2015年10月26日

20151026

in えひめ
今年4/18に東京から始まったうた新まつりは、これまで6ヵ所で開催。
本号では、10/4に開催された愛媛での様子を報告します。
何といっても、この日の参加者800名!どういう仕掛けでこれだけ集めることが出来たか、今後の開催地の関係者のみなさんにもヒントがたくさん。
20151026-01Taidan
今号の1面タイトルのように、「人と音楽」というように、単にうたごえの内輪の取り組みではなく、県内・地域の音楽・文化関係者とのコラボが大盛会の原動力になったようです。 20151026-01Main
開幕を務めたフラメンコグループは、華麗なるパフォーマンスの裏には、関係者60余人を誘って参加されたというつながりがありました。

地元の今回の力の入れ方は、ステージ看板一つとっても見て取れると思います。

やはり来年の日本のうたごえ祭典inえひめを念頭においた組織固めが意識されているのでしょう。

20151026-01Fura
この方、愛媛県合唱連盟の会長さん。
来年のえひめ祭典でのよびかけ人にも名前を連ねていただいております。

この方にもたくさんご協力いただきました。

20151026-01Ichimura
ギターアンサンブルのグループは、指揮者が白い紙を掲げてますね。よく見ると「う~」って書いてあります。
観客に声を出してくれ、って合図なんですね。演奏している曲は「セレソローサ」。(ともしび歌集ではチェリーピンクマンボ)
うたごえ喫茶でも使える裏技ですね。
20151026-01Guitar
そして、こちらは愛媛のうたごえ喫茶。担当の愛媛合唱団の曽根さんは毎週土曜日に県内のどこかでうたごえ喫茶を開いている、というお方。
それだけに、思わず引き込まれてしまうリード力をお持ちでした。
20151026-01Utagoe

北海道のうたごえ祭典inさっぽろ
道内各地を持ちまわりで開催している北海道の地域うたごえ祭典。今年は札幌で開催されました。

こちらも全道上げた取り組みの様子を8面の第二特集でお伝えしております。

20151026-08Main
合唱発表会、オリジナルコンサート、そして大音楽会という構成ですが、9月22日の大音楽会は写真の吹奏楽でオープニング。
続いて写真下のヴァイオリンとチェロのデュオ。
20151026-08Brass
大音楽会第一部の後半はクミコのステージ。
昨年来、「広い河の岸辺」でのコラボレーションが進んでいます。
最近、つんくと湯川れい子さんによる子守唄にもレパートリーを広げているクミコさん。今後のうたごえとのステージが楽しみです。
20151026-08Cello
大音楽会メインは、合唱構成「一番たいせつなものは・・」。
9年前に有事関連法が成立したときに構想が始まり、今年の戦争法の反対の取り組みの中で醸成されたもの。
今の情勢が磨きをかけたものと、本稿を寄せた日本のうたごえ教育部 渡辺享則さんの絶賛です。
20151026-08GasshoKosei
オリジナルコンサートでは、各地でうまれた創作曲が披露されました。

まずはゲスト演奏のロケット姉妹。
あまり聞いたことのないグループですが、YouTubeをみますとかなり活躍されているようです。

20151026-08Oricon
岩見沢合唱団こぶしは「ばらをいちりん」。
1954年のビキニ環礁で被爆した第五福竜丸をうたっている素敵なバラードです。
11月23日の愛知でのオリジナルコンサートが楽しみです。
20151026-08Kobushi
こちらは苫小牧わたぼうしの「カジノいらない音頭」
苫小牧では市長が昨年、経済効果、雇用の創出などを理由にカジノ誘致を積極的に進めていく考えを示しています。
苫小牧の豊かな自然を守り、平和や健康的なくらしを願う気持ちをにぎやかな音頭にのせて歌っています。
20151026-08Casino

2015西日本創作講習会in愛媛
毎年、東日本と西日本で開催されている創作講習会。
今年の西日本は、愛媛で開催されました。

この地には、再稼働が予定されている伊方原発があります。

20151026-05Ikata
各地から集まった参加者に、まず、四国の原発事情を肌で感じていただこうとオプションツアーで現地の驚くべき実態を学びます。
曲をつくる、詩をつくるにあたっては、新聞やTVではわからないことも多々あります。こういう現地視察で創作へのエネルギーを充てんします。
20151026-05Genpatsuhantai
斉間淳子さん。
伊方原発の誘致の話のあった1969年から夫の満さんは取材をとおして原発の問題点を数々の著書で訴えてきました。2006年に他界ののちは、淳子さんが、「伊方原発から子どもを守る女の会」を通して反対運動を引き継いでいます。
20151026-05Saima
伊方原発のPR施設では、漫画で安全性を訴えています。タイトルのように、「福島の事故を踏まえて」とありますが、いまだに収束できない福島の技術的側面については触れられていません。 20151026-05PRManga
佐多岬に建つ原発止めろ!と創作された「生命の海 瀬戸内海」は7面の紹介曲でご案内しております。 20151026-04Ehime

被曝・戦後70年 2015
日本のうたごえ祭典in愛知
11月21日(土)~23日(月・祝)
11月22日(日)大音楽会
(日本ガイシホール)
11月21日(土)特別音楽会
(金山市民会館大ホール)
11月22日(日)小音楽会
(日本ガイシレセプションホール)
11月21日(土)・23日(月祝)
全国合唱発表会
オリジナルコンサート
おんプリンちゃん
20151026-03Onprin 今週のおんぷりんちゃんは
山内頼広さん
(コール・ア・テンポ)

祭典組織委員会で、労働組合、文化団体などの団体を対象した組織を担当されています。「歌って参加」の大音楽会に歌わない人をどうお誘いするか頭をフル回転しているそうです。その結果は、11月22日にわかりますが、是非、どうやったのか全国で共有したいですね。


青年のステージへ
指揮者に本番指揮の和賀達郎さんをお迎えして、大阪で合同練習会が開催されました。
予定曲「HEIWAの鐘」「ぼくらはげんき」のほか、「働く人あつまれ」ステージの「手をつなごう」「足音高く」も練習しました。
20151026-03Waga
この記事のトピックは、参加者にFaceBookをみて参加してきた人がいたこと。

若い人の間でいまや生活必需品になっているスマホとSNSはもっと活用されるべきものなのでしょうね。

20151026-03SeinenLesson

オリジナルコンサートへ

今年のオリジナルコンサートは事前審査制。
9月30日の締め切りに53曲が応募され、今回45曲がノミネートされました。
じっくりと聞けるオリコン、今年は楽しみですよ。
20151026-04Oricon

坂本照子さん
(三重・緑と海の合唱団)

現在では日本での有数なコンビナートになっている四日市市を抱える三重県では、度重なる米軍の空襲を受けています。
その中を逃げ惑う当時の少女の証言は、憲法9条をもつ戦後日本の現在と対比して、改めて9条の大切さを感じさせます。

20151026-04Imatsutaetaikoto

  • 戦争に熱中症の総理殿
    長谷川節
  • 品質に斑ありすぎる金バッチ
  • 内閣の広報請負うNHK
    増子敏一

皆さんからの投稿をおまちしております。


太鼓衆団輪田鼓
太鼓衆団輪田鼓
第19回公演
遠野物語
11月1日(日)15:30
新神戸オリエンタル劇場
20151026-03Wadaiko
柳田國男原作の遠野物語を、和太鼓、篠笛、民舞、三味線で構成しました。
妖怪や神様がいっぱい出てくる物語ですが、単なる妖怪話でもおとぎ話でもない、人生訓に満ちた人生ドラマです。

この機会に原作を青空文庫で読まれてはいかがでしょうか。

20151026-03WadaikoFlyer

11月1日~3日
沖縄でのうたごえ行動が再度取り組まれます。

翁長県知事が辺野古埋め立て工事承認の取り消しを行い、新基地建設反対の闘いは正念場を迎えています。

第二次うたごえ行動では、若者の取り組みを進めています。

20151026-03Henoko

愛媛祭典・プレ企画
今週のうたごえ新聞は、もうすぐ開催の愛知祭典から、一足先に「愛媛」へ、って感じですね。
本欄、ホットラインも愛媛から。
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愛媛合唱団青年部(GLC=Green Love Cantabile)では、大熊啓さんを講師に迎えうたごえの歴史講座とうたごえ喫茶。
この写真、多分「青春」の一コマでしょうか。
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あめあがりコンサート2015
たましんRISURU大ホール
9月19日。

タイトルの「あめあがり」は青山義久さんの曲。同氏が先月突然逝去。改めて合掌。

20151026-07Sansei
連載983回
スパイスの話

10/26-11/2
戦争を知らない子どもたち

「合唱発表会」外伝
山本忠生
(京都ひまわり合唱団)

「心はいつも夜明けだ」
織部 巌
(大阪・年金者組合
うたごえサークルひばり団長)
「ハチミツ」リリース20周年
リヴァー・ボート・ソング 朝倉さや
中島みゆき「組曲」の魅力
生命の海 瀬戸内海
四国トレインズ 作詞・作曲
山本克子 編曲
藤村記一郎 補作
試聴