2011年6月20日号

20110620

東京・上野東照宮の一角に広島・長崎の原爆の灯がとって20年。
その火の元となった星野村で灯されていた原爆の火が、どういういきさつで星野村にあったのか、その火はどのように守られてきたのか、うたごえファン必読の今週号です。
2011年7月18日、日比谷公会堂で「非核・平和をうたうつどいが」開催れます。(右上ポスターをクリックして拡大表示します)
カンタータ「この灯よ永遠に」で”火”の心を演奏します。
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21年前の灯す会の運動を進めるつどいで演奏された「ぞうれっしゃがやってきた」。
今回もぞうれっしゃが演奏されます。
20110620-1Zou

2011HeiwaDaikoshin
20110620-4Heiwakoshin 5月31日、東京から広島へ向かう平和大行進は、静岡から愛知へバトンタッチ。
20110620-5Wakayama 和歌山→広島コースは、5月8日に新宮市を出発。5月28日には、和歌山市を出発(写真)

20110620UtagoeKissa
東日本大震災から復興へ!
東電原発事故による被害が加わった福島では
まだ復興の道筋が見えませんが、
宮城では活動再開のレポートが届きました。
20110620-8Sedes 医療のうたごえ「合唱団セデス」
6月2日、震災後初の練習再開にこぎつけました。
20110620-8Letters 全国からの激励のメッセージ。
救援募金、差し入れが団員を勇気づけました。
20110620-8Ishinomaki 石巻うたごえ喫茶inモミの木
5月16日に2カ月ぶりの再開。
20110620-8Mominoki 被災者への黙とうに替えて「アメイジンググレース」を歌ったり・・・

20110620kyuujyoAction
大阪・北海道、鹿児島、和歌山での
九条を守ろうといううたごえの活動
を今号の4~5面見開き特集で。
【大阪PeaceCall合唱団】
5月13日~15日、大阪の合唱団が北海道を訪れて活動交流。
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PeaceCallの浦晴子さんの「母の軍歌」(本紙2008年3月10日号で紹介)を中心にした構成で、「とどけ平和の祈り~大阪と札幌を結ぶ歌声」が響きました。 20110620-4MsUra
【鹿児島・平和フェスタ】
かごしま女性9条の会5周年のつどいで、合唱団風が長崎祭典で生まれた「一本のペンで」などを演奏。
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【和歌山うたごえ9条の会】
会の総会とうたう会が開催され、今後の取り組みについて議論されました。
20110620-5Wakayama

ZoomUp
東葛合唱団はるかぜは、地元で開催される今年の日本のうたごえ祭典のプレ企画として、七夕コンサートを企画しています。 20110620-3Harukaze
詳細は、右チラシをクリックして拡大表示でご覧下さい。
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風薫る五月、各地で音楽会が開催されました。
【北海道合唱団】
ロシアの歌を中心に40年間続いている春のコンサート。
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【苫小牧 わたぼうし】
30周年記念コンサートでは、ゲストにきたがわてつさんを迎えた温かなものでした。
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【東京・グローエコー】
二人の団員の退職記念コンサート。
合理化と差別に闘ってきた電通のうたごえの仲間を励ます歌をいつまでも歌ってゆこうと。
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【東京・音楽センターアコーディオン土曜教室】
アコーディオン教室生による「わかばコンサート」(東京狛江)が開催されました。
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【長野安曇野】
早春賦の碑ある安曇野。最近はNHKの朝の連ドラ「おひさま」で注目されています。そこで開催された「早春賦音楽祭」に信濃の青い空合唱団が参加しました。
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     6月20日~6月26日
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     さとうきび畑
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    「わが母の歌」
    武田洋二(東京・合唱団この灯)
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    「ポーリュシカポーレ」
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    被災者支援ソングも紹介された
    おかやまフォークジャンボリー”2011希望”
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    「一歩一生あわてず力まず」
    浜島康弘(名古屋青年合唱団)
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    大音楽会第一部<生命>
    食と農のステージへ
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    関西音楽人たちのパワー
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    チャイコフスキー交響曲第五番(指揮西本智美)
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     「自作タイトル その1」

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20110620-4MrTanakaうたごえ新聞』は全国のうたごえ活動や専門家による音楽情勢など最新の文化情報を毎週伝えてくれます。東日本大震災被災地への支援についても、うたや太鼓を通じて全国的な募金の展開、街頭宣伝、避難所コンサート、被災地での激励コンサート等、その輪が広がってきていますが、その模様を逐次私たちに「見せて」くれるのです。
 それは単に「事実のレポート」ではなく、その中に介在する人間ドラマや社会情勢など、「時代をレポート」してくれる、読者は居ながらにして全国的な文化・音楽・運動の情勢がわかる「魔法の新聞」なのです。何が魔法なのかは、他に二つの事柄に因(よ)っています。
 ①は季刊「日本のうたごえ」の編集も兼ねながら少数の編集部体制で日夜奮闘し、クォリティーを落とさないどころか全国数多(あまた)ある機関紙の全国コンクールで最優秀賞をはじめ、優秀賞を何回も受賞しているという金字塔を打ち建てて発行していること。
 ②は昨年、全国的な拡大運動が展開された中で過去の最高部数にまで肉薄した成果があったもののそこからの減紙が続いていること。一旦前進した中での後退は、従来にまして大きな打撃となるものです。
 以上、①②の苦境の下で困難に打ち克ち業績を更新し続けていること、そこに「魔法」を見い出せるのです。しかし、今日この基盤が大きく揺らいでいるのです。蓄積してきた読者の財産が生活防衛型家計時代の蔓延とともに少しずつ切り崩されていくという傾向です。このまま推移するならばこれまで積み上げてきた成果(月1回のカラー化等)の後退を余儀なくされる事態を迎えかねません。
 創刊以来55年、今や、うたごえ新聞は「運動の機関紙」にとどまらず読者の幅を広げることによって音楽文化のジャーナリズムの役割も担った日本の音楽界が誇れる新聞です。
 今後、読者を増やすために、創造・組織面でよく言われる「広める」ことと「高める」ことの大切さに加えて「深める」ことの実践が重要と考えます。
 具体的には4つのビジョン、

  1. 加盟構成員は全員読者に。一部にある「新入団員にまで読んでもらうのは早い」という対応が、本人も自覚していない無限の可能性をどれだけ空虚にしてしまうことか。先ずは知らせることが第一。
  2. 運動外に大きく広がっている太鼓など郷土芸能仲間への訴え
  3. 合唱発表会参加団体への加盟と購読の働きかけ
  4. サークルの総合的な結びつきを活かした総当たり作戦を

 これらの成果は、読者増にとどまらず、運動の構造的・飛躍的な質の変革を用意するものと確信いたします。サークルの大小に関らず、ビジョンの有無がサークルの活力と魅力のメンテンスにつながるのです。今こそ全読者のみなさんに訴えます。お力をお貸しください。

本紙読者拡大本部長
田中嘉治

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