2024年7月8日号


祈り・希望 Vol10
2011.3.11以来、様々な支援コンサートが取り組まれてきました。本紙でも度々ご紹介してきました大阪のレガーテらが中心に取り組んできた響aiコンサートや、祈り・希望コンサート。内容も充実している、会場も豪華版。今年は地元から豊中少年少女合唱団、東京から絹の道合唱団、仙台からは国鉄のうたごえのD51合唱団らを迎えて開催されました。
つぶてソングから「あなたはどこに」(指揮:山本惠造) 開会宣言と演奏豊中少年少女合唱団
平野雅世さん「死んだ男の残したものは」 D51合唱団(国鉄のうたごえ)
右写真は詩の朗読とお話、和合亮一さん。
震災直後にツイッターに投稿した「詩の礫」に共感した新実徳英氏が曲を付けたつぶてソング。
震災直後から話題になり、上記の「あなたはどこに」のほか、「フルサト」など、皆さんも歌ったり、コンサートで聴かれたこともあると思います。
この「フルサト」はチャリティコンサート「祈り・希望」Vol.3でのレガーテの演奏です。

"学ぼ!" 大阪二つの講習会
日曜講座が関西合唱団が定期的に開催しています。
「あれっ?この方は?」と思われた方は本紙を熟読されてますね。2年前のこの日曜講座に講師としてお招きしてます。よほど好評だったのでしょうね。コンサートや演奏会でパーカッションがメインということは少ないですが、私たちの日常活動、駅頭行動やデイサービスなどでのボランティア演奏ではパーカッションは効果的。でも、結構難しいのですよね。
会場では、実際に手に触ってみることも 打楽器によるミニコンサートも開かれました。

北部地域で合唱講習会が開催されました。
今年の西日本合唱講習会は九州での開催だったため、地元開催のニーズはあったでしょね。講師には広島の高田龍治さんを迎えております。
講習曲は「リパブリック讃歌」。今年の祭典歌集には、「アメイジング・グレイス」もこの「リパブリック讃歌」も収載されていますので、お得ですよね。

岸田政権も末期状況になっており、そのためか、9月末までの在任中に憲法改正への道づくりに必死になったいるようです。とにかくアメリカから膨大な兵器を、それも型落ちの新古品を定価で購入するのですから、それをはやく使いたくて戦争の準備をがむしゃらに進めようとしているのです。私たちのうたごえアクションも重要性が増していますね。
この記事の中で、今年のメーデー平和歌集が活躍したという話。以前、「闘うわれら」が入っていないという話がありましたが、今回は、「月桃」が入っていてよかった、という話。沖縄問題は、改めて根が深い。今週明らかになった昨年の米兵による暴行事件。沖縄の選挙対策で隠していたのでは、というNHKニュースでの街頭インタビューが印象的です。
三多摩青年合唱団は毎月取り組んでいる「Stop War!」駅頭スタンディング。ロシアのウクライナ侵攻への抗議に始まり今回で34回目。記事の中で取り上げている、桑田佳祐の現代版「風に吹かれて」はこちらから。NHKクロ現から。でも、NHKのアナウンサーってハモリが上手ですね。
9条の会は井上ひさし、大江健三郎ら7人の作家の呼びかけで2004年に設立。ところが、9条の会の原型は、B29パイロットだった元米兵が広島の惨劇をみて、9条の理念に感銘を受けて1991年にアメリカで設立されています。それが日本に逆輸入されて、最初の組織ができたのが名古屋で、1993年のことだったとのこと。

「悪魔の飽食」福井合唱団は2002年に結成され、翌年に全国縦断コンサート福井公演を成功させます。
今年は、神戸での初演から40周年ということもあり、8月4日に開催される福井公演では、作曲の池辺晋一郎さんの指揮で演奏されます。
当日は、「悪魔の飽食」の仕掛け人の田中嘉治神戸市役所センター団長と池辺さんとの対談も予定されています。
また、11月には、神戸でも40周年記念演奏会が開催されここでも池辺さんと田中さんのステージが予定されています。

東京→広島コース
多治見駅南口に大屋根広場というのがあるそうです。冬は寒い、雨が降ったらちょっと大変など、問題もありますが、気軽に使えるというメリットの方が大きそう。この記事を機会に調べてみましたら、各地に大屋根広場があるそうです。もっと活用でしたらいぃな、と思った多治見からの平和行進報告でした。
和歌山→広島コース
このコースは、和歌山→三重→奈良から大阪で、東京→広島コースと6月30日に合流します。
三重は大西進さんの出身地。ということで選曲も大西作品が多かったそうです。
富山→広島コース
日本海沿岸をたどり、島根から広島に入る予定です。
例年は能登地域も行進していましたが、今年は1月1日の能登半島地震の影響で取りやめになっています。
石川から福井への引き続き式は両県のうたごえが合同で。
写真ではにぎやかな伴奏陣でさぞ盛り上がったことでしょう。よく見ると、左端のウクレレさんにはシールドケーブルがつながっています。普通のウクレレは一本ではほかの楽器に音がうもれてしまいますけど、エレキウクレレなら結構行けそうですね。でも、エレキウクレレがある、って初めて知りました。

東京→広島コース
行進の要所要所でうたごえイベントを開催していますが、愛知でも藤村記一郎さんの地元で「歌声集会~藤村記一郎さんと平和の歌をうたおう」が企画されました。教師時代から教室にギターを持ち込んで、サイン・コサイン・タンジェントと数学を歌を通して教えていた先生です。ギターもモスグリーンにおしゃれなものを抱えてますね。
長久手リニモ駅前。
2005年愛知万博の機会につくられたリニア方式の都市間交通。
万博後は赤字だったようですが、2016年にイオン長久手が営業をはじめてから収益も向上しているそうです、「
「親と子のみどりの杜合唱団」の指揮者さん(左)とピアノさん夫妻。若い人が参加しやすい平和行進を、と提言。


地域実行委員会から
今回は鳥栖基山地域の実行委員会から。
基山町は鳥栖市の北。福岡県に接しています。いわゆる鳥栖都市圏にはいってます。
祭典の機会に、この地域での合唱団を結成。その名も「うたごえ鳥栖」。ここが中心になり実行委員会を開催しています。
鳥栖といえば、サガン鳥栖。Jリーグには58クラブが所属しており、それぞれのホームタウンがありますが、鳥栖市はホールタウンとしては人口が一番小さい町とのことです。それだけに地元での愛着も大きいことと思います。

今回の佐賀の風は仁比山神社から吹いています。
この独特の屋根、「破風」というらしいですが、銭湯の入り口もこの屋根の形をしていますね。そもそも「破風」は極楽の入り口を表しているそうです。ですから神社にこの屋根があるのはわかりますが、銭湯になぜ? 確かに、湯船につかるときに思わずでるのが「極楽、極楽・・・・」

先生たちへのエール
奈良教育大学付属小学校での突然の人事異動。この問題については、4月22日号で「この学校で」を紹介しています。
ホットラインをお読みになりながら、もう一度、このYouTubeでの演奏をお聴きください。これまでの支援集会(写真)や、今後の裁判支援集会でも歌ってゆくそうです

教職員組合で演奏アピール
山形センター合唱団は、県教祖の山形支部総会で演奏。今年のメーデー平和歌集から「全国一律!サイチン音頭」「もう一人行進曲」、そして、本紙6月17日号でご紹介の「世界へつなげ米坂線」を演奏しました。
みやぎ紫金草合唱団は県教祖大会や退職女性教員の会で「先生をもっと増やそう」(2024年5月6日・13日号紹介曲)を演奏。
乙訓教職員合唱団杉の子クレッシェンドは、教職員退職互助組合で創作曲を中心に演奏しました。日ごろから、学校の先生や働く仲間に寄り添った創作に取り組んでいると、こういう場面で有効的ですね。

うたごえ喫茶、うたう会、演奏だより
合唱団ペニ・ウンクルは地元旭川でうたごえ喫茶を開催。参加したお子さんも飛び入りで「アンパンマンのうた」。写真をみると、歌詞はプロジェクター、楽譜は828楽譜集をお使いのようですね。828にはアンパンマンなどアニメソングも多数掲載されていますので、お子さん連れの参加者さんがいても大丈夫!
福井センター合唱団でもうたごえ喫茶。リクエストした人にインタビューをしたり、前に出てきて一緒に歌ってもらったり。前にでてきて歌うのは恥ずかしいという方が多いですが、MCさんの巧みな話術で引き入れてしまったようですね。
千葉から愛と平和を!合唱団の定例うたう会は写真のように大盛況。参加者は3桁に!
こちらでも様々な企画で参加者さんをたのしませていました。
こういう記事って、みなさんがうたごえ喫茶・うたう会を開催するときの参考になりますよ!
三多摩青年合唱団はくにたち音楽祭に参加。地域の活動を通して多くの人とのつながりを創っています。
来年のくにたち音楽祭の実行委員長に、三青の竹澤団長が就任へ!

年金者組合鹿児島県本部のうたう会サークル「ひこばえ」が20周年記念コンサートを開催しました。ゲストに地元の合唱団「風」、広島からナッパーズを迎え、大盛況でした。
「ひこばえ」とはあまり聞き慣れない言葉ですが、「孫生え」と書いて、切り株から生える若芽のことらしいです。蘖と書いて「ひこばえ」と読むらしいですけど、こちらは「モヤシ」のこと。これじゃあないでしょうね。
国鉄広島ナッパーズ
5月25日
たるみずふれあい音楽祭垂水市の町おこしイベントとして今年初めて開催されました。広島と鹿児島を結ぶ線はなにか?7面でおよみください。

連載1382回
同窓の友だち
7/8~15
夾竹桃のうた
地方自治が危ない
田中嘉治
日本のうたご全国協議会会長
永遠のみどり
鍵村達夫
大阪北部センター合唱団
「ひとり街宣」と「民衆の歌」
あんのこと
ねがいかなうまで
石田継美作詞作曲/小泉恵美子編曲
試聴はこちら
栃木・味村節子