2015年12月21日

20151221

被爆・戦後70年 2015
日本のうたごえ祭典in愛知

特集第3弾

先週号に引き続き、愛知で行われた
日本のうたごえ祭典の様子を
出演者の声で構成しました。

おんプリンちゃん
延べ16,900人
ありがとうございました。
祭典ご支援のお礼
祭典運営委員長 舟橋幹雄

29年ぶりに愛知で開催された日本のうたごえ祭典の運営委員長を務めた舟橋幹雄さんから、お礼の言葉。
被爆・戦後70年という節目に開催されたうたごえ祭典の意義、参加された方々の思いを述べています。

20151221-03Funahashi

小音楽会 「カネト」指揮者から

指揮 小杉眞知子さん

合唱劇「カネト」は2000年11月の初演以来、旭川、東京で上演されてきました。

20151221-01Kaneto
ストーリーは、北海道のアイヌ・川村カネトが差別に遭いながら難所の多い鉄道工事に従事するというもの。
原作は沢田猛「カネト~炎のアイヌ魂」。
全編90分の大作ですが、今回は、45分の短縮版で演奏されました。
20151221-01Kodomo
本紙2014年9月22日号でご紹介した「カネト講座」は指揮の小杉さんの投稿。
1年にわたって『合唱劇カネト』の背景(歴史、アイヌ差別、アイヌ文化、飯田線のこと、合唱)を学んできました。
20151221-01Kosugi
愛知・静岡・長野を結ぶ三信鉄道(飯田線の前身)の沿線でも「カネト」について飯田線の史実がふせられたこともあり、知られていません。
史実を掘り起こし、歌と作品の魅力で伝えてゆくという、これこそうたごえ運動だと、小杉さんはおっしゃってます。
20151221-01Walking

特別音楽会 出演者の声

マリンバ 三村奈々恵さん

愛知県出身で世界で活躍する三村さん。
マリンバと合唱のコラボレーションを実現したいと語っています。
どなたか手を上げる合唱団はいませんか!

20151221-03Mimura

小音楽会 出演者の声

アコーディオン アンジェロ・アクイリーニさん

愛知県在住のイタリア人。
小音楽会の中で「砂川」が心に伝わってきた、と感想を述べられています。

20151221-03Anjero
「砂川」指揮 高橋昭弘さん

1955~57年の砂川闘争を題材にした組曲「砂川」(1957年初演)が今年様々な意味から脚光を浴びた曲。
特に辺野古への連帯を込めて歌いたいと思った、とのことです。

20151221-03Takahashji

大音楽会 出演者の声

「青い空は」
大西進さん

原爆症訴訟原告団
高井ツタエさん

「世界中を核兵器のない世界にしよう」と気持ちを込めて歌いました。

20151221-04HIbakusha
「群青」
暁学園高等学校合唱部

いろいろな世代の方と一緒に歌ったのが楽しかった

20151221-04Gunjyo
「ぞうれっしゃがやってきた」
名古屋朝鮮初級学校
パク・サンギ君

東春朝鮮初級学校
キム・ジェユ君

学校を代表して歌えてよかった

20151221-04Zou
蒲郡市吹奏楽団
団長 稲吉初美さん

全国教育うたごえ祭典in沖縄では浦添市吹奏楽団が「ぞう」を演奏しましたが、姉妹都市の関係で演奏に参加しました。

20151221-04BrassBand
「仲間たちのステージ」
ゆたか福祉会
石橋満久さん

夢のガイシホールで歌えて、うたごえのみなさんに感謝してます。

20151221-05Nakama

大音楽会の感想

愛知県労働組合総連合 議長 榑松佐一さん

会場一杯にひろがった500台の和太鼓、子どもから大人まで2000人のぞうれっしゃ合唱団。
迫力、魅力いっぱいでした。

20151221-04Denmatsu
うたごえのあちこちに平和へのメッセージが込められて、それが国際的に展開されている。愛知県は全国一外国人労働者が多いという関係で、フィリッピン、ベトナム、朝鮮の人との交流は嬉しく思いました。 20151221-04Vietnum

音楽評論家 小村公次さん

一番印象に残ったのは林学さんの作品が多かったこと。それをシニアの大合唱、女性合同、全国合同合唱団がとりあげ、さらにフィナーレでも。
改めて愛知が生んだ作曲家・林学の魅力を感じました。

20151221-05Komura
また、愛知生まれの作曲家、大西進、藤村記一郎が自身の作品を指揮したこともハイライトだろう。 20151221-05Ashibetsu

特別音楽会の感想

音楽評論家 藤井知昭さん

愛知の文化を組み込んだプログラムの特別音楽会が企画された。

20151221-05Fujii
外山雄三指揮の交響曲「炎の歌」は、構成力豊な演奏で、今回の特別音楽会の意味を十分伝えてくれました。

本文にはもっとたくさんのコメント、指摘があります。4~5面特集でご確認ください。

20151221-05Honoonouta

十一月・空
日本のうたごえ祭典in愛知 ありがとう

雲 一つ 二つ 澄みわたる
秋晴れの青い空
尾張の城の鯱鉾も
日本のうたごえ祭典を
寿ぎ祝う
うたごえは
北の空へ 北海道から
南の空へ 沖縄まで
日本中に ひびきわたり
さらに
世界中にもひびきわたり
・・・・・・
(広島・和田ちとせさん)
20151221-05Illust

日本高齢者大会in和歌山
第29回日本高齢者大会
9月15・16日

1日目の分科会が和歌山大学で開催され、第1分科会は「戦後70年、音楽を通して平和を考えましょう」

地元のサークル「うたごえオールスターズ」からのレポート。

20151221-08Wakayama
うたう会では、828データディスク(音楽センター刊)を使って歌詞投影。
参加者からもスムーズな運びに感嘆の声が。
20151221-08Utagoe
2日目、県民文化会館での全体会。
記念講演では、立命館大学名誉教授安斎育郎さんをお招きして、「戦後70年、日本の未来へのメッセージ」をお話していただきました。
20151221-08Anzai
文化行事では、「うたごえオールスターズ」の創作曲「じぃじ ばぁば 大好き」を小さな姉妹がかわいいうたごえ。

この曲は大会記念の「じぃじ ばぁば せんべい」のCMソング。
このせんべいは5600袋完売したそうです。

20151221-08Shimai
連載 (5) 沖縄の叫び
砂川正夫さん

沖縄の苦難の歴史を俳句に読んでいます。

◎ヘリ墜落島のカンナが立ち上がる

◎負の合意小指が疼く熱帯夜

などなど3面の連載をお楽しみに。

20151221-03OkinawanoSakebi

  • マイナンバー誰が得する損をする
  • 番号で呼ばれる人生お断り
  • 一枚のカードで身ぐるみ剥がされる
    織部 巌

皆さんからの投稿をおまちしております。


釧路のうたごえ 60周年祝賀会
1954年に誕生した「釧路うたう会」。その後、多くの合唱団、うたう会が活動。1972年に「合唱団アンラコロ」が結成され現在に至っています。

祝賀会にはOB、支援者100人が集まりました。

20151221-06HotLine

東京高齢者のつどい

第27回東京高齢者のつどいが開催され、100人の合唱団がオープニングを務めました。
来年、日本高齢者大会は東京で開催されます。

20151221-06Sinia
祭典のシニア合同より
江東うたごえ交流会

第23回江東のうたごえ交流会は合唱団この灯など14団体が参加して行われました。

20151221-06Koto
ふたかみ福祉会

大阪・社会福祉法人ふたかみ福祉会の後援会が毎年チャリティコンサートを行っています。
今年で24回目。

20151221-07Zou
LICはびきので、200人の
ぞうれっしゃが演奏されました。
障害のある方の舞台運営はかなり大変なものがあります。長時間集中できるか心配でしたが、しっかり演奏出来た後の大きな拍手にとても嬉しそうでした。
20151221-07Hall
西宮市民音楽祭

第40回目の音楽祭に西宮さくらんぼ合唱団が合唱連盟代表として推薦されました。

20151221-07Nishinomiya

悪魔の飽食in群馬
悪魔の飽食全国縦断コンサート第25回は群馬県。

1800人の聴衆を集め、11月8日に開催されました。

20151221-07Stage
第2部では森村誠一、池辺晋一郎のスペシャル対談。
「いま日本に問われていることは『永遠の不戦』」が語られました。
第3部で「悪魔の飽食」が群馬交響楽団と255名の合唱団で演奏されました。
20151221-07Akuma

連載990回
宗教って?

12/20-12/27
シェルブールの雨傘

「空を海をいのちを」
寺本 透
(函館トロイカ合唱団)
哀歌~aiuta 八代亜紀
京都・黒田愛子さん