2016年8月22日号

20160822

原水爆禁止2016世界大会
「核兵器廃絶、ノーモアヒバクシャ」を世界に呼びかける原水爆禁止世界大会が広島・長崎で開催されました。

今号トップの写真は、広島・閉会総会で「青い空は」の2番で「一番星みぃつけた~」とうたう松本秀子さん(左側)。
松本さんは、被爆者ですが、うたごえに出会って被爆体験を語り始めた方です。

20160822-01Hiroshima

8月2日に開かれた国際会議から一連の行事がスタート。

世界大会総会は広島県総合体育館グリーンアリーナで「核兵器のない平和で公正な世界を」をスローガンに開かれました。

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今年の特徴は、参議院選挙の直後ということもあり共同の行動、共同の取り組みが生まれていること。

その一つが、ヒバクシャ国際署名の推進。

今後世界のさまざまな市民社会のフォーラムで広げていくべき課題でしょう。

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その中で、うたごえでも、是非、この国際署名を進めるための、うたを創り、歌い、弘めてゆきたいですね。 20160822-04HiroshimaOkuma
広島大会でのオープニングは、広島のうたごえや全国からの代表で「青い空は」「折り鶴」などを演奏。

原発被災地福島からのメッセージも紹介されました。

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閉会総会では、佐々木裕滋さんとメティスさんが「INORI」を熱唱。

エンディングは全員合唱 We shall overcomeで締めくくられました。

今号1面、4,5面の特集は広島の高田龍治さんの報告です。

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9日の長崎大会は長崎市民会館体育館で開催されました。

高校生一万人署名の高校生らと歌いかわされました。

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この日のトピックは、この写真。
合唱構成「ノーモア・ヒバクシャ」。
3年前83歳でなくなった被爆者山口仙二さんの国連演説などをベースにした魂の軌跡を園田鉄美さんが作曲した曲です。
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ノーモア・ヒバクシャの最後の部分はこちらからお聴きください。
これから「ヒバクシャ国際署名」を進めるためのテーマ曲の一つになりそうです。
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オーストリア

北海道で2003年に初演した「石ころのうた」を、スイス公演につぎ、今回はオーストリアで演奏されました。

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この曲は、戦争中小学校の先生だった三浦綾子さんが悩みながらも教壇にたち、戦後の大きな変貌で大きな衝撃をうけた自伝的小説を題材にした合唱構成です。 20160822-08HokkaidoStage

モンゴルと バイカル湖

「戦争を語り継ぐ」ツアーが7月に企画され、モンゴルとバイカル湖のあるイルクーツクで合唱交流が行われました。

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企画した㈱ユーラストラベルでは、「来年はロシア革命100年。記念合唱祭のようなものが出来ないかな」と期待を膨らませています。 20160822-08irkutuku

ノーモア ウォー、ノーモア ヒバクシャ
埼玉県で毎年取り組まれている2つの平和イベント
平和のための戦争展

今年で33回目を迎える、「平和のための埼玉の平和展」が開催され、埼玉のうたごえがオープニング、フィナーレなどを担当してします。

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オープニングで「青い空は」を演奏する埼玉のうたごえ。
ここでは、「ちょうちょ・・・」がはいる井上仰子編曲版が歌われました。
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原爆死没者慰霊式

第31回埼玉県原爆死没者慰霊式が行われました。
これまでは慰霊碑のある別所沼公園で開催されておりましたが、参加者の高齢化により、昨年から室内で開催されています。

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埼玉合唱団は、慰霊式で「明日への伝言」などを献歌をしました。

おなじうたごえでもシチュエーションによって衣裳を変えているところは細かい配慮ですね。

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東京→広島コース
7月16日に岡山入りし、東京から引き継がれてきたうたごえ旗が岡山合唱団が受け取りました。

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東京→広島コース
7月26日にコース最終県、広島に入りました。
31日には、富山→広島コースも合流して平和公園に向けて出発しました。

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8月4日、全コースが終結。
「どすこいブラザース」の栗栖慎一さん(写真右側)が一緒に行進。

このコースが広島平和公園ゴールに一番乗りしたそうです。

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北海道→東京コース
こちらは埼玉からの引継ぎを行う東京・北区

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このコースは、3ルートに分かれて7月28日に上野公園で合流して終結しました。
東京のうたごえの大熊事務局長は、網の目のように都内ををくまなく行進するやり方は、2年後、東京で開催される日本のうたごえ祭典を準備するものに通じると言っております。
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佐賀のうたごえ祭典
昨年、九州のうたごえ祭典(写真)を開催したのをきっかけに、佐賀のうたごえ協議会が今年4月に結成準備会を立ち上げました。

この9月に早速佐賀祭典を開催いたします。

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戦争法に終止符を!音楽人・団体の会企画第二弾、お話を音楽のつどい

昨年の9月に引き続き、戦争法に反対する音楽イベントが開催されます。
日時 9月7日(水) 18:30~
場所 新宿文化センター
参加費 無料(ワンコインカンパ)
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井上鑑さん
(同会 呼びかけ人)
橋本のぶよさん
(シンガーソングライター)

  • 東京は小池にはまってさぁ大変
    ムックリ
  • 遺言で「アベに一泡」託した巨泉
    菅野 章
  • 丁寧にと騙る拳を高江に落とし
    彦爺

皆さんからの投稿をおまちしております。


二つの国のきずな
東京・福島の教師コンビ、箱崎作次さん(写真左)と佐藤香さんが、日土親善の曲をつくり普及活動をしています。
こちらでお聴きください。
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合唱団こぶし
第37回定期演奏会
7月9日
岩見沢市民ホール

北海道合唱団増子捷二さんの鑑賞記です。

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ハートランド
Vol.22夏のコンサート
7月10日
LLCはびきの

奈良蟻の会合唱団田中郁さんから鑑賞記をお寄せいただきました。

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ピアニスト
中村紘子さん

本紙2010年5月3日号にご登場いただいた国際的ピアニスト、中村紘子さんが大腸がんでお亡くなりになりました。
享年72歳
謹んでご冥福をお祈りいたします。

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演出家
八田満穂さん

本紙1988年5月9日号でご紹介させていただきました八田さんがお亡くなりになりました。享年85歳。
八田さんは、うたごえ関係では、歌劇「沖縄」やミュージカル「ほうりだされてなるもんか」の演出を担当して頂いております。

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連載1022回 そこまで分かるの?
8/23~9/2
赤い花白い花

改憲手口瓜二つ
田中嘉治
(日本のうたごえ全国協議会
会長)
「たんぽぽせ」 翠 真理 (愛知・ 西三河PEACE9合唱団)
リオ五輪各局テーマソング
Re:Us 熊谷育美
「うたう」
作詞 高砂保子
作曲 斎藤清己
2016創作講習会(6月・大阪)より
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