2024年9月16日号

沖縄・辺野古 新基地強行に抗議
なりふり変らず戦争をする国づくりにまい進する政府。オスプレイが落ちようが、PFASが混入しようが、万博がガス田の上だろうが、リニア工事で地盤沈下が起きようが・・・挙げたらキリがないほど民意を無視して踏みにじるのが得意の政府。その最たるものが、防衛費の異常な増額。それに伴い自然破壊も急ピッチ。
その沖縄での最前線の様子を今号の1面でお届けしております。
沖縄のうたごえの浦崎直定さんはアコーディオンを担いで
現地の抗議行動に参加しています。
大浦湾の岸では座り込みとうたごえ
海上からはカヌーやゴムボートで杭打ちへ抗議 この海底には軟弱地盤が広がっているのですけど・・

「平和を!」この夏 各地の発信
平和のための埼玉の戦争展が埼玉会館大ホールで開催されました。主催は生協や機関紙協会などの実行委員会。詳細はこちらから。
今年で第41回ですが、残念ながらこれでファイナルへ。
来年は戦後80年という節目。新しい取り組みに向けて準備も始まっているそうです。
機関紙協会ではこれまで蓄えてきたノウハウの貸し出しも
行っています。詳しくはこちらから。
これまでの本紙記事をみてますと行政とタイアップした平和展を見かけます。
さいたま市などは平和都市宣言をしているのですからね。
かながわ9条の会、女性9条の会、日中友好協会、平和委員会、神奈川のうたごえ合同で終戦の日に平和の大切さを訴える宣伝行動に取り組みました。
この日、靖国神社で英霊をたたえる動きにはマスコミは飛びつきますが、我々の方は相変わらずでしたね。
三重県西部の名護市で2024平和のつどいが開催され音楽集団うた♪うたが参加しました。その様子を通信していただきました。
このつどい企画で目を引いたのは市民から寄贈された戦時中の遺品や資料などが多数展示されたこと。「お宝鑑定団」は家に眠る家宝の発掘番組ですが、こういう家に眠る戦争の記憶を保存することも大切ですね。
広島の高校生が描いた生々しい原爆の絵 平和委員会からの要請による平和のペナントを40本普及しました。
交野平和展は交野市、市教育委員会の後援を得て、ゆうゆうセンターで開催されました。
交野うたう会はピースコンサートを参加しました。
絹の道合唱団は8・15八王子平和の集い(原水爆禁止世界大会報告集会)で開幕前の20分間の演奏を行いました。
三多摩青年合唱団は厚生労働省などが協力している被爆体験伝承者等派遣事業を利用した長崎被爆体験朗読会に参加しました。長崎の投下されたファットマンと呼ばれる原爆はプルトニウム型。一方、広島に投下されたリトルボーイはウラン型。折しも朝ドラの「虎に翼」も原爆裁判の佳境に。結果は既知ですが、その経過は(脚色されているでしょうが)考えさせられるものがあります。

妙高市のNPO法人ゆめきゃんぱす20周年記念式典の様子をうたごえサークルたけのこから。この式典のプログラムに「ぞうれっしゃがやってきた」がはいりました。
演奏時間は10分でしたが、1曲目の「サーカスの歌」では子どもたちの皿まわしからスタート。楽しそうですね。

佐賀で開催される2024日本のうたごえ祭典成功に向けて各地で合同練習かが開催されています。
愛知のうたごえ協議会では大音楽会の合同練習会を山本高栄先生らをお招きして開催しました。
朝から夕方過ぎまで長時間の講習会ですが、参加費は500円。「社長、安い~~い!」「もっと安くしてぇ~」という声はなかったでしょうね。
「ぞうれっしゃ」ステージ向けた練習会では地元ならでは、藤村記一郎さんが指揮を 「発声」から「聴き会う」…山本講習会
荒木栄プログラムの練習は普段何気なく歌っている間違い箇所の気づきもあったそうです。どこだ? 保育・青年の練習会は夕方5時過ぎ。
保育合同の「もう一人行進曲」の練習をしました。

電通のうたごえ祭典in東京
第67回電通のうたごえ祭典in東京
10月1日(火)
江東区森下文化センター

日本の基幹産業の一つ、電気通信産業労働者のうたごえ祭典です。
コロナ禍の2年を除いて1956年から開催。
前身は1954年東京電通合唱祭。
実に歌い続けて70年です。

ところが、残念なことに、今回で長い歴史にフィナーレ。
高齢化や介護などで出かけることが困難になったとのこと。
そこで70年の歴史の中で培われてきた数々の創作曲の演奏も企画されています。

札幌のうたごえ協議会主催の「さっぽろ うたの広場」が20団体の参加で開催されました。
ここをステップに9月28~29日に室蘭で開催される北海道のうたごえ祭典に向かい、佐賀で全国合唱発表会に推薦団体が決まります。
講評委員の方の「以前は速いリズム、高音に果敢に挑戦して撃沈する合唱団があった」というのには笑えました。微笑ましいですね。
乙訓ミュージック・フェアは、京都府民音楽祭に向けた地域予選。26団体が出場し、京都合発にむけ7団体とシード団体2が選ばれました。シードがあるというのは面白いですね。

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パレスティナ連帯デモに参加している前田さん。
日本語のプラカードをもっていって、知人に英語のプラカードと一緒に持ってもらって、ハイ、パチリ。
場所はホーフブルグ宮殿といって、マリー・アントワネットの生まれたところ。ウィーン観光では世界遺産のシェーンブルン宮殿が有名ですけど、こちらではデモは許可されないでしょうね。
今号の主人公はウィーン在住のパレスチナ人、ヤセルさん(写真上)。
ヤセルさんの自伝から、パレスチナの人がどういう人で、どう考えているのか垣間見れる記事です。
2022年の統計ですが、パレスチナ在住のパレスチナ人は約400万人。海外に戦火を逃れている難民が490万人といわれており、世界で約800万人のパレスチナ人がいるといわれています。そのうち、80人が在日パレスチナ人だそうです。

今回の祭典では池辺作品のグレート・ジャーニーから2曲。大音楽会で「リパブリック讃歌」、特別音楽会で「アメイジング・グレイス」が演奏されます。
「アメイジング・グレイス」は昨年、北海道でも歌われました。
「リパブリック讃歌」は久しぶりのような気がします。ちょっと難しい、というのが評判のようですが、8面で山本高栄さんの解説では「アレンジの遊び心」とのことで、そう言われると、なるほどと思います。
祭典HPに音取り音源がありますので、しっかり練習しましょう。


  • コメ不足減産のツケ民襲う
    金倉俊嗣
  • 老々で交わす笑顔の介護論
    三隅雅游
  • 払う人節約騙し取る人脱税裏金
    幸せを売る男

皆さんからの投稿をおまちしております。


一村好郎の心をうたう合唱団
2022年に81歳で逝去された一村好郎さん。数多くの創作曲を残しております。
その作品を歌いつなごうと「一村好郎の心をうたう合唱団」が誕生。まず地域の合唱発表会に挑戦中。ぜひ、佐賀まで上り詰めてきてほしいです。

サークルあやとり
35周年記念演奏会
「うたい続けてきたから・・・」
7月7日
石川・白山市松任学習センター

35年間の集大成として、地域の合唱団にも呼びかけ91名の大合唱が実現しました。


岩見沢合唱団こぶし
24定期演奏会
「愛と平和を歌う 未来へ」
市民文化センターまなみーる

コロナや高齢化もあり久々の取り組み。でも、やる!という決意が大事、ということを学んだ記事です。


斉藤清巳さんをしのんで
平和行進通し行進者 山内金久さん

トランペットを片手に平和行進の通し行進を続ける山内さん。昨年、富山~広島コースの途中、福井県でご一緒したときの回想記です。
斉藤清巳作品の「100人で行けば」をトランペットで練習しているそうです。


連載1391回
現代の医療
9/16~23
佐賀の色
渡辺享則
日本のうたご全国協議会副会長
明けの明星
大山勝
岐阜・中津川合唱団満天星
小村公次
(129)〈まつり〉という希有な音楽的発信
この素晴らしき世界
~ルイ・イン・ロンドン・ライブ・アット・ザ・BBC
ああ 生きている
坂本将取作詞作曲
試聴はこちら
神奈川・杉山良江