2007年 迎春
春を告げる東大寺のお水取り
ギターで奥深く世界をつなぐ
繊細で強いギターの音色。作曲家の故武満徹さんが「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評した鈴木大介さん。
22歳でアレッサンドリア市国際ギター・コンクール優勝。斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価を受けている。新しい世代の音楽家として注目され続けている鈴木さんに新春インタビュー。
古都を照らす火
奈良の春到来を告げる東大寺二月堂の「お水取り」(3月)。
一般の人々に代わって東大寺の僧侶が苦行を引き受け、国家安泰等を祈る祈願法要=修(しゅ)二(に)会(え)。
この「お香水」は、福井・小浜の神宮寺から。若狭鵜の瀬から汲んだ水を10日間かけて東大寺二月堂の「若狭井」に運ばれる。
日本のうたごえ祭典も06年の福井から今年は奈良で11月23~25日に開かれる。
顔を合わせて歌うっていいね
07年連載 格差社会と文化
保育園の民営化1 ひきふね保育園と歌の輪
税金は上がり、福祉・社会保障は次々と崩されるこの国、進む「格差社会」が芸術文化を疲弊させていく。これを止めるために今…、さまざまな現場からの活動を追う。