2017年4月24日号

20170424

笑わせて、じわり憲法の心
笑いを通して憲法改悪に抗(あらが)うという笑(しょう)工房の代表、小林康二さんを訪ねお話を聞いてきました。

最近、過労死問題を取り上げたところ、産経新聞などにも取り上げられ話題の笑工房です。

20170424-01Kobayashi
うたごえ関係でも、一昔前に社保庁の年金問題が出たときに、「青春時代」の替え歌で「年金時代」が作られ、笑いの中にも年金問題を考える、ということがありました。

替歌というと、著作権問題から、権利者の同意が得にくいということもありますが、例外的なものが、「東京だよおっ母さん」の替え歌「振り込め詐欺だよおっ母さん」が作者公認、警視庁推薦で、ネットでも多数見聞きすることができます。

20170424-01Flyer
昨年、公募した「戦争法廃止、改憲許さないうたつくり」キャンペーンでは、募集要領が「替え歌については、元歌が民謡や著作権にかかわらないものに限る」ということになってました。

その時の応募のひとつが、
「ポッポッポッ あんぽっぽ
せんそうしたいか
させないぞが
みんなでなかよく
とめてやる」

20170424-01Koza
私たちの身近にはいろいろな素材にあふれています。
こういうものを使って、自分の意見を表明する、といのは、一番とっつきやすい方法かもしれません。

今週の1面特集での、小林康二さんへのインタビューで、こうした「笑い」の効用についてお読みください。創作曲や、コンサートでのMCのヒントになること請け合いです。

20170424-04Kobayashi

湘南から平和の思い届けて
神奈川県の藤沢合唱団が、東京で開催された「婦人民主クラブ」創立71周年記念のつどいに招聘されて組曲「湘南の風に乗って」を演奏しました。
8面記事には合唱団の方が「東京遠征」と書かれてますが、確かに片道970円。
お疲れ様でした。
20170424-08Fujisawa
この組曲は、同団が昨年、団35周年記念企画として創作したもの。
「住みたいまち」アンケートでは、「湘南藤沢」は毎年高位にランクづけられている、とのことですが、2016年全国版では36位に藤沢市が入っていました。
この組曲は、そんな街にも軍事基地の被害に苦しめられているという現実を歌っています。
20170424-08Kaneko
そういう目で、この全国ランクをみますと、6位の東京・港区には23区内唯一の米軍基地が六本木!にありますね。
沖縄関係でも10位の那覇市、13位の石垣市など。

こういうランク付けとは一体どういうことなのか、改めて考えさせられる第二特集記事です。

20170424-08Stage

憲法をうたう!
各地での憲法ミュージカル・フェスティバル
の取り組みについて特集しました。
20170424-04Hiroshima
今年で取り組み24年目になる憲法ミュージカル。
「夢の国~ヤベトピア-波高し 9条憲法 正念場-」が今年の演目。
写真上は、昨年の「主権者って言われても」の1シーン。

水戸市千波湖畔で開催される「憲法フェスティバル」。
高校生ジャズバンド、よさこいソーランそしてうたごえ演奏など、5月3日に開催されます。

20170424-04Ibaraki

5月19日に、憲法劇を行います。今年のテーマは「共生」。
川崎でおきた「ヘイトスピーチ」を題材にしています。

20170424-05Kanagawa

憲法ミュージカル「キムジナー」の再演準備が進んでいます。
写真をみますと、やはりミュージカルの威力でしょうか、若い人がのびのびと取り組んでいる様子がうかがえます。

20170424-05Kimujina

座談会 解雇3兄弟
先週号の特集に引き続き、解雇3兄弟。
おさらいをしますと、3兄弟とは、

  1. JAL不当解雇撤回争議団
  2. IBMロックアウト解雇撤回争議団
  3. 全厚生闘争団
20170424-04Shahocho
前号では、3兄弟がうたごえと出会うまでを中心にお伝えしてました。
今号では、うたごえが各争議団の中で、どのように広がっていったかをお伝えしております。
本連載は、次号が3回目で最終回。
20170424-05JAL

ジョイントコンサート
奈良・蟻の会合唱団関係者のジョイントコンサートにズームアップしました。
5月14日(日)14:00~
ならまちセンター市民ホール
20170424-03Tanaka 20170424-03Nishimae
田中郁さん
同団ボイストレーナー
西前壽実代さん
同団指揮者

北海道の合唱・指揮講習会
5月20日(土)13:30~
苫小牧市民活動センター
講師にこのような豪華な陣容をそろえています。
20170424-03Moriya 20170424-03Ohta
守屋博之
日本のうたごえ合唱団音楽監督
太田真季
声楽家

連載 (39) 沖縄の叫び
瀬底和子さん

一頃は、政治的な話になると場がしらけるということがあったそうです。
しかし、ここ数年で様子に変化が感じられるといいます。

20170424-03OkinawanoSakebi

  • あべこべだ凶暴罪はあんただろう
    アモーレとラッセル
  • 胸の内監視カメラで覗く法
    長谷川節
  • 森友は首相府知事と仲間割れ
    福家駿吉

皆さんからの投稿をおまちしております。


益城町復興支援
昨年の熊本大地震の震源地、益城町での復興支援コンサートが開かれました。
熊本のうたごえ「ふらっと」が主催してゲストがきたがわてつ。
それを聞きに行った福岡あらぐさの方からのホットラインです。
20170424-06HotLine

長野市柳原は住民7200人強。
そこで開かれたうたごえ喫茶に132人も集まったそうです!

20170424-06Yanahara

医療えん罪事件で無期懲役の判決を受けた守大介さんを守る会の全国集会が仙台で開かれました。
青森・宮城のうたごえ有志が「芦別の雪の中を」を演奏しました。

20170424-05Miyagi

堀田さちこリサイタル

堀田さちこ
リサイタル2017
ひぬくざちぬ風に吹かり
3月9日
名古屋中電ホール

静岡・合唱団なかまの小澤さんから鑑賞記をいただきました。

20170424-07Hotta

山口直子・齋藤清巳コンサート

3月19日
パルティ瀬戸
「福島の思いつたえたい」コンサート

20170424-07Kiyomi
山口直子さんのお名前はオリジナルコンサートなどでお見掛けしてました。
記事掲載の「自然エネルギー讃歌~伊方にで」はこちら
試聴できます。
(2015年オリコン集
20170424-07SetoPeace

連載1053回
思想は「五度圏図」その2

4/24~29
すてきな友達
日本のうたごえ祭典開催 の魅力 渡辺享則
日本のうたごえ全国協議会 副会長

「心さわぐ青春のうた」
高橋元文(中央合唱団「記念」)
演歌が求める声福田こうへい
「この街で」
原詞:増田二郎
作詞:西山正一郎
作曲:2017電通のうたごえ創作会議
演奏はこちら