2025年9月15日号


大音楽会:震災復興プログラム 「しあわせ運べるように」
いよいよ2か月後に迫った日本のうたごえ祭典。
今年の3つのテーマ(上記のバナー1行目に記載)の一つ震災復興のプログラムについて、東日本大震災と阪神淡路大震災をつなぐステージが実現します。
福島しあわせ運べるように合唱団は小中高生で構成。祭典参加にあたっては様々な壁がありましたが、これをクリアしての参加だそうです。
今号の記事で祭典参加の楽しみがひとつまた増えました。
神戸の「しあわせ運べるように」は、2011年東日本大震災で「ふるさと・東北バージョン」として、歌詞の「神戸」を「ふるさと」や「東北」に置き換えて歌われていました。そのほかに、2004年新潟地震では「山古志バージョン」、2016年には「熊本バージョン」、2024年には「石川バージョン」が作られています。このように日本中に勇気と希望を届けているこの曲は、2017年には神戸市歌に制定されています。
震災復興ステージでは、2015年愛知祭典以来おなじみの「群青」も 8月31日 兵庫全県練習会が開催されました

被爆・戦後80年 夏 ピース・アクション
第9回平和をねがう文化の集い
8月15日~17日
静岡市アイセル21
合唱、劇団公演、ロビー展示など、合唱団、新婦人などで構成された実行委員会が主催しました。
交野市平和展
8月23日、24日
交野市・青年の家
企画はピースコンサートのほか、紙芝居の広場、ロビー展示などが企画されました。

特集 ぞうれっしゃがやってきた
すっかり定番プログラムになった、テント内公演。
8月9日名古屋公演では、あっと驚く演出が。4面でお読みください。
この日はCBCテレビの取材も入り、150人での演奏は迫力のある絵になったことでしょう。
指揮の藤村記一郎さんは、公演時のあいさつで「この曲を聴いたことのある人?」と問うと、多くの人が手を上げました。さて、どっちにあがったのでしょう?
このこたえも4面ですよ。

森内先生ご記憶の方もおられると思いますが、昨年の佐賀祭典の際、本紙のコラム「佐賀の風だより」(2024年6月3日号または祭典HP)で森内先生をご紹介しています。
改めて先生と「ぞう」の出会いについて5面でお読みください。
車椅子生活ですが、ステージにはそのままで 佐賀の風では「肺活量が減って」以前のようには歌えない、とおっしゃてますが、きれいなテナーを響かせています。

福岡県北九州市の小学校の竹永先生は、ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病と闘いながら合唱部顧問としてご活躍ですが、ここでも「ぞう」つながりが
今年の4月の木下サーカス北九州公演に取り組み、「ぞうれっしゃ」作者の藤村記一郎さんからのお誘いでサーカスでの演奏という大興奮を味わったそうです。

川口ぞう本紙8月18日号でお伝えした川口そうれっしゃ合唱団コンサートのアンコールの一風変わったやり方。「あれば感動的だった」という賛辞の投稿をいただきましたので、4面で当時の詳しい様子をお伝えします。

2015年の東京のうたごえ合唱発表会で、審査委員の近藤浩章先生から講評の開口一番大絶賛を受けたピースサンデー合唱団の「港区平和都市宣言のうた」。区の平和都市宣言そのままに曲をつけたもの。大絶賛のわりには全国合唱発表会には推薦されませんでしたけど。
それにもめげずに細々と10年間歌い継いできています。
「明日があるさ」と区主催の平和展での演奏に夢を見ているそうです。
その東京・港区では、例年、中学生・高校生を平和大使として、広島、長崎に派遣しています。
港区では公立校での「平和学習」というカリキュラムはありませんけど、その成果物として港区戦争・戦災体験集を作成しています。

コール あ・ら・トゥールコンサート
10月18日
横浜・戸塚区民文化センター
コール・あ・ら・トゥールは、2021年から神奈川県からの選出で全国合唱発表会に連続出場しています。

テーマ あした晴れるといいな
~子どもをまん中につなぐ未来へ~
9月23日
京都府立文化芸術会館オンラインでの創作交流を進めている保育のうたごえ。新しい創作曲の発表が楽しみです。
10月4日、5日
京都府宮津 「みやず歴史の館」主企画の教育講演会に二本松はじめさんを呼んで、今の教育に無くなったいるものを、大切なものを思い起こそうという企画と構築中。
講演会というより、コンサートですね。
折しも、今年は京都のうたごえ75周年。
京都のうたごえでは75周年企画に取り組んできております。
その中で「あつまれ!うたごえin北部」の取り組みが進ん来ており、これと融合した準備が進んでいます。
その様子を3面でお伝えしております。

地名というのはどうもわかりにくい。ちなみに本稿の「今北」というのは尼崎市にあるそうです。
と聞くと何となくイメージがわいてくると思います。

阪神センター合唱団は、祭典アピール企画として笑顔でうたう会を開催しています。といってもこの暑さですからね。そういうときでも役者さんはいるようです。

  • 戦争を命ずる者に弾は来ず
    弥助
  • 危険です侵略戦争賛成党
    古都のハマちゃん
  • 殺生な熊撃ち非難撃たず避難
    中西 晃

皆さんからの投稿をおまちしております。


真夏の夜のミニコンサート
あじさいコーラス
真夏の夜のミニコンサートは合唱のほか、ピアノ演奏、オカリナ演奏、ハワイアンなど。そんな中に平和への思いをしっかりと埋め込んでいます。

北海道・七飯原水協主催
折り鶴うたごえ喫茶
8月2日
原爆展に併催され、函館トロイカ合唱団らが参加しました。

岩見沢合唱団こぶし
平和な未来へ
伝えたいことがあります。
8月24日
岩見沢市文化センター「まなみーる」音楽室鑑賞評としてまず衣装に目が行くのは、こういうシックなデザインが雰囲気に合っていたからでしょうね。
コンクールでは、第一声と、最後の観客の反応がポイントになるとか。コンサートでは、幕が開いたときのファースト・インプレッションということでしょう。
原爆投下そして終戦80年
祈念 世界平和音楽会
~せつなく哀しい長崎の歌物語~
8月7日
長崎・千歳ピアホール宮城の方からの鑑賞記ですが、この時期だから、世界大会に行ったついでかな、と思ったら、宮城と長崎をつなぐ糸があったようです。

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連載1437回
サイクリング
9/15~22
今・今・今
伴奏の力(魅力)
渡辺享則
日本のうたご全国協議会副会長
歌劇「沖縄」
深谷芳郎
愛知 コール・ア・テンポ
小村公次
(141)近藤譲のオペラ「羽衣」の日本初演
魂唱
わたしのねがい
森沖彩茅作詞作曲
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桜井久美子(愛知)