2023年5月8日号

戦争と無言館を語る
環境と平和、そして美しい地球を守ろう
みどりのコンサート31
4月22日
神戸新聞松方ホール

この日はアースデーといって地球環境保護国際共同デー。1970年4月22日にあるアメリカの上院議員の提唱によって始められました。
みどりのコンサートは、このアースデーに呼応して毎年開催されています。
今年は、窪島誠一郎さんと池辺晋一郎さんをゲストにお呼びして、合唱組曲「こわしてはいけない」がメインに据えられました。

一方、国連が提唱するアースデーというのも毎年3月21日に行われています。
1969年に開かれたユネスコの環境会議で提唱され、翌年の春分の日に世界初のアースデー宣言が発せられています。

合唱組曲「こわしてはいけない」は、長野県上田にある戦没画学生慰霊美術館「無言館」をテーマにして、2016年に、同館20周年記念として館長の窪島誠一郎さんが作詞、これに池辺晋一郎さんが曲をつけたものです。

このお二人による記念トークを、ギュ~ッと抱きしめるのではなく、原稿用紙3枚分に圧縮。1面でお読みください。

若者うたごえ喫茶
本紙3月13日号で、来年の佐賀での日本のうたごえ祭典に向けた企画として若者のみなさんに呼びかけるうたごえ喫茶の案内チラシを掲載しました。その若者うたごえ喫茶が開催されましたので、今号8面でご紹介しております。
このチラシは、そこに掲載されていた曲が文字通り若い世代向けの選曲だったため話題になりました。本紙が発行された翌週の全国総会の場で、愛媛の上田さんが「どうだい!」とばかりに、その曲リストを紹介。
ただし、ここでいる「若い世代」というのは、おじさん・おばさん世代のこと。大体この世代の方は知っている曲でした。要するに、いまうたごえの中心世代であるおじいさん・おばあさん世代がついて来れていないということですね。
カラオケに慣れている方には、生伴奏のうたごえ喫茶は新鮮だったようです。
伴奏が歌に合わせてくれるというのは、自分のペースで気持ちよく歌えるということなんですね。ここに、うたごえ喫茶の根強い人気の根っこがあるのかもしれません。


全国合同 出演登録を!
今週号の4~5面見開き特集は、日本のうたごえ祭典in北海道の各プログラム担当者からの企画の概要と魅力点を語っていただきました。
これを参考に、これから北海道では何を歌おうかと思っている方、早めに出演登録をしましょう。
1次締切は5月の末。
まだまだ、余裕がありそうと思っていると、あっという間ですよ。
特に、この8月の北海道は様々なイベントが多く、この時期、足と枕の手配は早めに済ませておくのがお勧め。
原発ゼロを目指して、保育・教育・青年合同、国鉄のうたごえ・働くもの合同、シルバー合同、女性合同。それぞれのステージ担当者からの呼びかけをお読みください。
特に、「原発ゼロを目指して」では津軽海峡を挟んで目と鼻の先の函館からは函館トロイカ合唱団の方が「多くの人と原発は嫌だなという思いを共にしたい」と語っています。

東海のうたごえ講習会
3月25日・26日、愛知のうたごえのおなじみ、まなぼ企画の一環として合唱講習会が開かれました。声楽講座を担当されたのは、新実真琴さん。つぶてソングなどでおなじみの新実徳英さんの弟さんで、バリトン歌手としても活躍されています。
渡辺享則氏 山本高栄氏 新実真琴氏 新実徳英氏

沖縄の風に吹かれる 藤村記一郎さんの人脈がまた一つ広がったというズームアップです。
沖縄料理店「残波の花」のオーナーさんは沖縄・読谷村の出身。
そのオーナーさんからご紹介いただいのが、こちらの沖縄民謡を演奏される知花時野さんです。
うたごえ喫茶東山スカイホールの4月例会のゲストは知花さん。
うたごえ喫茶でソングリーダーをされていることもあり、こういう場面はお手の物。固定ファンも多いため、東山スカイホールは初めてのお客さんで超満員だったとか。
藤村さんは、愛知県合唱発表会に、このうたごえ喫茶東山チームでエントリーしております。今年は、知花さんにご一緒しましょうとオファをしているとか。

鳳の花蔦 オラトリオ「鳳の花蔓」の舞台は、これまで何度となくご紹介してきました。この舞台は上述の通り、沖縄県読谷村です。この村は愛知県蟹江町と姉妹町村提携をしています。
そこで作者の藤村記一郎さんが早速、蟹江町を訪問。その懇談記録を3面でご紹介。
まずこちらは町役場に建てられた町民憲章。
写真をクリックすると、拡大表示されますので、是非、お読みになってください。
東京・港区では、平和都市宣言や男女平等参画条例前文にメロディをつけて歌っている地元合唱団があります。旭川でも高田龍治さんの指導で平和都市宣言に曲を付けた、という記事がありましたね。
この町民憲章にも曲がつくと、より町民に根付いたものになるかも・・・
3面記事の中で引用している蟹江町の施政方針の令和5年度版の全文はこちらからお読みいただけます。

5月6日に東京を出発する東京→広島コースの通し行進者はこちらの村上厚子さん。
国鉄広島ナッパーズを支えている家族会の会長さんです。
通し行進者をやるきっかけと決意は、3面でお読みください。

  • IR依存症です府に政府
    吉野つつじ
  • 貧困率投票率と反比例
    中村昭一
  • マスクないあなたはだあれ誰でしょね
    バイオ亭長浜

皆さんからの投稿をおまちしております。


新学期も歌でスタート
今年からと気宇別支援が学級の中学生を担当することになった三多摩青年合唱団の箱崎先生。普段はざわついている教室が、箱崎先生の授業では生徒たちも真剣に聞き入っていたとか。さて、その教材は?6面でお読みください。

昨年3月に発足した市民連合しながわ(野党共闘)の街頭宣伝の呼びかけに南部合唱団が応えています。
4月29日は、市民連合しながわと共催でメーデー前夜祭を計画しています。
続報が楽しみです。
横浜ノースドックに小型揚陸艇部隊が配備されるという報を受けて、配備反対緊急集会が開かれました。
神奈川のうたごえでは、二本松はじめさんの「帰れ、帰れ」の歌詞を「来るな、来るな」に替えて歌っています。

六甲ウィメンズハウス建設
プロジェクト支援
チャリティうたう会
神戸青年合唱団
4月16日
灘区文化センター

困窮する女性のための共同住宅づくりが各地で進んでいます。
その一つが六甲ウィメンズハウス。
NPO「女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ」は女性の人権が守られる社会の実現をめざして30年近く活動を進めてきました。
その集大成としてウィメンズハウスの建設に取り組んでいます。

コープこうべが女子寮として使っていた建物の貸与を受け、それを改修して使おうというものです。
その改修費用が1億7600万円。
国交省の補助金で1億2000万円がうけられるめどがついていますが、まだ消費税を含めて8000万円が不足。
その為の支援を各方面に求めています。
開所予定は2024年春。
詳細は同NPOのホームページをご覧ください。
神戸青年合唱団では、今年2回目のうたう会を、このプロジェクト支援のためのチャリティうたう会と位置づけて取り組みました。
次回、7月8日も支援うたう会として、
また、12月3日(日)には、「ウクライナに平和を・六甲ウィメンズハウス建設支援」の神戸青年合唱団コンサートを開催する予定です。
詳細は7面でご確認ください。

連載1329回
合唱というもの
5/8~15
平和の子守唄
努力義務化
舟橋幹雄
日本のうたご全国協議会副会長
(87)金甌無欠の国
浜辺の歌
辰石まつみ
長崎大学医系コーラス「虹」
90年代ロックにフェミニズム
聖地には蜘蛛が巣を張る
あの歌はもう歌わないのです
田中正浩作詞作曲
試聴はこちら
大阪・志賀民江