2016年3月21日号

20160321

「五日市憲法草案」を歌に
安保法制(戦争法)を強行採決した安倍首相は「改憲」も明言するようになってます。改憲派は「いまの憲法は戦後米国から押し付けられた」といいますが、明治期に創られた東京・五日市憲法草案では、戦争をしない、自由と平等、人権を柱にした現憲法の源流がここにあります。 20160321-01Ichika
三多摩青年合唱団の箱崎作次さんは、中学校の社会科教諭だったこともあり、この憲法草案に着目。
教育のうたごえを通して知り合った福島の佐藤香さんと、「憲法草案」を歌にして広めています。

「五日市憲法草案は謳う」
多摩・山間の地に 生まれた憲法草案
民の自由と権利が
あまたちりばめられた
江戸の世からまだ14年という時代に
日本国憲法の源流がここに生まれた

「今一条の光となって」
ふるい土蔵に埋もれていた
一つの憲法草案が
いま一条のひかりとなって
混沌とした世界を照らす
憲法は時の権力から
民の権利と暮らしをまもるものと
百年もの昔に
五日市の若者たちが刻んでいた

20160321-1Hakozaki
20160321-01Tour
鈴木富雄さん(写真)は、五憲の会の事務局長で、昨今注目を集めているこの草案を多くの人に知ってもらおうと見学ツアーを企画しています。

こちらのFACEBOOKで、是非
「いいね」をしてください。

20160321-03Suzuki

2016年3・1ビキニデー集会
今年も3・1ビキニデーの季節がやってきました。
被災62年。
今年も代表団を派遣した水爆実験地、マーシャル諸島共和国は人口わずか5万人の小国が、いま9つの核保有国を国際司法裁判所に提訴していることが語られました。
20160321-08BNikiniDayStage
今年も、うたごえが活躍です。
オープニングでは、恒例の「海に生きたあなたよ」と、今年は「HEIWAの鐘」が演奏されました。(写真上)

写真右はフィナーレでのWe shall overcome

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今年は、朗読劇も。
東京芸術座9条の会・新劇人会議有志による「ここが家だ―ベン・シャーンの第五福竜丸」の一幕
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今年の「メーデー平和歌集」も遅くともこの日までにと、編集・制作がされた甲斐もあり、会場まえでのうたう会などに活用されました。 20160321-08Utaukai
因みに、今年のメーデー平和歌集のタイトルは「No Pasaran」。国会前で盛んにコールされていたフレーズですね。
掲載はタイトル曲のほか、2月22日号でご紹介した「命の海 命の森 命の山々」などです。
20160321-08Odanmaku

総会特集第3弾は
お待たせしました、「記念講演」は神戸女学院大学教授石川康宏先生。

これまでの経験主義的な活動ではなく、21世紀型の運動を提案されました。
従来のやり方に加えて、Twitter やFaceBookなど活用してこそ、活動の領域が広がるというものです。

20160321-05Ishikawa
ちょっと見えづらいですけど、プレゼンでの一コマ。
(クリックして拡大表示)

高校生がつくる宣伝カーはこんなにかわいい。
その下は、T-ns SOWLの「野党は共闘に応える蓮舫さんと志位さん」

20160321-04Koen
SEALDsの若者は、スピーチ原稿をスマホで書きます。
これだと、夜暗くなってからでも読めるのですね。

そういえば、うたごえの皆さん、暗い時間帯に街燈の明かりだけで楽譜を読むのは辛いですね。

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講演のテーマは「戦争法をめぐって、今、情勢はどうなっているのか」。
本号4~5面で要旨をお伝えしておりますが、全文は4月発売予定の季刊日本のうたごえ172号をお楽しみに。
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で、その情勢ですが、
今、南スーダンに行っている自衛隊は、法律が施行される3月29日から銃が撃てるようになります。
現在は、日本国憲法の制限の下武器の使用は禁じられているのですが・・・

このように、着々と、立憲主義が踏みにじられ、日本の「平和主義が踏みにじられているわけです。

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今の闘いは、従来型の「戦争法反対!」と唱えるだけでなく、「戦争法」を根絶やしにするために「政権を変える」という明確な目標を持つことです。
そのための2000万人署名であり、「野党は共闘」の期待です。
20160321-05Sokai

第8回
過去から未来へ
「いのちをつなぐ」イベント
in神戸

3月26日(土)14時~
神戸大学大学院サテライト施設のびやかスペース「あ~ち」

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20160321-03Ikemi 20160321-03Iwakiri
池見宏子さん
神戸・子どもと教育ネットワーク
今年は「ぞう」の全曲演奏を企画してます。
岩切泰和さん
神戸大学児童文化研究会
小さいころに愛知で「ぞう」を歌ってました。

劇団民藝
「真夜中の太陽」
戦争の痛みと未来への希望

3月23日(水)~27日(日)
東京・全労済ホール
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連載 (17) 沖縄の叫び
池宮城紀夫さん
(弁護士、辺野古市民団体弁護団団長)
「沖縄は闘う!

翁長知事による辺野古埋め立て承認の取り消しから始まった、一連の国と県の対立の構図。その構図をわかりやすくまとめたのが、17人目の叫びです。

20160321-04OkinawanoSakebi

  • 好きなのはアダムスよりもトランプだ(アベ)
    アモーレとラッセル
  • 知るほどに政府は何をとビキニ事件
    ジュリー川村
  • ウソつくな金持ちだけだろ活躍は
    浜田与志海

皆さんからの投稿をおまちしております。


関西合唱団が大阪音楽センターで開催しているうたごえ喫茶。

周辺地域にチラシをまいたりしてすっかり地元に定着したイベントに育ってきています。

20160321-06HotLine1
最初は地元からの参加者が10人でしたが、努力の甲斐あって今では40人に膨れ上がっています。
どうすれば?
是非、本号のHotLineをご参考にしていただくか、次回4月9日に顔を出してみてはいかがでしょうか?
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2月21日。
大阪北部での総会の前に阪急茨木市駅でアピール行動。

20160321-04Osaka

2月19日の全国統一行動「戦争法廃止!大署名宣伝行動」を新宿駅西口まえで行いました。
みんなの新宿をつくる会に新宿のうたごえ連絡会が呼応して。

20160321-05Shinjyuku

民謡集団「鯱」
第12回修了演奏会
2月14日 姫路市市民会館
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うたごえ総会と近況

国民救援会青森支部の旗開きで、青森センター合唱団は「自由よ!」を演奏しました。
20160321-06Aomori

創作のよびかけ
戦争法廃止 改憲許さない うたづくりキャンペーン
【発表方法】
寄せられた曲の中から、「紹介曲」としてうたごえ新聞紙上で随時掲載、紹介し、広げます。
送られた作品、音源は可能な限り、日本のうたごえホームページで紹介してゆきます。

【応募要項】
この間に創られた曲、詩、替え歌など(音源もあれば)、至急事務局あてにお送りください。
但し、替え歌については、元歌が民謡や著作権にかかわらないものに限り掲載します。

【送り先
「戦争法廃止・改憲を許さない」歌づくり事務局
FAX 03-3200-0193
e-mail info@utagoe.gr.jp


介護予防の現場~ハイタッチ
「介護保険」の運用がますます狭められようとしています。アベノミクスによる福祉の切り捨てに反対すると同時に、共助の精神で高齢者が寝たり気にならない健康保持の取り組みが必要になってますね。 20160321-07KaigoYobo

連載1001回
あ~あ・・・
3/21~3/27
花のまわりで

声は人、言葉は心
田中嘉治
(日本のうたごえ全国協議会
会長)

「子どもたちよ」
佐藤寿彦
(北海道合唱団)
小村公次
(27)2台のピアノを5人で弾くと・・・
「あなたの一筆が」
~2000万人署名推進のために
箱崎作次 作詞
佐藤 香 作曲
試聴はこちらから