2024年11月18日号

「ぞうれっしゃがやってきた」愛知から佐賀へ
今年は1949年にぞう列車が走って75年。
本紙7月15日号の「ズーム案内」で取り上げたように、日本PTA東海北陸ブロック研究大会で「ぞうれっしゃ」が全曲演奏されました。この企画のきっかけから、本番までの様子を作曲者の藤村記一郎さんにご報告いただきました。
この日は、原作者の小出隆司さん、作詞の清水則雄さんも参加して3人の作者はそろい踏み! 園長役は、愛知子ども幸せと平和を願う合唱団のキーパーソンさん
愛知では、4月に「バックトゥザ・フーちゃんⅡ」の東京公演、6月に「とべないホタル」の30周年公演とビックな取り組みが続いてました。素人目には、歌いなれているゾウだから取り組みも楽勝だろいうをこの記事を読んでましたが、いやいやどうして細かいところに配慮の目が光っているのですね。
今回はPTA関係者の研究会ですから、各学校に持ち帰ってもらう絶好のチャンス。それにどう取り組んだのか、1面・4面での藤村さんのレポートは、各地のぞうれっしゃ合唱団の方に参考になると思います。
衣装や道具にも凝ってますね。 こういう取り組みが全国に広がるといいですね。

未来を創る子どもたちと共に

今月佐賀で開催される日本のうたごえ祭典・大音楽会でのぞうのステージを成功させようと、作者の藤村記一郎さんは九州各地のぞうれっしゃ合唱団を訪問しています。
宮崎県小林市でのぞうは2010年3月10日号でお伝えしています。当時保育園園児だった80人の参加者はもうすぐ成人かな。
この映像は2012年のこばやし発ぞうれっしゃよはしれです。この映像見てびっくりなのは、歌い手が2世代という点。実に若々しいです。
来年2月の木下サーカス鹿児島公演でぞうとのコラボが予定されています。 今回訪問した鹿児島県子ども劇場協議会の事務所から。
今回の祭典での演奏は抜粋演奏ですけど、実行委員会では、来年には全曲演奏をやりたいと、意気込みを藤村さんに語っています。

「大空へ飛べ」は、輪島市の仮設住宅を訪れ、被災者の方々を励ますためのコンサートに取り組みました。
この日は、地元の小学校の運動会。震災、豪雨災害で延期されていた念願の運動会。「大空」のみなさんは、競技には参加できませんが、閉会式に参加。
その日の午後はコンサート。
仮設住宅に住んでいると、大きな声で歌うことは滅多にないと、喜ばれました。
富山からのお土産も用意していったそうです。


嬉野うたごえサークル Vegaキッチンうたごえ喫茶
祭典の機会に行ってみたいなと思うところの一つが嬉野。佐賀からは長崎本線で武雄温泉まで行き、そこで西九州新幹線に乗り換えます。ちょっとややっこしそうですけど、それだけ時間をかけて(といっても1時間程度)行ってみる価値がありそう、とは今号8面を読んだ感想です。
国指定重要文化財塩田津川沿いの塀 古民家のVege キッチン
Vegaキッチンでのうたごえ喫茶開催の案内チラシ 女将の黒田さん
退職後、京都から佐賀へ「いい移住」。
嬉野うたごえサークルの発足にも積極的に取り組まれました。
ここでうたごえ喫茶を開催してます。

今年の祭典での女性合同は「たいせつなこと」「いのちをうたおう」。
11月3日の東京練習会には、本番指揮者の山本惠造さんに大阪よりきていただき、指導を仰ぎました。

佐賀の比較的新しい合唱団Mazecozeの井上さんは、青年合同の練習会に参加。「明日はきっといい日になる」「その手の中に」を本番指揮者の安広真理さん、「その手の中に」の作詞者砂入りえさんも参加した練習会でした。

普天間かおり
コンサート2024
この道には
12月14日
東京文化会館小ホール
今年で17回目になる年末恒例のコンサートです。
この8月に音楽センターから発売された「海よ哭け」に収載されている「この道には」は詩:窪島誠一郎 曲:井上鑑の曲。この曲を今年の年末コンサートのテーマに据えています。

連載 松野迅
①作曲家 ルイ・シュポーア
今号から松野迅さんによるドイツの作曲家ルイ・シュポーアについて連載がスタート。
ルイ・シュポーアについて、あまり耳にしたことはないと思いますが、作曲家だけでなく、バイオリン奏者、指揮者として18~19世紀のヨーロッパで活躍をしてました。ほぼベートーベンと同じ時代ですね。
ベートーベンと同じ、9つの交響曲を残しています。
YouTubeでお聴きになってください。
3面の記事によると、この方は、便利グッズなどを発明しています。その一つが、バイオリンであごで挟むアゴ当てです。
「アゴ当て」というより、上の写真の説明ではアゴのせですね。 これをバイオリンに装着したところ。

第39回 荒木栄記念祭
荒木栄生誕100年の今年、各地で様々な企画が立てられています。
こちらは、命日の10月26日に荒木栄記念碑の前で記念祭を行っています。今年で数えて39回。場所は、荒木栄が36歳でこの世を去った米の山病院の玄関前に建立されています。

新潟・退職教職員の会
うたごえ喫茶
10月7日この近辺では、五泉市のうたごえひろばなどもあり、人的な交流でうたごえ喫茶を開催しています。
それにしても2時間で27曲というのは、すごいハイペース。さぞかしお疲れのことと思います。
神野和博さんの喜寿を祝うコンサート
10月14日
国分寺本多公民館ホール神野さんといえば、60年代のうたごえの名曲「二十歳」の作曲者。あれから60年ほどでしょうか?
重いアコーディオンを担いで、いつまでも二十歳ですね。
「子どもを守る」うたう会”ポッポ”うたおう会
10月10日
アコとギター伴奏で「平和の暦」など26曲。
こちらもハイペースのようです。
三多摩青年合唱団
創立60周年記念音楽会
「自由の木」
10月26日60周年記念グッズとしてクリアファイルとトートバックを作成。
今後の祭典でも行商を検討しているとか。

つゆくさ
セカンドコンサート
10月26日
東部フレンドホール日本被団協のノーベル平和賞受賞を祝したアルトサックスでの「ヒロシマの有る国で」は聴いてみたいですね。

合唱団「ペニ・ウン・クル」
60周年記念演奏会
~うたごえよ世紀(とき)をこえて~
10月26日
旭川大雪クリスタルホール新しい指揮者、伴奏者を迎えて初めてのコンサート。

記念レセプションを開いて
広島合唱団
創立70周年記念レセプション
10月14日
広島ロードビル一連の70周年記念行事のフィナーレということでしょうか。3月に記念コンサート、たかだりゅうじ作品集(全4巻)、団70年史の発行などさぞあわただしい1年だったと思います。80周年に向けてがんばろーということでしょう。
うたう会の最後は「人間のうた」 広島被団協理事長の佐久間さん

連載1399回
高階秀爾さん
11/18~25
星よお前は
合唱発表会ブロック制
舟橋幹雄
日本のうたご全国協議会副会長
希望のうた
藤原節子
京都・合唱団みなみ風
小村公次
(131)吹き渡る風が運ぶ音楽吉川和夫個展
アヴェ・マリア
プライス カラヤン
ウィーンフィル
かなたまで届く虹
あぼまさひろ作詞作曲 カンターズ補作
試聴はこちら
味村節子(栃木)