2024年7月15日号

琉球弧で進む軍事要塞化
エメラルドグリーンの空に映える「戦争の放棄」と書かれた石碑。ここは沖縄・ 石垣市中心部の新栄公園の一角。6月23日、沖縄は79年目の「慰霊の日」を前に、大阪から”沖縄”を歌う”ちばりよ~沖縄合唱団”が沖縄・与那国・石垣島を訪問。このところきな臭く進む日本の軍事化。その最前線といわれているのが南西諸島。九州から沖縄~台湾にかけて飛び石のように連なる弧状列島を琉球弧というらしいです。くれぐれも「きつね」と読まないように。
「戦争の放棄」が書かれたの碑の裏側(?こっちが表側かな)。憲法九条の碑と呼ばれ、県内に7か所あるうちの4番目で2004年に建立されました。最初の3基は行政主導で建てられましたが、この碑は初めて市民の寄付で建てられたものです。
この碑についての立川さんの感想(4面)が感動的です。
この黄色い幟旗がなんとも不気味。
いまの岸田政権の本質が凝縮されているようです。
これを銀座での街頭行動で掲げたら、「どこの国のはなし?」なんて
反応されないように宣言活動が大事ですね。
石垣島市内でスタンディング
米軍が作成した地質調査地図はまさに戦争の準備。 ここが、拡張が進む石垣島自衛隊駐屯地
命と暮らしを守るオバーたちの会、山里さんを囲んで一行 今回の与那国・石垣島レポートを送ってこられあた皆さんは、普段は大阪・天王寺駅前で宣伝行動をしています。

6/23 沖縄慰霊の日に神奈川のうたごえは、ピース神奈川10000人アクション実行委員会主催による”戦争いらないNo War!パレードの集会開会前演奏に取り組みました。

またも起きた米兵の性犯罪
なんとも、怒りとやるせなさが入り混じった3面の記事です。事件そのものへの怒り、県への報告隠蔽への怒り、それが先日の沖縄県議会選挙対策だったのではないかと勘繰りたくなるやるせなさ。もう、この国は異常としか言いようがありません。

毎年恒例の全国指揮・合唱指導講習会が別名「全国教育講習会」というのですね。以前は、「全国合唱指揮・合唱指導講習会」と言ってましたから、名称がちょっと短くなっていましたけど、今後、もっと短くなるのでしょうか?
そういえば、総会で決まった活動方針の教育関係はどうだったかな、と見直してみました。「次世代を担う指導者、指揮者の育成が課題」と記されています。この講座の必要性は喫緊の課題を含んでいるのですね。
(この全国総会の決定集は、全国協サイトで2005年分から閲覧することができます)
文字通り手取り足取り(はないけど)の指導が受けられます 工藤俊幸さん指揮法特別講座
新実徳英さんは、今年2月に長野のうたごえの県うたごえ学校冬の講座や、4月には神戸で委嘱作品の初演コンサートが開かれるなどうたごえにご尽力をいただいております。
こちらの写真は山本忠生さん。中央合唱団記念のHPによりますと御年85歳。イタリア・ヴィクトリアの41鍵のアコーディオンは10kg前後ですので、それを軽々と演奏されている姿は若々しいですね。
山本忠生さん
理論講座
新実徳英さん
合唱特別講座
工藤俊幸さん
指揮法特別講座

被爆バイオリン コンサート
ヴァイオリニスト松野迅さんのの被爆ヴァイオリンコンサートが昨年の神戸・広島につづき、今年は東京・神奈川・大阪で開催されました。今号では、この春の連休中に神奈川で開催された様子を、主催の神奈川のうたごえ協議会から寄稿いただきました。
ギターの田嶌道生氏との共演 参加者も被爆楽器を試奏
広島女学院歴史資料館に保管されている被爆ヴァイオリン。
持ち主は1923年に来日したセルゲイ・パルチコフ。広島女学院で教えたロシア出身の元音楽教師であり、牛田(現東区)で被爆し、後にアメリカへ。バイオリンは娘のカレリアが1986年に広島にきて寄贈したものです。
この辺の詳細は中國新聞のサイトをご参照ください。

本物のゾウ列車が走って75周年記念。
10/26に開催される日本PTA東海北陸ブロック研究大会全体会での記念公演としてぞうれっしゃが取り組まれることに。
10月26日(土) 10:30~
名古屋・Nitterra日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
全曲演奏
歌い手目標200名を目指して市内で宣伝行動を行っています。
上の写真は2回目の宣伝行動。小学生3名も参加して、東山動物園前で宣伝のビラを配りました。
小さい子どもにはちょっとハードルの高いことだったと思いますが、「チラシを受け取ってもらえたことがうれしかった」と率直な感想。そりゃ、大人だって、様々な平和のチラシを配ってもなかなか受け取ってもらえずにめげることだってあるのですから。

北海道→東京コース
この写真は国道45号線コース。つまり、青森を出て、太平洋側を南下して仙台までの国道ルートです。
国道4号線ルートは、青森から岩手の中央部を南下するコース。国道4号線は、盛岡市→仙台市→福島市→宇都宮市と通り東京中央区日本橋に至る基幹国道です。
写真は仙台市青葉区長町での出発集会の様子。
エレピにギター、オカリナ、ワイヤレスPA。なかなかいいものを揃えてますね。
和歌山→広島コース
先週号でも触れましたが、このコースの三重の次は奈良県へ山添村で引継ぎのとなります。奈良蟻の会合唱団がこの引継ぎ式でうたごえで参加しています。
山添村の地図をみていると、三重県側の隣町が伊賀市になります。堺で本能寺の変を知った家康は急遽帰国するために伊賀を通って伊勢に抜けて、そこから船で三河に戻ったといわれてます。平和行進は国道25号線(名阪国道)を取っており、家康は人里離れた間道を抜けているはずですけど、ちょっとした歴史のロマンの香りがしますね。(もっとも家康にとっては死活問題ですけど)


地域実行委員会から
佐賀市で地域実行委員会が立ち上がったのは今年の2月。意外な気もしますが、立ち上がれば、あとは早い。様々な企画にキーパーソン見つけて、協働体制を築いています。
各地の実行委員会ではうたごえ喫茶を開いて祭典宣伝と、出演者発掘を目指してますが、ここ佐賀市でも実行委員会主催のうたごえ喫茶を開催して、地域での歌い手目標200名を目指しています。


嬉野うたごえサークルは、古民家の食事処でうたごえ喫茶を開催してます。
この開催の縁でサークルに加入した方をご紹介
古民家お食事処の女将さんも 三線演奏がきっかけ

  • 渋沢さん財布の中身増やしてね
    三隅雅游
  • 火の玉が裏金火消し火だるまに
    金倉俊嗣
  • 抜け穴を作る悪知恵三ムジナ
    寺中信雄

皆さんからの投稿をおまちしております。


国賠同盟懇親会でうたごえ
タイトルの国賠同盟の正式名称は「治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟」は、文字通り戦前の治安維持法の犠牲者に対する謝罪と国家賠償を求める運動を進めています。折しも旧優生保護法は憲法違反として最高裁で国に賠償命じる判決がでましたね。戦前・戦後の負の歴史は一刻も早く清算をしたいものです。

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