2019年10月28日号

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旧日本軍の性奴隷被害者の告発
本紙10/14号の山本宏さんの被爆体験に続き、今号でも先の大戦の被害者が登場。

いま、日韓で大きな課題となっている慰安婦問題。

今号では、その当事者が韓国から緊急来日。

なんともすさまじい歴史の影の部分が生々しく語られております。

1面と4面、心してお読みください。

20191028-01Okuson
思えば、ことの発端は2015年12月28日の日韓外相会談で慰安婦問題について「最終的不可逆的」な解決を確認したというもの。

なんでわざわざ最終的とか不可逆的といった形容詞をつける必要があったのでっしょうね。違和感を持ってました。

20191028-01MawarimichiFlyer
要は、韓国側が国民のコンセンサスを得ていたかどうか。問題は、すぐ現れてきて、大きな反発を生みました。

一方、安倍首相は「おわびと反省の気持ちを表明する」と言っているものの、この「最終的・不可逆性」をたてにとり「おわびと反省の表明」だけで幕引きを図りたいのでしょう。

20191028-01Nanum
しかし、政府と政府との公式な合意といったところで、国民的な合意の上に立っていない以上、こんな対応が許されるのでしょうか?

時あたかも、ドキュメンタリー映画「まわり道」が公開されています。

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これに合わせて急遽来日した元日本性奴隷被害者のイ・オクソンさん。

イさんらが暮らす韓国広州市にあるナヌムの家の20年を追った記録映画です。

20191028-04Eigakai
この映画に合わせて制作が進んでいる同じテーマのまんが「草」では、資金調達にクラウドファンドが使われているそうです。

以前、Women of the Worldの植田あゆみさんがこの手法でビデオ「翼をください」を作ってましたね。

従来は、制作のための資金調達というと個人のつながりだけが頼りでしたけど、最近はインターネットを使ってできるようになっているのですね。

20191028-04Miwa

東アジア文化フェスタ
日中友好協会東京都連合会が中心となり開催された東アジア文化フェスタは今年で2回目。第1回は2017年11月に北とぴあで開催されました。

「虹をかけよう東アジアの空へ」をキャッチフレーズに、大田区アプリコ大ホールに1200人が集いました。

20191028-08Finale
特別出演に宝田明さんを迎え、日本、韓国、朝鮮、中国、ロシアが共演して、それぞれの文化で交流をしました。

写真右は東京朝鮮中高級学校合唱部のみなさん。

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こちらは、最近演者の底辺が広がってきている変面。

不思議な手品~いや顔品ですけど、衣装や伴奏CDを含めたセットがAMAZONなどでも買えるようになって、でしょうね。

15万円超で、決して安くはないですけど。

20191028-08Henmen
ロシアからは舞踊「ガルモシカ」。

ロシア民謡に「春に」という軽快な曲がありまして、その中にこの楽器が出てきますね。

他に「長い道を」を演奏。この曲はメリー・ホプキンスの「悲しき天使」としてもおなじみですね。

20191028-08Garmocica
沖縄・奄美からは「琉美創舞・伊是名の会」が伝統舞踊をご披露。 20191028-08Ryukyu
日中友好といえば紫金草合唱団、再生の大地合唱団が何度も訪中演奏を行い、友好を深めてこられました。

この文化フェスタでも日中合同演奏で「平和の花・紫金草」が演奏されました。

このフェスタの詳細を8面の特集でお読みください。

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音楽会Ⅰ・Ⅱ・Ⅲの見どころを特集

音楽会Ⅱ女性合同「女」

この曲を1998年の大阪祭典で歌ったときの取り組みなどが語られています。

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石川からはⅠ・Ⅱ・Ⅲすべてに歌って参加。

2年前の開催県として、当時感じた全国の連帯の力を大切にキープしているようです。

20191028-04Ishikawa

音楽会Ⅲ「大地讃頌」など

広島の方がカンタータ「土の歌」の全曲演奏を聴いた感動から今回の終曲演奏への思いを語っています。

みなさんもこの機会に全曲を聞いてみませんか

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音楽会Ⅲ「ときじくのかぐの木の実」

この曲については本紙2019年10月7日号でご紹介。演奏者の目からの期待を改めて5面で。

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九州から

音楽会Ⅲで演奏される「HEIWAの鐘」「労働者の歌」「大地讃頌」について九州のうたごえ祭典in宮崎で取り組んだ経験から、更に全国規模での舞台への期待を語っております。

20191028-05Kagoshima

来月沖縄で
来月、沖縄で二つのイベントが開催されます。

沖縄のうたごえ協議会

音楽祭典

11月3日

琉球新報ホール

沖縄のうたごえ協議会が県下の音楽団体に呼びかけで開催することに。

「こわしてはいけない」「大地讃頌」などが演奏されます。

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なくそう!日米軍事同盟!米軍基地2019年

日本平和大会in沖縄

11月8日、9日

70周年祭典での基地いらない!ステージを再現したいという話がありましたが、そんな方向で話が進んでいるのでしょうか?

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核兵器と戦争のない未来を

高校生、学生、市民のつどい

11月17日(日)

東京・全国教育文化会館

来年の被爆75周年、NPT再検討会議の年を迎えるにあたって、東京l高校生平和ゼミナールなどが事務局となり開催準備が進んでいます。

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とどけ!アリランのうたプロジェクト

日泰寺で今年も日本で命を落とされた朝鮮半島の方々の追慕祭が開かれました。

日泰寺は文字通り、日本-タイ交流のお寺さん。どの宗派にも属さないというユニークさをもってます。

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この写真は、朝鮮学校の生徒さんと、愛知教職員合唱団きぼうの合同演奏。

こういう風景が愛知でも開かれている、うれしいことです。

特に、「表現の不自由展」で問題が提起さえているいまこそ、ですね。

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今年3月に結成された「佐賀のうたごえ協議会」。それを記念して佐賀のうたごえ祭典が開催されました。

思えば4年前に佐賀で九州のうたごえ祭典を開催して以来、設立準備をしてこられて、この日を迎えたわけですね。

準備を進めてこられた関係者の皆さん、ご苦労様でした。

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メインの取り組みは、混声合唱組曲「こわしてはいけない~無言館をうたう」。

作者のお二人をお呼びして対談も。

これからの佐賀のうたごえ協議会のご活躍を期待しております。

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全国保育のうたごえ交流会

9月22日に第44回全国保育のうたごえ交流会が開催されました。

保育士さんの交流会らしい内容の様子。部外者が読んで、もわからない単語も。

例えば、ペープサート。

要するに紙人形劇らしいです。

20191028-04TobuHoiku
「1月の70周年祭典を機会に誕生した合唱団が初参加」と祭典でのつながりが生かされていることが実感できる記事ですよ。

翌日はオプション企画。

隅田川でうたごえ屋台船。

20191028-04SantamaSora

  • 秋深きイシン、カンデン欲深き水葉抄
  • 実る秋米に頭を抑えられ秋野一郎
  • いらないぞトウモロコシに戦闘機ムックリ

皆さんからの投稿をおまちしております。


イットクフェスで歌う

言っとくけど、俺の自由はヤツラにゃやらねぇ!ロック・フェスティバル」という音楽フェス。うたごえにはない、機動性が感じられます。

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出前うたう会

乙訓教職員合唱団

クレッシェンド

恒例のデイサービス施設訪問へ。歌遊びも取り入れた楽しい演出をしているようです。

20191028-06Okkun

北部センター合唱団

高槻けやきの郷で敬老日の祝賀行事に参加。

伴奏はギター一本。

これだけで入所者さん、家族、スタッフのみなさん約50名が楽しめるのですから、すごい技術です。

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関西合唱団

第84回定期演奏会

9月28日、29日

大阪・いずみホール

京都祭典で「群青」の指揮をされる本山秀毅さんの鑑賞記。多分、がんばるともっといいものになるということですね。よ、って言っておられると思うのですけど。

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広がれ!うた新の輪
各地で京都祭典に向けた都道府県ベースの合唱発表会が開催されております。

その中で本紙の読者が増えております。大阪(写真)、静岡での様子を7面で。

東京の様子は、こちらでご紹介しましょう。

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連載1166回芝居の根っこ-その1


10/28~11/4


北上夜曲


命を守る行動

木村 泉(山形センター合唱団)


(31)ロマンが滅びる


「群青」

富山直美(神奈川・藤沢合唱団)


“嵐”YouTubeチャンネル開設


北島三郎をうならせた島あきの


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大阪・小寺冨美代さん