2023年3月20日号

うたごえ運動創立75年を迎えた今年、記念レセプションが東京・内幸町のレストランで開催されました。
この日開催された全国総会の代議員、各界からの来賓で会場は熱い熱気に包まれ、多数の連帯のメッセージが寄せられました。
昨年の総会では、75周年記念事業の目玉の一つ、委嘱作品集「スタートライン」のお披露目と作者によるシンポジウムが総会二日目終了後に開催されました。
今年の記念レセプションは、全国総会第一日目の3月4日(土)の夕方から開催されました。
委嘱作品集「スタートライン」の中で唯一の組曲となっている「坂道にて」の作詞・作曲の井上鑑氏。
ところで、組曲の3曲のウチ、最初の「ロス・アラモス」はご存じですか?マンハッタン計画で知られるロスアラモス研究所があるとことです。
池辺晋一郎氏による75周年祝賀の乾杯。
今年9月に80歳になられるそうです。また、本紙での「空を見てますか」の連載も30年目に。まだまだ書きたいことがたくさんあると、いよいよお元気でした。
レセプションの開幕演奏は、委嘱作品集「スタートライン」から「Peace be with you」と「すこしづつ」。来賓のご挨拶などは、次号以降にお伝えします。

次世代今号では、全国総会についても詳しくお伝えしております。
目を惹くのは、8面での第二特集。次世代の担う若いパワーがカラフルに展開されています。
総会での青年からの発言は5本に。
今年愛媛で開催される全国青年のうたごえ祭典の実行委員会からも熱いメッセージ。
先週号でお伝えした佐賀のうたごえ喫茶のチラシを紹介。そこに書かれている「歌う予定曲」を読み上げて、「何曲歌えますか?」
確かに!
こういう曲をとりいれた「青年のうたごえポケット歌集」の提案がありました。昔から、うたごえといえば「青年歌集」だったのですけどね。
総会発言のトップは、前号の1面でご紹介した、愛知からの中学生、水野さん、清水さん。5月5日愛知で公演予定のオラトリオ「鳳の花蔦」を訴えてました。
個々の発言については、5月初旬に発売予定の季刊日本のうたごえ200号に全文掲載予定です。
保育のうたごえから坂本さんは、自転車事故で骨折を押して参加へ 長野・ザ・イスカンダルの田島さんはあ6月の若者憲法集会への取り組みについて 神戸市役所センター合唱団の高校生・関さんは力強い発言
総会での発言は30本、さらに文書発言は5本。

これらをまとめて、総会の最後に、渡辺副会長から全体の討論のまとめがありました。
そのほぼ全文が4~5面に掲載されております。
今総会の全容を簡潔にまとめられておりますので、ぜひご一読を!


総会では、決算・予算、人事なども決まりました。
新役員体制は4面に掲載しております。
目を惹くのは、ここ何年か空席だった事務局長が決まったこと。中央合唱団団長の轟志保子さん(昨年まで副会長)が選出、就任されました。

全国総会の名物の、うた新拡大速報。
総会期間中に、全国の仲間が、この機会に本紙読者を増やそうと動いています。
この写真のあとにも続々と読者が増え、トータル91人に。そのうち、北海道が、55人。祭典開催地ということで、頑張りもすごいですね。
代議員で出席されていることから、この会場の熱気を受けて、会場から知り合いにメール作戦をして成果を上げた方も。
ありがとうございました。

8月に開催される日本のうたごえ祭典in北海道の全国実行委員会が全国総会の終わった3月5日(日)14時から開催されました。
高畠運営委員長から概要の説明、企画・組織などの各委員から進捗状況の報告がありました。
気になるところは、交通と宿泊。
日本旅行の担当者から、この時期、B’sのコンサートや中学生の全国大会が予定されているなどタイトな状況になっているとのこと。
今月中旬ごろには、例年の交通・宿泊案内を出せる予定ですが、早めにご手配をお願いしたいとのことでした。
祭典合唱曲集が発売されました。
テーマソング「あなたと一緒に」以外はピアノ伴奏譜がついた全18曲が掲載されています。税込み1,800円とお得感もばっちり!
中でも、話題の「もうひとり行進曲」は、限定的スペースの本紙紹介曲とは違って余裕の4ページ。「今この時代に」も新しい編曲でなんと14ページ。混声3部+ソプラノソロという構成。

北海道へ、全国から

北海道へ行こう企画
今号では、千葉と福井からの期待の声を掲載しています。
福井では、「原発ゼロ」ステージに向けての取り組みを加速しています。

開幕演奏は静岡のうたごえにより
定番の「海に生きたあなたよ」と、今年の課題に取り組んだ「ウクライナに平和を」。これは本紙2月27日号で紹介した岩淵七子さんの曲。

  • 大軍拡医療介護費狙い撃ち              金倉俊嗣
  • 選手より利権一番五輪金
    清野響子
  • 儲からん貯金無いやんもう空らん
    中西晃

皆さんからの投稿をおまちしております。


高齢者のうたごえ70名
「ゆたかな高齢期をめざす東京のつどい」が開催され、オープニングで年金者組合合唱団、シニア合唱団ら70名が舞台を務めました。
高齢者のうたごえは、8月の北海道での祭典のシルバー合同で「かけがえのない人生を」「仲間のうた」を演奏します。

兵庫のうたう会から
兵庫でも年金者は元気に歌ってます。
神戸市須磨区では毎月第1月曜日に年金者組合歌う会が開かれています。この会のギター伴奏をされている浜辺さんからのお便りです。
また、浜辺さんは尼崎唱歌を歌う会でも。
この写真は「今日の日はさようなら」ですね。バンザイの恰好で「さよなら体操」でもやっているのでしょうか?
こちらは、阪神センター合唱団の定例「笑顔いっぱい歌う会」。
「会館を通りかかりいつも歌声が聞こえているので、今日は思い切って参加しました」という声も。うたごえ喫茶などを開催しているときは、周りの通行人にも気を配ると、思わぬ成果に巡り合えるかも、ですね。

金剛山歌劇団アンサンブル
2月27日
仙台トークネットホール

宮城のうたごえの岡村さんのアンサンブル鑑賞記。
こういう朝鮮文化に触れる機会はそう多くはありませんが、貴重な体験だったと思います。


読者の手紙から
調布狛江合唱団・出前演奏班「東北人」の鈴木勝雄さんは府中市民アクション・けやき並木通りでの軍拡反対署名行動に取り組んでいます。
その鈴木さんが毎号手配りしている本紙読者の方からいただいたお手紙を7面で紹介しております。
このお手紙からうたごえ新聞を丹念にお読みいただいていることがうかがえます。
このような応援メッセージをいただくと、うれしくなります。
このサイトをお読みのあなたが、合唱団の方なら、読者とこういう交流をいただけたらいいですね。あなたが本紙の読者さんなら、普段、本紙を届けてくる方に一声かけてくれませんか。

連載1322回 闇について
3/20~27
すみれの花咲く頃
主人公は誰?…遊園地廃止?
渡辺享則
日本のうたご全国協議会副会長
(80)校歌の時代以後
人間の尊厳をかけて
九条平継
音楽センターひろしま呉出張所
小村公次
(111)生命の躍動と循環、味わい深く
ニュー・スタンダーズVol.1
デリ.リン.キャリントン
みんなのおいしい給食
塚崎圭原詩/徳島早与合補作詩・作曲
試聴はこちら
大阪・志賀民江