2016年8月15日号

20160815

壊してはいけない大切なもの
長野県上田市にある「無言館」。戦没画学生慰霊の美術館、来年開館20周年を迎えます。
これを記念して、新しい混声合唱組曲「こわしてはいけない-無言館をうたう」(詩:窪島誠一郎、曲:池辺晋一郎)が作られました。
楽譜は、音楽センターから7月に発売され、初演が9月25日に予定されています。
20160815-01Kuboshima
今回、20周年記念ということで、あたらめて館長自ら筆を執り、無言館の意義をこの時期に問いかけた作品になっています。

その、窪島館長の思いを今号1面と5面で特集しております。

20160815-01Mugonkan
この記事の中で、「無言館に展示される絵は、画学生自身が平和運動や反戦のために描いたのでなく、描きたくて描いた」という純粋無垢な作品群を大切にしてきた館長の言葉が胸をうちます。 20160815-05Izoku
現在9月25日の初演に向けて、長野県内4か所で練習が進んでいます。
全6曲、約27分の演奏時間で構成されています。
20160815-01Lesson
この組曲は、無言館の地、長野県うたごえ協議会と、池辺作品を多く手掛ける神戸市役所センター合唱団との共同委嘱になっています。

9月に初演のあと、11月には神戸でも演奏されます。

20160815-01Flyer

歌で語り継ぐ戦争の歴史
各地で平和のうたごえ!その中から二題を

川口ぞうれっしゃ合唱団
第13回コンサート

170人の合唱団の内、50人がぞう初体験。

20160815-04Kawaguchi

ミュージカル「青い目の人形」のテーマ曲が初演されました。
これは戦前の日米交流の中から生まれた答礼人形をモチーフにしたもの。
ぞうの藤村記一郎さんの新しい取り組みです。

20160815-04Fujimura

リディツェ村を訪ねて
本紙6月13日号で特集した「プラハ音楽祭」。
その機会に、三輪編集長がナチスの戦争を語るテレジンとリディツェを訪問しました。
20160815-08Atochi
今号では、第3報として、ナチスに村ごと消されたリディツェについてお伝えします。

こののどかな田園風景から何となくビートルズの「Long and winding road」が思い浮かびます。「長く曲がりくねった道は消えることがない、僕をあの扉に導いてくれ」という歌詞の曲です。

20160815-08Hanabatake
第二次世界大戦にこんな狂気があったのか!まさに、戦争の悲惨さを伝える扉を開けたような、戦慄させられる写真と記事で8面の第二特集は構成されています。

先週号の「テレジン収容所」の記事と併せてお読みください。

20160815-08Monument
この写真では小さすぎて分かりずらいですが(本紙では、もう少し大きいです)、こちらのサイトに詳しい写真があります。
なんと悲しい顔をしていることでしょう!
20160815-08KofdomonoZou

東京→広島コース
「阪神淡路大震災でお世話になって自衛隊員を戦場におくるな」を訴え行進しました。

20160815-04Hyogo

北海道→東京コース
(太平洋側行進団)


千葉県内は14日間の行進。
写真のようなアピール傘を創って行進に花を添えました。

20160815-04Ichikawa

県内14地域のうち、10地域にうたごえ派遣をしている千葉のうたごえ。
ここでは、「文化集団このゆびとまれ」がこの写真のように!

20160815-04Ichihara


2016北海道のうたごえ祭典inとかち
毎年北海道各地も持ち回りで開催している北海道のうたごえ祭典は十勝で開催されます。
その取り組みの様子を3面でズームアップしております。
20160815-03Zou
9月17日(土)の大音楽会のメインは合唱構成「ぞうれっしゃがやってきた」。
全国のぞう仲間に参加を呼び掛けています。
この時期、絨毯を敷き詰めたような紅葉、海にはカニ、川には鮭。読んだだけでも行ってみようかな、と思わせる合唱団エルデからのお誘いです。
20160815-03TokachiFlyer

第61回電通のうたごえ祭典in名古屋

昨年の60回記念祭典は、東京で開催され(写真右)、記念レセプションでは「電通のうたごえの歴史」を発行しました。 20160815-03Dentsu
今年は名古屋で、60年の歴史に学び、人々を励ますうたごえを、という基本方針で計画を立てています。

9月18日(日)15:30~
名東文化小劇場

20160815-03DentsuFlyer

  • 政界を渡るタカ派が爪隠す
  • 民意無視米国重視未来なし
  • 道なかば?アホノミクスはばかな道
    古都のハマちゃん

皆さんからの投稿をおまちしております。


「心つなごう」フェスタ

郵政産業労働者ユニオン主催の集会で、大阪のうたごえは「人間の歌」などを演奏。
ここでは、全雇用労働者の4割が非正規になっている今日、非正規差別の撤廃を訴えました。

20160815-06HotLine

国鉄のうたごえ祭典によせて
8月27・28日に開催される国鉄のうたごえ祭典を盛り上げようという企画が各地で開催されています。

この写真は、祭典地元の東京・三多摩地区でのうたごえ喫茶スクラムの様子。
写真はちょっと見えずらいですが、高田龍治さんも駆けつけていました。

20160815-06Kokutetsu

第81回定期演奏会
6月25日、26日
大阪、いずみホール

小村公次さんの音楽会評です。

20160815-07kansai

杉並九条のうた合唱団
あふれる愛と平和を
珠玉の伊藤辰雄作品をうたう
6月13日 杉並公会堂

木下そんきさんの鑑賞記

20160815-07Suginami

介護予防の現場~ハイタッチ
簡単体操

歌をうたいながら簡単なエアロビックスを楽しむ提案をしています。

20160815-07Kaigoyobou


連載1021回
ハリネズミに教えられた

8/17~22
心の歌

人間を解放する声
守屋博之
(日本のうたごえ合唱団
音楽監督)

「沖縄を返せ」
赤間政子
(宮城・乳銀杏うたう会)
小村公次 (31)邦楽四重奏団の果敢な挑戦
BEN WEBSTER meets PIET NOORDIJK 吉武大地