2013年11月 のアーカイブ

終わった!めいっぱいの感動とエネルギー

2013年11月9日 土曜日

              65周年日本のうたごえ祭典・おおさか
              第一報入稿までの格闘

  祭典が始まると、あたふたとプログラムに追われて時は過ぎ、今回は2年ぶりの日本のうたごえ祭典、しかも大音楽会は1万人のホール、スケールも大きい。そしてめいっぱいの感動とエネルギーをもらった。その第一報をまず出して一息。

 開催地大阪のみなさん、ありがとう、お疲れ様。

  取材のカメラは、これまでの経験で1万人の大ホールでもこれまでの経験から取材と兼ねる私の他3人のカメラマンがいれば大丈夫と準備した。

 それでも祭典後、膨大な量のコマをにらみ、頭のなかでわんわんと舞台を思い巡らしながら、第1報のコマ選び。うた新原稿締め切りとラフレイアウトは毎週月曜日だが、その月曜日も祭典が行われていたわけで、火曜日一日での仕上げはきつい。来年も、再来年もこの日程。ゾッ。

  第一報昨日発送。そして昨日は全日程のテープ起こし。きょうは、他誌からの「おおさか祭典を終えて」の依頼原稿送付と次号の段取り。

                      佐藤しのぶさんの香水の残り香の中で

  大阪城ホールは前回の29年前も体験している。あの時は、大きなホールの楽屋で出演者のコメント取りに走り回った。広いのとまあるいホールに、一体自分が今どの位置にいるのか、わからなくなることしばしば。終わり頃にやっとABC…と表示されていることを知るという失態の上に今回は大丈夫。前日ホールに入った時から、カラー刷りの会館案内を入手し、よしよし。

  朝のリハからホールに入ったのも良かった。リハを見ながら、取材のアポや段取りをとる。

  おお、佐藤しのぶさんを間近に。リハでは全部は歌われない。大切なのどですものね。リハを終えて舞台から降りて来られる佐藤さんにごあいさつ。「まあ、」と握手の手をさしのべられた。新年号は書簡インタビューで、正直むずかしい人か、と思っていたが、なんとやさしい。握手した手に佐藤さんの香水の香りがしばらく残っていた。その残り香を楽しみ本番へ。

20131115 (2) 「淀川三十石船舟唄」の保存会のみなさんの朗々とした唄に見せられ、「浪速の祭り」では5月の講習会での初練習がこうして実っている、と感慨深い。

 そして佐藤しのぶさん。美声もさることながらトークもすばらしい。司会進行の日下部吉彦さんではないが、人生観、世界観もまさに世界のプリマ。

  目を見張ったのはいわゆるうたごえのコアの部分、教育・医療・保育・教育・シルバー、「ぞうれっしゃ…」みんなとてもすてきな歌声が会場いっぱいに広がるのを聞きながら、うたごえってすばらしい、と思う。

20131115 (3) 韓国・平和の木合唱団の「アリラン」の歌声は心に染みいり、大阪朝鮮高級学校舞踊部の朝鮮民謡には吸い込まれた。

                     なるほど浅井敬壹さんの指揮と
         合唱団京都エコー

  吸い込まれたと言えば、特別音楽会の浅井敬壹氏指揮・合唱団京都エコーの演奏。こういうのを「声の粒が揃っている」というのか。一人ひとりの声が立ち、その一人ひとりの声が一つに、浅井先生が言われる「指揮者を超えて聴衆に伝わる演奏」。そして気づくと、合唱団員がまっすぐ前を見て歌っていること。もちろん、目のかたすみで指揮者を捉えている。その姿から合唱団員の「届ける」意志が伝わってくる。さすが、なるほど浅井敬壹氏、合唱団京都エコー。こんな出会いがつくられていることがうれしい。

                        若い力がうれしい

20131115 (4)   「君死にたまふことなかれ」も、混声大合唱で聞いたのは初めて。作曲・指揮の石若雅弥さんの渾身の指揮に、堺での取材した時のことを重ねて、この演奏にも引き込まれた。など書きだしたら全部になる。

 でも、今祭典、青年・学生、若者の力が伝わったのも大きな感動の一つ。このステージの中心の一人としてがんばった小玉洋子さんは大音楽会後の後片付けの時、こう話してくれた。「練習ごとに人が増えてきた。いろいろなところで祭典チラシを配ったけれど、本当に『チラシ見て、歌いたいと思ったのですけれど』と言ってきてくれた人たちがいたんですよ。そううまくはいかないと思っていただけに、びっくりしてうれしくて」。

  なんと、合唱発表会で取材でも、鹿児島・合唱団風の指揮者20代の曽木時人さんも今回、青年合同で歌ったという。東混の松原千振さんの合唱セミナーで、今回の青年のうたごえ指揮者の坂井威文さんと一緒になり、「君が指揮するなら」と合同に参加した。

 そしてこの言葉に「ほんと!」とうれしくなる。「お互いうたごえ新聞を読んでいますから、あっ君は、と以来親しくなって…」。若い指揮者のつながりの輪、うれしいではありませんか。

  こうしてたくさんの出会い・感動を積んだ祭典報道をしていく私の頭の中に、2014年新年号企画がくぐっと頭の中を覆い始めている。