらしいですけど、それが長く続くという意味でLONGを当てているというのは、改めてコロナ感染症の恐ろしさを言い当ててますね。

歌と話で知る憲法
横浜市旭区9条の会が主催する5月の例会の企画検討会で神奈川合唱団のメンバーが「歌と話で知る憲法」というアイデアと提案。
講演企画は団員である高橋由美弁護士。
本紙の2017年9月11日号を覚えておられる読者さんもいらっしゃることでしょう。
「歌と話」という構成ですから、高橋弁護士の話に合わせた選曲をおこなったコラボ企画です。
どんな組み合わせだったのか、7面で詳しく書かれてますので、「ウチでもやってみたい」という場合に参考にしてください。
「お話に歌が入ることで感動が倍加した」などの感想をいただいたそうです。

  • 核ありき一触即発斯くありき
    中西 晃
  • タイテイのことには怯まないレオ
    夢爺
  • 「骨太」や庶民の骨は先細り
    金倉俊嗣

皆さんからの投稿をおまちしております。


昨年は開催中止となった石川県合唱連盟主催の合唱フェスティバルにうたごえから2団体が参加。
石川9条音楽隊は写真のようにステージ衣装はウクライナカラー。
コールフォンス(写真下)は「広島 愛の川」を演奏しました。
このフェスの開催要項をネットで見てみましたら、参加費は加盟団体は一人600円。
非加盟団体は演奏参加費のほかに、参加登録費が3000円。これはまあ妥当なところかな。
さらに、連盟機関紙代として2,880円が課金されます。
これはなかなかいいアイデアですね。

新婦人都島支部コーラス小組ハッピーメイツのメンバー竹中三子さんが戦争体験絵本「みっちゃんの戦争」を上梓。その発刊を祝う会が行われました。
ここで演奏した曲は「みっちゃんのえくぼ」。
たまたま「みっちゃん」つながりらしいですけど、創作センターに202年3月に登録された曲で、季刊日本のうたごえ193号で武和義さんの編曲スコアで紹介されています。

作詞者の母親が語る戦争体験の事をたかだりゅうじが曲をつけています。


連載1290回 紫陽花
7/4~7/11
大須っ子
学び合い・たしかめて
~第36回全国指揮・合唱指導講習会
山本忠生
京都ひまわり合唱団指揮者
(49貧しい青春
ふり返れば人生+ふりむけば人生
河村徳夫
愛知・OH!人生男声合唱団
人生への決意を歌う ケ サラ
第28話
まつりのチカラは命のチカラ
飯田お練りまつりの体験から
塩原良
ミス・ショー・ビジネス
ジュディ・ガーランド

大須賀ひでき「ダンゴ虫のブルース」
京都・黒田愛子