2015年7月20日

20150720

  アピール   戦争法案に終止符を!
日本のうたごえ全国協議会

安倍内閣は、海外での武力行使を可能とする安全保障関連法案を5月14日閣議決定し、翌15日に国会へ提出しました。法案では、これまで憲法9条のもとで絶対にできないとされていた集団的自衛権の行使を可能とする政府の憲法解釈の変更を受け、自衛隊が海外でアメリカの戦争や軍事行動に参加できる仕組みづくりを狙っています。
20150615-01Kenpoしかし、6月4日の衆議院憲法審査会では、与党側推薦を含む参考人の憲法学者3名全員が、「安保法制は違憲」と断言して政府の暴挙をただしました。各メディアの世論調査でも国民の半数以上が「反対」を表明しており、「憲法違反の安保法制を廃案に!」という声は日増しに高まってきています。
そのような中、政府・与党側は国会の会期を戦後最長となる95日も延長し、是が非でも戦争法案を強行採決すべく暴走を強めています。
戦争放棄を誓った憲法の遵守は内閣と国会に課せられた義務であり、憲法を改正することなく変更できるものではありません。国会での議論より先にアメリカ議会で法案を今夏までに成立させると公約した安倍首相や、戦争法案を数の力で押し切ろうとする政府・与党の姿勢は、立憲主義の原則を根底から覆すものとして断じて許すことはできません。
さまざまな分野で「法案」反対・廃案のアピールや一点共闘の呼びかけがなされていますが、「うたごえは平和の力」を掲げて憲法の心をうたってきた私たち「うたごえ」も、いまこそこの危機的状況を打ち破るために、次の3点を訴え、戦争法案の即時廃案を求めます。
① 会員・本紙読者の皆さんが「戦争をさせない」ひとりとして、廃案を求める対話やとりくみを進めていきましょう。
② 全国津々浦々で「戦争法案に反対するコンサート」や「うたう会」「街頭宣伝」などを旺盛に展開していきましょう。
③ 「戦争法案反対」「戦争をさせない」詩や曲を創り、うたい広げる普及活動を旺盛に展開していきましょう。


祭典よびかけ人 荻野砂和子さん
今年の祭典での女性合同の責任者、若尾真理子さん(写真左)は、かねてより荻野砂和子さんと”うたごえ”の協働を思っていたその信念が今年実現へ。

声楽家であり、合唱指揮者の荻野砂和子さんに今週のカラー1面にご登場いただきました。

20150720-01Wakao
ことしの祭典合同曲は
「君死にたもうことなかれ」
「希望の大地」。

「君死にたもうことなかれ」は、金井信による新しい編曲。
「希望の大地」はゲストのナターシャグジーさんの作詞作曲との共演です。

20150720-01Ogino
5月の西日本合唱講習会を皮切りに全国での合同曲の練習が始まっています。

合同練習会の日程などは祭典HPをご参照ください。

女性合同ニュース第2号はこちらから

20150720-01Lesson
若尾真理子さんが事務局を務める”反核・日本の音楽家たち”名古屋グローバルピースコンサート。
ここでのグローバルピース合唱団には、荻野さんのかかわる合唱団も参加しているというお付き合い。

そのような関係から女性合同の指揮をお願いすると同時に、祭典全体を盛り上げる「よびかけ人」にお名前を連ねて頂いております。

20150720-05GlobalPeaec

5000人のぞうへ!
今年の祭典の目玉企画の一つが、ぞう5000プロジェクト。
今号8面の第二特集は「尾張ぞうれっしゃ合唱団」の小川ひとみさん(写真前列左側)にご登場いただいております。
小学3年生の時に出会って、いまでは2児のママ。ことしは親子で全国ステージに立とうと、まずは6月に地元デビュー。
20150720-08Owari
しかし、その地元でのステージ、なみの苦労ではなかったようです。
ぞうれっしゃのステージではよくある光景ですが、当事者には大変なご苦労。わかりますよ。

お詫び:本文で「小川ひろみ」と記載されていますが、「ひとみ」さんです。お詫びして訂正します。

20150720-08OwariStage

沖縄でも「ぞう」
今週号では、ぞうの話題をもうひとつ。
8月に開催される全国教育のうたごえ祭典inおきなわでも、いまこそ子どもたちと平和の歌を沖縄でうたおう、と準備が進められています。
こんな楽しそうなチラシも出来上がっています。
20150720-03OkinawaFlyer
大音楽会は浦添市てだこホールで開催されます。
プログラムは
「海のトランペット」
「子どもを守るうた」
「あなたが夜明けをつげる子どもたち」
そして
「ぞうれっしゃがやってきた」

写真は作者の藤村記一郎さんが出張練習をしているところ。

20150720-03ZouLesson


北海道→東京コース
コースの支線飯田下伊郡地区行進では「うたごえサークルやまなみ」がリード。
地元のシンガーソングライターの佐々木晶さんもギターを抱えて。

20150720-07Fukushima
翌日は同地区北部から上伊郡へ。
ここでもうたごえサークルやまなみが休憩地点でのミニうたごえなどを企画。
20150720-07Iida

東京→広島コース
6月26日は京都から奈良入り。
大雨、カンカン照りとめまぐるしく変わる天候にも負けず、リレー旗が広島をめざしています。

20150720-07Nara

被曝・戦後70年 2015
日本のうたごえ祭典in愛知
11月21日(土)~23日(月・祝)
11月22日(日)大音楽会
(日本ガイシホール)
11月21日(土)特別音楽会
(金山市民会館大ホール)
11月22日(日)小音楽会
(日本ガイシレセプションホール)
11月21日(土)・23日(月祝)
全国合唱発表会
オリジナルコンサート
おんプリンちゃん

特別音楽会の見どころ
今週号では、11月21日(土)に開催される、
特別音楽会の見どころをご紹介しています。
20150720-04Toyama 20150720-04Ikebe
外山雄三 池辺晋一郎
交響詩「フィンランディア」と、交響曲「炎の歌」を指揮します。 同氏の作品合唱オペラ「ごんぎつね」の指揮をします。

20150720-04Mimura 第一部は地元のOH!人生男声合唱団が歓迎の5曲を演奏。

つづく、三村奈々恵さんは愛知県出身で、世界14か国で演奏活動を続けるマリンバ奏者。
「ジュピター」などを演奏します。

20150720-04Miyagisaiten 日本のうたごえ合唱団は第1部に登場します。
今年は、「春の祝福」など3曲を演奏します。
指揮は守屋博之。
20150720-04Academica 交響曲「炎の歌」
外山雄三指揮、オーケストラ・アカデミカによる全曲演奏が取り組まれます。
20150720-04Gongitsune 合唱オペラ「ごんぎつね」は愛知県半田市出身の児童文学者新美南吉の名作童話に池辺晋一郎が作曲したもの。
今回は地元の髙須道夫さんが指揮棒をふります。

大音楽会出演者の紹介

20150720-05Dolfin コカリナグループ ドルフィン

大音楽会「うたごえは平和の力」の部で「原爆を許すまじ」などをコカリナのメロディーでお送りします。


  • 年金に続いて核も拡散か
  • 増税で賃金下がり音(値)を上げる
  • アメリカは引くプレイなく押し付ける
    古都のハマちゃん

皆さんからの投稿をおまちしております。


大阪母親大会
今年、御年91歳の畑田重夫さん。「私たちは子どもを決して戦場に送りません」の力強い記念講演が行われた大阪母親大会。

大阪のうたごえは保育の仲間などと一緒に「風と光と子どもたち」などでステージを務めました。

20150720-06HotLine

戦争法案STOP!レポート

ますます緊迫度を強める戦争法案に反対する声がここ北九州でも高まっています。
北九州うたごえ協議会はトラックステージからうたごえで集会を盛り上げました。

20150720-06Kitakyushu

神奈川のうたごえ協議会では早々に「戦争法に反対する」アピールをだし、具体的な行動に出ています。
本号3面に記載された「アピール」をすでに実践しているのですね。

20150720-06Sakuragicho

連載970回
戦没したオペラ

7/19-7/26
俺の町
“うたごえは平和の力” 今! 綾 正博 (福岡県のうたごえ協議会 副会長)
花をおくろう 辻 昇 (東京・みなと合唱団)
小村公次
(19)残された音楽が語るもの
AKB48、21作連続ミリオンヒットは
心震える時 長谷川きよし
京都・黒田愛子さん