2024年4月8日号

非核「神戸方式」決議49周年のつどい
1975年に神戸市会が決議した「核兵器積載艦艇の神戸港入港拒否」。これにより非核証明書を提出しないかぎり、神戸港には入港できなくなりました。
本紙では、たびたび取り上げてきました。
昨今、日本政府の軍事大国化で港湾、空港の軍事利用が拡大してきています。
この非核「神戸方式」の重要性が増しているといえます。
海からながめる神戸港 日本中の港に非核三原則を
海岸通りにある神戸華僑歴史博物館の敷地内にある「神戸港平和の碑」(中央の上が丸い碑)と「非核『神戸方式』の碑」(写真奥の女の子の像、平和の美海(みみ)ちゃんと呼ばれています)。手前は「先人遺徳」と書かれていて、神戸の華僑の歴史に関連する石碑です。1990年に作られた「波よひろがれ」は、今年のつどいでは信長貴富編曲による合唱曲にバージョンアップされました。

震災復興へ 原発はNO!
福島応援ON SONGについてはたびたび本紙で取り上げてきました。音楽の力で福島を応援しようと2011年12月11日にスタートして、毎月11日に開催。去る3月11日は東日本大震災の当日でもあり、さらに1月1日の能登半島地震は原発が多数点在する北陸での大災害に震撼する思いもあり、多くの人が関心を寄せていました。
調布狛江合唱団は「群青」を演奏 三多摩青年合唱団は季節の歌、平和の歌を届けました。
NPO法人「大空へ飛べ」は小矢部市で東日本大震災の教訓を伝えるイベントを開催。これまでは「支援」活動が中心でしたが、今回からは「伝承と交流」に方針を。
「伝承」では、御神楽伝承クラブ「天翔」による復興を願う御神楽 震災当時、宮城の中学校教師、制野俊弘先生の講演

各地から響いてくる歌声
佐賀空港にオスプレイ配備のための工事を行われようとしています。その差し止めを求めた裁判訴訟が起こされています。
みなと合唱団は、デイサービスのボランティアで訪れた埼玉県浦和で、たまたま行われていたJAL支援の駅前行動に飛び入り参加。
電通のうたごえは、3月7日にストを構えた通信労組の集会を支援。西南コーラスの方のギター伴奏で「がんばろう」など。
藤沢合唱団は旧東海道藤沢宿まつりに参加。広場での合唱などのほか、市内各所で屋台、フードコート、街歩きなどが取り組まれていました。
国鉄横浜うたう会は、地元の「みんなのまつり」に参加。うたごえの曲を演奏。
こういう行政がらみのイベントではモロうたごえというと遠慮(?)してしまうこともありますよね。でもここではアンコールをもらうほどに。
小松うたおまい会は親子フォークの「雪のちゃんぷる」をゲストに。YouTubeで演奏映像をみつけましたので、ご紹介。ただし、この日演奏した「棚田何枚だ~」は見つかりませんでした。」

フーちゃんⅡ・東京公演 福島学習旅行と合同練習会
合唱ミュージカル「バックトゥザ・フーちゃんⅡ」東京公演の準備が進んでいます。
2月23日から1泊2日で福島へ学習ツアーに。
3月20日には愛知メンバーも加えた合同練習会が開かれました。
学習ツアー第1日目は、農家民宿「遊雲の里」で体験学習 2日目は福島原発訴訟津島被害者原告団の三瓶春江さんの案内で津島地区へ
合同練習会では、都内のぞうれっしゃ合同と、東京のうたごえの歓迎演奏の練習も 愛知から藤村記一郎さんはじめ、演出家、ユーちゃん役の本人が参加

シベリア抑留体験を語る
三多摩青年合唱団の箱崎さんは福生市の中学校社会科の先生。地元での活動を通して、シベリア抑留から帰還された近田明良さんと知り合い、授業でも近田さんの戦争体験を取り上げています。
その際に、使用しているのが、福生市の記憶のアーカイブに収載されているドキュメンタリー「行き先も分からず~20歳の初年兵、シベリア抑留の記憶」。
近田さんは、シベリアからウクライナ・ザポロージュ収容所へ 三多摩青年合唱団はJR国立駅前でロシアのウクライナ侵攻抗議のスタンディング。
箱崎さんは、3・1ビキニデーの帰り、浜松駅前のスタンディンにも参加 浜松アクションは2015年からスタートして3000日になってます。

2024平和行進 通し行進者
5月6日に東京を出発する、平和大行進。
東京から広島までの91日間の通し行進者として、JMITU・愛知電通のうたごえの大村美恵さんが名乗りを上げました。
東海道から山陽道をかけた行進をするのだから、その途中で「平和希求コンサート」をやろう!と意気込んでおります。
皆さんのお近くに来られましたら応援しましょうね。

メーデー2024へ練習開始
5月はメーデーに始まり、うたごえゴールデンウィーク。その準備練習会が石川のうたごえ合同(9条おんがく隊)が開催しました。
皆さんのお手元にはメーデー平和歌集2024は届きましたか?
静岡合唱団なかまでは、楽譜が掲載されている曲を中心に、どう歌うか、研究を進めています。

  • 賃上げも値上げと共に消えていく
    金倉俊嗣
  • ラグビー燃ゆ外苑森に声こだま
    福家駿吉
  • 裏金の課税根拠は裏がねえ?(国税局)
    中西晃

皆さんからの投稿をおまちしております。


全国教育祭典㏌みやぎへ 練習開始」
今年の全国教育のうたごえ祭典は8月23日~25日に宮城で開催されます。
その合同練習会は開かれました。

福井センター合唱団では、「うたごえ」を知らない人にもっとひろめよう、という趣旨のうたごえ喫茶をひらきました。
さて、どんな手立てだったのか、4面でお読みください。
このチラシのように、今回は「春の歌限定」、3カ月に一回の開催ですから、次回は「「夏の歌限定」、その次は「秋の歌だけ」、そして「冬限定」ということでしょうね。そうすると、四季の歌は未来永劫歌われないという・・・・ことはないでしょうね。
この写真の方は森おくじさんという、シベリヤ抑留からの帰国者。帰国時にかの地で収集したロシア歌曲を持ち帰り、日本語にして広められました。
今年は、森おくじ生誕99年ということで、森おくじ特集のうたごえ喫茶が企画されています。
5月13日(日)13:30
東京・町田市民フォーラムホール
松原ぞうれっしゃ合唱団は地元の保育園からの提案で「ぞうれっしゃ」を共同演奏。
ドイツの第九のように、ぞうれっしゃは潜在的歌唱人口が多いので、各合唱団でもレパートリーに準備をしておくと、こういう地域の要請に応えられるのでしょうね。

福井のうたごえ協議会には9団体が加盟しています。そのうちの3団体が今年に周年記念コンサートを開催します。
本紙への投稿記事を見ても、福井の活発な活動が見えて取れます。

第1回被爆ピアノ資料館オンラインうたう会
2021年7月にオープンした被爆ピアノ資料館についてもっとしってもらうおう、と広島のうたごえが全国の仲間と協力してオンライン歌う会を開催しました。
その様子は、こちらから視聴できます。

石原則義さん
愛知子どもの幸せと平和を願う合唱団
創立メンバー
元団長
3月12日に直腸がんで亡くなりました。享年78歳。
謹んで故人のご冥福をお祈りいたします。藤村記一郎さんの追悼文を6面に掲載しております。

連載1371回 放送の仕事その3
38214
花の街
ビキニデーから
轟志保子
日本のうたご全国協議会事務局長
あなたが夜明けをつげる子どもたち
山本一郎
千葉・東葛合唱団はるかぜ
オノ・ヨーコ「女性上位万歳」
戦雲~いくさふむ
私がいつも願うこと
高橋真輝子作詞 かずみ・いとう作曲 チャック小室編曲
試聴はこちら
大阪・小東房枝