2022年6月13日号

沖縄復帰50年 うたごえ行動
沖縄戦が終結したのが、1945年6月23日。
今年はそれから77年目。そして、6月23日と言えば、日米安保条約がいろいろと取りざたされる日ですね。そして、今年は、日本復帰から50年目。
終戦から実に27年間も経った返還だったのですね。
すでにお伝えしているように、現在、第5次うたごえ沖縄行動が取り組まれています。
今号では、その準備状況について1面・3面でお伝えしております。
8月20日(土)
講演 「玉城県政の継続発展 核も基地もない平和な沖縄に」
浦添市社会福祉センター中研修室
8月21日(日)
「沖縄は叫ぶ」沖縄公演
アイム・ユニバースてだこホール大ホール
8月22日(月)
辺野古・キャンプシュワブ前座り込み
新たに混声合唱組曲「沖縄は叫ぶ」(作詞 芝憲子、作曲 池辺晋一郎)が創られ、初演となります。
現在、その練習が着々と進んでいます。
この曲の構成は次の通りです。
演奏時間25分
1.おかあさん
2.400の御霊
3.オキナワというだけで
4.辺野古 あなたのぶんも
5.空は起きたて
6.沖縄から世界へ
こちらは神奈川のうたごえ協議会事務局長の河野好行さん。
沖縄に次ぐという基地県と言われる神奈川から、過去の沖縄行動に参加してきています。
今回は、県協議会として全国の仲間と一緒に取り組んで行こうと、第5次うたごえ沖縄行動に積極的に参加しようと意気込んでおられます。

日韓ZOOM交流会
1998年の日本のうたごえ50周年祭典からスタートした日韓音楽交流。
国鉄広島ナッパーズの山上茂典さんは、5・18民主化運動として取り組まれている光州民衆抗争芸術祭での交流に参加してきました。
しかし、このコロナ禍により韓国との往来ができなくなり、「リアルがだめならZOOMで!」と日韓ZOOM交流会が実現しました。
その様子を8面で取り上げております。
山上さんは、オンライン配信については、先のひろしま祭典で、練習会の様子をライブ配信する中で必要な技術を蓄積してこられました。
YouTube配信については京都音楽センターの時田さんが担当。ひろしま祭典のYouTube配信の技術スタッフでした。
こう見てくると、ひろしま祭典で培われた技術って大きかったのですね。
そして、韓国との打ち合わせは「いろそら!合唱団」の山田さん。
と、それぞれの持ち味を生かした役割分担が強力です。
ところで、上のZOOM画面ですが、25人の参加者の分割画面に山上さんの大きな写真が右下に。
これってZOOMの基本機能ではなく、ちょっとした細工をしてます。
時田さんに話を聞きましたら、PCを二台用意して、1台はふつうに25人の画面、もう1台のPCでは山上さんをピン止め。
それをスイッチャーで合成して配信。
と、まあこの写真(上2枚)には技術が凝縮。
仁川「平和の風」合唱団はどこから配信していると思いますか?
ヒントはテーブルの上。
答えは8面で。
このように、どこからでもスマホ一つあればできるのですから、すごいことになってます。

合唱指導講習会
「3年ぶり」が常套句になってますが、来年の祭典開催を決めた北海道にとって、さまざまな取り組みは待ったなし!
それに先週号でお伝えした増したように、北海道合唱団は今月26日に定期演奏会も予定していますからね。
講師は、地元から川島沙那さん。
この日は、川島さんの個人レッスンもあり、大変好評だったようです。
そして、もう一人は守屋博之さん。
毎年来ていただいてご指導をいただいています。
9月には旭川で北海道のうたごえ祭典を開催します。
スケジュールが目白押しですが、これだけの参加者を得て、北海道のうたごえの結束力はいよいよ高まっているようです。

中日本合唱講習会
あまり聞きなれない講習会名なので、調べてみましたら、前回は2010年でした。
今年は祭典ではなく、交流会形式での開催ですが、12月の全国交流会に向けた準備が着実に進んでいるということですね。
目玉は、「スタートライン」の中の「すこしずつ」を作曲者・信長貴富さんの指導で歌えるということ。
それと地元からは、昨年のひろしま祭典以降、あっちこっちで引っ張りだこの山本高栄さん。
うたごえ75周年記念「スタートライン」からは、他に、「Peace be with you ](木下牧子・曲)も取り組みました。しかも、初日は山本さん、2日目は永ひろこさんの指導と、一粒で二度おいしい、滅多にない体験を参加者さん達はされました。
山本さんの楽しい発声と合唱指導も好評でした。
「風船」「ストロー」「割り箸」という単語が飛び交ってますが、発声練習の小道具のようです。
要は、マスクの中でいい加減サボっていた口の周りの筋肉を鍛えなおしましょう」ということでしょう。
更に、12月4日の全国交流会「特別音楽会」で初演となる「銀色の翼にのせて」の練習も行われました。

ライブパフォーマンス参加募集
福井センター合唱団の山口直子さんらが参画している、福井県障がい者芸術文化活動支援センターが野外ライブを行っています。
その参加者募集のお知らせは3面です。

陸路でウクライナから避難してオーストリアにたどり着いた人たちは7万人を超えています。
難民支援のためのボランティアに前田晴子さんが活動している、というのが、今回の糸電話。
早速、小さな子どもたちのお世話係に振り分けられたそうです。
こちらはボランティアの人の胸に貼るシール。
「希望の列車」とでもいうのでしょうか。
前田さんちの近くの難民到着センターに着いたウクライナの人たちは、ここを起点として、オーストリア各地の宿泊施設へ、またはドイツなどの近隣諸国へのいどうしますが、それが無料バスなんですね。
この施設の様子はこちらから。
本文はドイツ語ですが、ブラウザーの翻訳機能で見てください。
支援センターの写真など、より詳しく実情を見ることができます。
その写真をみると、ウクライナからの難民の人たちはほとんどコロナ感染予防のマスクをしてません。そいう中でボランティア活動をしている前田さんですが、さて、どうしたでしょう?
答えは3面で。

核兵器廃絶へ2022
東京→広島
5月中旬は主に神奈川県内の行進。
ここはJR東海道線沿線の藤沢。藤沢合唱団は市役所前からの出発式で「青い空は」などを演奏。
平塚在住の「うたごえ喫茶燦燦」では、平塚市庁前での出発でギターと鍵盤ハーモニカで送り出し・
5月24日、神奈川から引き継いで静岡県内の行進が始まりました。
こちらもピアニカ伴奏。
ピアニカやハーモニカは、小ぶりな割に結構お音量も大きく、悪天候にも強いですよね。
難点は一つ。演奏者が歌えないことですね。
静岡県内は平和行進は中止に。
その代わりに、青葉公園でスタンディング。思い思いのバナーを掲げています。

昨年8月16日号でお伝えした「ガラスのうさぎ」。
二宮町では、町長も議会関係者も皆さんが口ずさめる曲なのですね。
小学校の平和教育でもこの物語を語り継いでいるようです。
そして8月には「ガラスのうさぎ像平和と友情の集い」の開催を予定しているとのことです。
昨年は第30回でしたが、コロナ禍のためビデオ配信を中心に行われました。


このコラムもすでに第10回。こんなに長く続くとはだれが思ったでしょうね。
東葛合唱団はるかぜはJR松戸駅前でスタンディング。
大きなウクライナ国旗を掲げてさぞ目立ったことでしょう。
NHKなどから取材が入ったそうです。
駅ビルで開催した「ウクライナに平和を!4時間リレーコンサート」に15団体、1個人が参加。
佐々木伸介さんがソロ演奏をした「ウクライナに平和を」は創作センターで試聴できます。

  • 国防費我が脂肪より増えてゆく
    ハマのアランドロン
  • 勇気いるマスク不要で素顔出し
    バイオ亭長浜
  • 国自公維税金軍事に横流し
    彦爺

皆さんからの投稿をおまちしております。


腹の底から歌った
3年ぶりのうたう会を開催。
足立教育会館をベースに、第2会場、福井、宮城ともオンラインでつないだ大がかりなうたう会になりました。

メーデー平和歌集普及情報
山形センター合唱団は、教職員組合の支部総会に演奏で招待を受け、メーデー平和歌集を中心に演奏しました。曲の説明も歌集の掲載されているものを応用しておこなったそうです。
千葉県中央メーデーは、コロナ禍のため千葉駅頭でのスタンディングで行われました。
千葉県のうたごえは、でばんをいただいたので、黄色いバンダナを身に着けて開幕前・後に演奏。
来年こそ青空の下、集会で歌えるよう願っています。

うたごえサークルぐみの木
34周年コンサート
いまうたうよろこびを
あなたと
5月8日
大阪・サンスクエア堺

1年延期しましたが、行動制限解除で満席。
ただステージ上は、合唱団もピアノさんもマスクを着用。そのため多少の弊害も。その辺の様子を7面でお読みください。


うた新発送手伝ってくれるにゃ~ん!
調布狛江合唱団の鈴木団長さん宅には猫にゃん6人。
月曜日に本部から発送されたうたごえ新聞が鈴木さんちに届くのが月曜日か火曜日。
鈴木さんは35部の配送と22部の郵送をしています。その準備の時に猫にゃんが手伝いか、じゃまをしに来ているのか、とにかくほほえましい光景が展開しています。

連載1287回 音楽祭漬け
6/13-6/20
この素晴らしき世界
学ぶ
渡辺享則
日本のうたご全国協議会副会長
(46)哀愁列車
赤い風
河崎美栄子
愛知・豊川親子合唱団たけのこ
「OKコンピューター」と今
教育と愛国
ひとりじゃないよ 秋田合唱団創作(B班)
試聴はこちら
神奈川・杉山良江