2022年5月9日号

今年の全国協総会での記念講演は歌う憲法学者、志田陽子さん。
質疑込90分の講演の全文は6月発売予定の季刊日本のうたごえ196号で。
今号では、1,4~5面でかなりの量のエッセンスでご紹介しています。
講演は
「表現の自由2022
~表現者の自由とパワーと責任を立て直そう~」
という演題。
表現の自由の大切さを学べばどんな責任が自分たちにあるか見えてくる、という主眼で講演が進められました。
その中でに、数曲の歌曲が紹介され、それぞれの曲のもつ背景から表現の自由について憲法学者としてのアプローチをしています。

私を泣かせてください
My Old Kentucky Home
Amazing Grace
DannyBoy

全曲についてリンクがありませんでしたが、5曲をYoutubeで見つけましたので、本文を読みながらお聴きになってください。

この写真の絵は、ミュージカル「レ・ミゼラブル」のポスターに描かれた主人公のコゼット。

よく見ると、バンクシーが描いた壁画。
フランス政府による難民排斥を風刺したものでロンドンのフランス大使館前で描かれました。

小さくて見えにくいですが、絵の左下にYou Tube QRコードがあり、これはフランス・カレーの移民キャンプでフランス警察が催涙ガスを使用した時のものが写っています。
5面で触れられている朝日新聞デジタルサイト「論座」での志田さんの寄稿の一部はこちらから読むことができます。
但し、こういうサイトは基本的に有料なため、全文を最後まで読むことはできません。
「風と共に去りぬ」は時代背景の問題からNetflexで配信停止になってました、と過去形で書かれてますが、現在も検索にヒットしませんでした。
ただし、AmazonPrimeではプライム視聴が可能。3時間32分の超大作。主人公のスカーレットの黒人にたいする仕打ちがひどすぎる、という評価などなどもそのまま残っています。
足立うたごえ祭典再開
東京には10のブロックあり、その一つが東部地域。その中のさらに一つが足立区。
足立区というと・・・
あれ、あまり思いつかない!
東京スカイツリーや国技館は墨田区。
お巡りさんの「こち亀」の亀有は葛飾区。
というわけで、足立区というと、「足立のうたごえ祭典」。
この写真は第37回の2018年。前回です。

今年、3年ぶりに開催を決め、その準備をすすめてま~~す、という報告が今号8面の第二特集です。
報告は、東部うたごえ協議会会長の横川さんから(写真、一番下の中央、赤シャツの男!)

そうそう、足立といえば、こちら、橋本のぶよさんと、植田あゆみさんも。
こういうアーティスト、少年団や20~30歳代の若者も巻き込んだ幅広い参加者で構成されるというのもこの祭典の特徴です。
横川さんのさらに幅広い区内活動は
5月の子どもまつり
8月には戦争展
更に、ブロック活動として、9月に東部ブロックの合唱発表会も。
参加団体が非常に多いため、1団体6分半という全国ルールでやっていると1日では終わらないので、短縮版で開催。
更に、毎月2回取り組んでいるのが、6・9行動。
合唱団にアコーディオン、ハーモニカを加えて、区内の大きな駅頭で署名などを呼びかけています。
アコーディオンの丸山征四郎さんは、数々の創作曲を生み出しており、「創作センター」にも最近では、きむらいずみさんの「ウクライナに平和を」の曲を寄せています。

戦没画学生慰霊美術館無言館中庭に混声合唱組曲「こわしてはいけない」のうたごえが響き渡りました。
館主の窪島誠一郎さんが、ウクライナ侵攻に居ても立っても居られない、と「こわしてはいけない」の想いが込められました。
ウクライナカラーの衣装を着た人、青・黄色の譜面カバーを付けた人。しかし、横断幕などの視覚に訴えるものではなく、詩とメロディでウクライナに深くリンクするという企画でした。
集いに参加したうたごえサークルさざむしの伊藤さんからの投稿は4面です。
演奏:1,2,5,6章
指揮:渡辺享則
ピアノ:宮入有子

渡辺さんの譜面台の前に窪島さんが用意したコップにはウクライナとロシアの国旗が。


きたがわてつさんの曲でヒューマンライツという曲がありますね。「憲法があるから人権があるのではありません」「人権があるから憲法があるのではありません」という歌詞。

ところが、平和については「憲法があるから平和なのです」という論理も十分通じますね。
5月28日(土)
第34回憲法フェスティバル
東京・銀座ブロッサム


皆さんのお手元にはメーデー/平和歌集は届きましたか?
制作のスタートが遅れましたが、その分、タイムリーな選曲で話題を呼んでいます。
その辺のいきさつを3面で全国事業部会に語っていただいております。
やはりこういう時期ですから、「出版見送り」という意見も出たようですが、苦労の中で出版にこぎつけた経緯を読みますと、200%活用しないと、という気持ちになります。」

持ち寄りコンサート藤村記一郎さんんはこの6月で70歳。
古希のお祝いに来年5月に藤村記一郎作品コンサート70を開催します。

そのプレ企画として、
6月11日~12日
名古屋市天白文化小劇場
で持ち寄りコンサートが開催されます。

人脈の広い藤村さん。所属の合唱団や、友人・知人がたくさん出演・参加されるのでしょうね。どんな歌が持ち寄られるのか、興味津々、楽しみです。
土日のダブルで、さらに映像での配信も予定されています。
詳細は3面で。

チャリティコンサートこちらも愛知からの話題。
愛知県立芸術大学26期生によるグループ「グリュン」による「チャリティコンサート」

ウクライナと世界の平和に想い込め
6月24日(金)
14時
愛知・ガーデンホール

メンバーの一人、ヴァイオリンの長友さんは、市内の音楽教室でヴァイオリンの先生。写真の子の親はウクライナ出身。
藤村さんが譜面を起こしたウクライナ国歌を教材に。
チャリティコンサートでは、本場仕込みの正しい発音で「ウクライナは滅びず」を演奏するそうです。

  • 核使うなと本気で語れ日本の首相だろ
    菅野 章
  • よく見れば自分都合の聞く力
    福家駿吉
  • 公金を投じて不幸呼ぶカジノ
    金倉俊嗣

皆さんからの投稿をおまちしております。


オスプレイ反対県民集会
世界の目がウクライナにむかっている間にこの日本でもいろいろときな臭い動きが着々と。
この集会では佐賀のうたごえが歌った「空を海をいのちを」は2013年にストップ大間原発として函館トロイカ合唱団らが創作。
今回は「佐賀バージョン」で演奏されました。

保育のうたごえ総会
全国保育のうたごえ総会がオンラインで開催されました。
保育は若い方が多いためでしょうか、新しい技術に積極的に取り組んでいるようですね。
また事務局体制に若手が加わり、次世代への準備も着々と進んでいる様子が頼もしい6面の記事です。

合唱団雪ん子

コンサート あの日・あの時・あの場所にいた曲達
3月27日
リージョンプラザ上越コンサートホール

県文化芸術活動支援事業交付申請書をだしたそうですが、さて、結果は?


母と最期の「うたう会」
調布狛江合唱団の佐藤さんは、94歳の母親が入所している介護施設にギターをもって訪問。
ジーンとくる記事は7面です。
一緒に歌った「春の小川」が最後の親子交流に。
その8日後にお亡くなりになったそうです。
ご冥福をお祈りいたします。

東京・新婦人コーラスエーデルワイス
喜多淳子さん
70周年祭典で歌った「私は築地の女将です」の作詞をされました。
享年76歳。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。

連載1283回 馬 その1
5/9-5/16
あの鐘を鳴らすのはあなた
うたごえの作曲家たち
山本忠生 京都ひまわり合唱団指揮者
(42)笠置シヅ子
日本国憲法第9条
山本猛雄 北九州うたごえ創作合唱団
国籍、人種超えたグラミー賞
親愛なる同志たちへ
笑顔をかわせば 作詞 高橋雅子・作曲 原田義雄
試聴はこちら
東京都ゆきもと