2018年6月18日号

20180618

ヒューマンフェスタ「障害者と仲間たち」のステージへ
来年1月に開催される「70周年記念日本のうたごえ祭典」について、今号で、特に詳しくお伝えしております。

既にチラシなどで周知されているように、従来の大音楽会に相当するフェスタは2部制。1月19日(土)に神奈川県川崎市のとどろきアリーナで開催されます。

2018FlyerTempVer2-1
第1部はHumanFesta

~いのちをうたおう

第2部はPeaceFesta

~こころつなごう

演奏予定曲など詳しい内容は5面に掲載しております。

20180618-01Yaguchi
今回、大音楽会を二つのフェスタに分けたのは、出演者の利便性を考慮して。

リハ・舞台立ち位置の確認・本番待機・本番という流れで、音楽会そのものを楽しめないという問題点がありました。それなら、座席そのままが舞台になるという方式を採用しています。

20180618-01Band
今号の1面は、HumanFestaの中の「障害者とその仲間たち」のステージとフィナーレ全員合唱「いのちをうたおう」の取り組みについてまとめております。

ご登場いただいたのが矢口直さん。

4月のスクラムコンサートに参加した東京都障害児学校教職員組合バンドのボーカルさんとして参加されていました。

20180618-03ScrumConcert
この時のMCで「障害児は二倍に増えているのに、職員は1.5倍どまり。そのため月の残業が80時間を超える教職員は80%を超える」と話されていました。 20180618-03Taidan
その矢口さんが、障害者学校の職員としてはたらきながら、バンドを通して人とのつながりを増やしてゆく。こういう方を発掘して、それが祭典への原動力になる。

今週号では、この点を是非読んでいただきたいと、三輪編集長から。

20180618-03Yaguchi

5月3日の憲法集会(東京は有明防災公園、6万人参加)に引き続き、若者憲法集会が東京・上野公園水上音楽堂で開催されました。 20180618-08 Stage
この会場、1面記事のスクラムコンサートが行われた会場と同じ。

上野公園内の南端、不忍池のほとりに建つ野外ステージで収容人数は約1000人。

ご覧の通りの満席です。

20180618-08 kaijyo
この日、ユキヒロさんがゲストというのも5月3日と同じ。

「HEIWAの鐘」がオープニングで歌われました。

メイン集会前の分科会でユキヒロさんはHEIWAの鐘の創作エピソードを語っていたそうです。

創作のきっかけは沖縄の少女暴行事件ですが、関連する話題として、こんな話をされてました。

20180618-08 Yukihiro
19世紀の初め、イギリス海軍の大佐が琉球を訪れました。

その時の現地の琉球人との交流エピソードなどを本にまとめましたが、その中に

「われわれは武器を一切見なかった。

島の人々は、つねに武器などないときっぱり言っていた。

銃を発射するのは見た時の彼らの様子では、確かに彼らは火器について無知であると思われる。

20180618-08 Speech
彼らは、戦争をやったこともないし、昔話にも聞いたことがないと言っている。」と綴られていました。

そしてその後、大佐はナポレオンがいるセントヘレナ島に面会に行き、琉球の実情を話したそうです。

そのときナポレオンは「武器もないうえに戦争も知らない国」と言うのを聞いて非常に驚いたとのこと。

20180618-08 Komori
歌詞にある「武器を持たぬことを伝えた 先人たちの声を…」の「先人」について、ネットではいろいろと議論されていますが、こういう話がベースになっているようですね。

ということを念頭において、8面の第二特集をお読みください。

20180618-08 Appeal

祭典まであと7ヵ月。

準備も着々と進んおります。

その準備をすすめる東京・神奈川の関係者からのメッセージで4面を構成しています。

そして、4~5面見開きでは、大熊啓企画委員長のフェスタと記念音楽会の見どころ、聴きどころをお伝えしております。

20180618-05Kowashitehaikenai
フェスタのイメージ図は、本紙でも取り上げましたし、祭典チラシの裏面にも掲載されています。

アリーナ4方向の客席はそのままステージになるという、参加者・出演者にやさしい配慮。

そんなイメージを持ちながら祭典特集をお読みください。

20180618-04Tobu
20180618-04Kitagawa 20180618-04Oota 20180618-04Inoue 20180618-04Ikebe
北川翔さん 大田智美さん 井上鑑さん 池辺晋一郎さん

全国青年のうたごえ祭典

7月15日(日)

高槻現代劇場

「好きなうたと生きていく

~ここが私たちの新世界」

昨年は長野、2016年は東京で開催された全国青年のうたごえ祭典、今年は大阪です。

20180618-03SeinenFlyer
その準備も着々と進んでおり、ゲストはこの太鼓グループ。

しかも高校生。

海外公演もするということです。

20180618-03Taiko
それにしても大阪ってパワーありますね。

最近の話題では大阪府立登美丘高校ダンス部のバブリーダンスなんてものもありましたね。

余談ながら、来月東京都内で開かれる高齢者体育祭で介護予防版ダンシングヒーローを数百人で踊るとか。

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はい、またユキヒロさんですが、今年のメーデー歌集に掲載された青年創作曲「つなぐ」も祭典の目玉。

若者の10年先を見据えたうたごえ運動継承の動きに注目です。

20180618-03yukihiro

  • 全職種残業無料の時代来る飯田駄骨
  • 「麻生節」十八番(おはこ)も潮時お引き取りを
  • 直伝かご飯論法アベ政権小泉康子

皆さんからの投稿をおまちしております。


増田康紀コンサート inバラライカ

雑花塾と言えば笠木透さんが、日本中に根を張らせた地域バンドですね。笠木さん亡き後、その精神を引き継いでおられる増田さんが今年も宮城に行ってきました。

20180618-06HotLine

出版を祝う会
「大地に種を蒔く」は昨年3月にリリースされたCDブックです。うたごえ運動70周年の今年、改めて貴重な運動の歴史の証言として注目されました。

去る4月28日、東京で出版を祝う会が開催されました。

20180618-07Hori
近年、奈良恒子さん、檀上さわえさんらがうたごえ運動にたづさわってきた歴史をそれぞれの思い出を通して書き綴っております。

うたごえ運動初期の方々から後世に語り継ぐうものとして大切にしてゆきたい本書です。

詳細は7面。

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函館トロイカ合唱団

いつもそばに歌があった

4月29日

函館市芸術ホール

昭和歌謡ヒットパレードから、70周年記念ニューアレンジ集、そしてぞうれっしゃへ、という構成。

タイトル通りの音楽会だったようですね。

20180618-07HakodateZou

合唱団みどり

20周年第5回コンサート

5月20日

名古屋市緑文化小劇場

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福岡・うたごえフェスタ

第21回ふれあいハーモニー

5月13日

アミカスホール

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南信州森風会の仲間有志が

中野市のバラ園を訪れ、ステージで演奏。


連載1105回 「雨の季節」
6/18~6/24
芭蕉布で
大谷翔平選手の シート81マス 舟橋幸雄 (日本のうたごえ全国 協議会副会長)
⑲笑い党が飲むクスリ
⑩戦争はしない 「いぬふぐり」と戦争
「歩いて行こう」 沓脱佳音利 (京都・合唱団みなみ風)
小村公次 (52)秀峰に並び立つ作曲家たち
20180618-06Etegami 大阪・志賀民江さん