2010年3月 のアーカイブ

まつりの余韻

2010年3月27日 土曜日

 うた新まつり大成功! 本当にそう思う。長崎のエネルギーを実感できたのがうれしい! かつ、長崎を大いに楽しんだ。

 まつり参加者が各自の団ニュース等で伝ている内容がおもしろく、これを読んでも「成功」と一安心。愛知の藤村記一郎さんは「愛知子どもの幸せと平和を願う合唱団ニュース」に克明に。特に、元教師、被爆遺構めくりが写真入りでていねいに報告されている。

 笑ったのは、福井センター合唱団「竜頭蛇尾」の渡邉恵子さんのレポート。まつり第1・2部につづいく第3部のさるく「龍馬コース」。ガイドの御年80歳、博識、元気そのものの田中實さん(日本のうたごえ祭典in長崎運営委員長)のパワーが生き生きと伝えていておもしろい! と最新号3月26日発送の4/5号にいただいた。この文章は、原稿作成の段階で笑い、レイアウトでまたクスッ、木曜日、校正しながらまた笑った。

 その渡邉さんから「うた新まつり、楽しかったです」とお手紙とお母さん手作りのおせんべい(かきもち?)などいただく。中でもエビの香りと歯触りの、そのおせんべいのおいしかったこと。

休日自主出勤 気分はフラット

2010年3月27日 土曜日

 まつりを終えた15日からの週は年何回かの日付け5週目の休刊週。ゆえに新聞作成はなし。ならば事前に準備して、「21日(日)、22日(月・祝日)は私、連休にします(充電するぞ)!」と言ったものの、溜まった仕事の後を考えると、落ち着かない。結局2日間とも自主出勤した。

 でも、自主出勤というのは気分は楽。21日日曜日、だれも事務所に来ないはず、とほとんど部屋着ででかけ仕事していると、高橋さんが「あれ!」と言って来る。翌22日も、NPT・NY東京のうたごえ代表団の練習があり、「あれ、かわいいかっこうしているね」と調布狛江合唱団の鈴木勝雄さんはじめ次々と。あれれ…。

あたまが??? 東混の「Z境」

2010年3月27日 土曜日

 けれど、休刊週をはさみ、若干気分はフラットで充電できた。

 まず、3月20日は東京混声合唱団第221回定期演奏会を聴く。

  東混はできるだけ出かけている。今回は田中信昭桂冠指揮者による武満徹生誕80年企画と2つの委嘱初演作品含む4部構成。心の奥深くしっかり届いてくる東混の響きにはいつもゆったりとした心で引き込まれるが、今回は私には難解だった。最初の武満作品は「さくら」「小さな空」「死んだ男の遺したものは」は文句なく感動。つづく3曲は???。特に、混声合唱とピアノのための組曲「Z境」(篠田昌伸曲、水無田気流詩)は、詩を何度読んでも??? その中の1つはタイトルが「世界同時多発トロ」。トロですよ。テロではなく。

 詩はたとえば、国防長官10分で駆けつけたが時すでに遅く「なごむニャ」、とか、サミットの内側と外側をおそわれた…「しあわせなのニャ」とか。

  真剣に聴いていたが、わけわからず「ニャ」で思わずお手上げ、うふふと笑ってしまった。演奏が終わり、指揮の田中氏が詩人を壇上に招くと、なんと私の後ろに座っておられた。田中氏の「一言」に詩人いわく「難しくこの詩を捉えないで気楽に聴いて欲しいと思っていましたが、すぐ近くの方がクスッと笑われたのを聞いて安心しました」。ニャニャニャ…。

  音楽の響きで詩の世界を感じる・読むというが、これはあまりに難解。聴いた人、だれか感想を聞かせて欲しい。

ピアニスト高梨智子さん

2010年3月27日 土曜日

  このコンサートも一緒に聴いた、ピアニストの高梨智子さんとは本当に久しぶりの時を過ごした。南部合唱団のピアニストでもあった彼女は、その後、デンマークの作曲家ニールセンの音楽を極めたいと留学。都合10年近くデンマークで生活したことになるか。数年前、一時帰国して、デンマークが生んだアンデルセンの物語とピアノのコンサートを開いている。その時も取材したが、デンマークを引き払い、日本でのコンサート活動をデンマークの紹介とともに展開していきたいというお話だった。意欲的に生きる、きゃしな身体の高梨さんとこの日、コンサートをはさんで長い時を過ごし、刺激を受ける。

休日の2日間は読書!も

2010年3月27日 土曜日

 そしてこの休日2日間には、まず、遠藤周作の「沈黙」を読み終える。あらためて、この作品の構成力、惹きつける筆に感嘆する。信仰とは…、命を賭す信仰のバックにあった圧政に想いが及ぶ。それを助けたのは、うた新まつりでの、隠れキリシタンの里めぐりだ。

 その他、読もう読みたいと家の机の上に渦高く積まれている本から、総会講演もお願いした二宮厚美さんと渡辺治さんら共著の「新自由主義か新福祉国家か 民主党政権下の日本の行方」を読み始める。これはハードバックで400頁余あり、途中まで。次、伊藤千尋氏の「一人の声が世界を変えた」を読む。果敢な伊藤さんの行動力、取材・記事力はよく知っているが、アポをとるその勢力さに、あらためて私の弱さを反省。

「戦争と音楽」小村公次先生の講演

2010年3月27日 土曜日

  昨3月27日夜は、うたごえ新聞にも音楽会批評等お願いしている音楽評論家小村公次さんの講演「戦争の時代と音楽」を聞く。これは“ムジカ九条の会”の第8回のつどいとして開かれたもの。

 高校の音楽教師の傍ら音楽評論ではすでに著書も多い氏。近代日本の軍歌の始まりから、音楽はどのように戦争に「活用」されたか、メディアと戦争賛美の音楽、戦争の時代の音楽から見えてくるもの、など2時間近いお話を一気に聞く。 なかでも、かわいい子どもの合唱が歌う「勝ちぬく僕等小国民」の歌声には怖さと哀しさに胸がしめつけられた。

 ムジカ九条の会、いい活動されているなと思う。聞けば、これは同じ内容で成田九条の会で行われたのが好評で行われたとのこと。うたごえ新聞でも紹介したい、がちょっと長いか。

 それにしても小村先生の几帳面なファイリング。この日のお話はポイントが文章、グラフ、写真等で映し出され、わかりやすかった。先生は、批評についてうたごえ新聞でも連載してもらったが、その記事がきれいにファイルされているのを見せてもらったことがある。私にはとてもまねできないが、近づきたいと思った。

一本のペン

2010年3月17日 水曜日

20100314UtashinMtasuriKoukousei 昨日16日、詩人の石黒真知子さんから詞「一本のペン」が届く。長崎発“高校生一万人署名活動・高校生平和大使”の活動を彼らのことばを活かして歌づくりをしたい。それを今年の“日本のうたごえ祭典in長崎”で演奏、祭典の財産の一つとしたいと試みていた歌の詞の到着に、長崎での“うた新まつり”(以下、長崎さるく参照)成功の余韻がまた大きく膨らむ。

石黒さんから届いた“高校生一万人署名活動・平和大使”の歌「一本のペンで」の詞を早速高校生たちにメールと郵便で送る。間もなく、伊王島にも来てくれた一人からこんな返信が届いた。

 「伊王島では本当に楽しい一時を過ごす事ができました。詩、読ませていただきました。素晴らしい詩をありがとうございます!! この詩はまさに僕たちの想い。感激しました!! 三輪さんをはじめこの詩を作るにあたり携わっていただいた全ての方々に心から感謝です」。

  なんと、きちんとした文面。まつりでみんな前で語った話しぶりもそんな誠実さが伝わってきた。

 そして、高校生たちのこの活動をずっとバックアップしている平野伸人先生からも今朝メールが届く。

 「ありがとうございました! 感謝申し上げます。歌のイメージが湧きませんが、歌詞は気持ちがよく表れていて素晴らしいと感じました」。

 うた新まつりで積んだエネルギーも加えて、日本のうたごえ祭典in長崎へ。

長崎さるく その1

2010年3月17日 水曜日

 一昨日12日から15日の長崎から帰る。今回は、うた新まつり(13~14日)をはさんで、12日に長崎入りし、翌日午後まで常任委員会、それを終えてまつり、そして後泊。4日間弱の滞在でゆっくり長崎の町を見た感じがする。坂の町長崎、教会をはじめとんがり帽子の屋根、煉瓦色、白、ブルーの建物…。

 13日、大波止の港を午後3時半に出航し、まつり会場の伊王島へ。

20100314UtashinMtasuriArrival 伊王島でうたごえ新聞創刊55周年のうた新まつりを、この話が出たのは昨年秋。55周年の節目をどんなふうにむかえようかと話し合った結果、「今年の日本のうたごえ祭典開催地長崎の人たちを励ます企画、全国からも一足先に長崎を楽しもう」となった。うたごえ新聞読者拡大運動ビッグウェーブもまつり成功の力にと、一人で50人の読者を増やした人は交通費他すべて無料の招待! 20人の人は交通費以外は無料の優待! 含め81人が伊王島に集まった。

 

 企画は…。うた新まつりだから、まあ、うた新の話は置くとして、「うた新が読みたくなる、投稿したくなる話」と題して私が。どういう投稿がうれしいか、まあ、本音で語らせてもらいました。

 そして祭典が楽しみになる企画をと、うたごえ新聞新年号にも登場、祭典ゲストの声楽家星野恵利さんのステージ。歌づくりも進めている高校生一万人署名活動・平和大使のメンバーにも来てもらい直接語ってもらおう。そして第2部は大いに歌い交わそう、とした。

20100314UtashinMtasuriHoshino この企画が大当たり。ゲストの星野さんは20分の、しかも集会所という条件にも関わらず、その演奏はすっかり聴衆をオペラの世界に誘い、「来てよかったぁ! 祭典本番の演奏が楽しみ」と参加者の声。つづく高校生のスピーチは、これまた、きっちり時間内にしっかりと自分たちの活動、その中で感じたこと、平和大使として行ったベルギー、オランダでの自分の目で見、感じたことを語ってくれた。早速愛知の藤村記一郎さんもメールニュースで「生」で聞いた感動を伝えている。よかったぁ!

 

 

               「白波3人男」大受け

 

 受けたのは他にもいっぱい。第1部長崎のうたごえ歓迎演奏。高校生たちも参加した第2部の交流会では、新婦人うたごえサークル花の輪の艶のある「長崎ぶらぶら節」、長崎を堪能。

20100314UtashinMtasuriShiranamiGoninotoko そして、登場は合唱団「ながせん」のメンバーによる「白波3人男」。ゴトンゴトン高下駄の音、着物姿の3人が、松下進さんの先頭で登場。松下さんは袴姿に革靴。「なんだぁ、着替えが間に合わなかったのか!」とやんやの喝采。松下さんの「これは龍馬のはいとった、ブーツたい」に、また爆笑。

 その白波3人男、悪政を告発する名台詞も、傘に貼り付けた大きなカンニングペーパーから目が離せない。しかも、レストランの灯りは弱く、面々は字が見えない。歌の伴奏ギター担当東京の大熊啓さんがそばに寄って読んで教える。西恒人読者拡大本部長も寄ってきて、二人かがりで台詞を伝える、その間合いに会場は大爆笑。

20100314UtashinMtasuriMikagura 祭典企画委員委員長の水田泰大さんは、「祭典でやる『御神楽』はこれです」と自ら踊って披露。高校生たちも今歌っている彼らの歌を披露。みんなで肩を組み、「人間の歌」「長崎の鐘」と歌い、大団円。

 10月の祭典が発するだろう、音楽の魅力、平和の活動を継承する若い力…、みんなが語ったのは「祭典は成功するぞ!」。よかったぁ!

  大波止の港からわずか20分、船で離れただけで感じる解放感。オレンジ色の三角屋根、ソテツが迎える伊王島。宿のやすらぎ荘は部屋もゆったり、お風呂は温泉、肌にやわらかいお湯。夜半過ぎても延々自主交流がつづく。

長崎さるく その2

2010年3月17日 水曜日

  夜な夜な、いや昼も楽しむ長崎“和華蘭”食文化。

 まつり二日目14日は4つのコースで“長崎さるく”。「さるく」、ゆっくり歩くという意味のこのことばももうすっかり馴染んだ。

  長崎のメンバーの案内で4つのコース①原爆遺構めぐり、②坂本龍馬とさるく、③隠れキリシタン屋敷めぐり、④市内観光さるく、で長崎を学ぶ・楽しむ。

20100314UtashinMtasuriNagasakinokane 私は③。マイクロバスで19人、松下さんの案内で長崎駅から1時間、外海(そとめ)、出津の海辺、山中の教会とかつて文字通り命をかけて信仰をまもった人たちの跡、教会群を見る。外海ではキリスト文化を書いた遠藤周作の文学記念館にも寄った。

 なぜこれほど犠牲をはらってまで信仰をまもったのか、ポルトガルからの宣教師は日本への布教を試みたのか…、と疑問が噴出。高校時代に読んでもうすっかり忘れている「沈黙」の文庫本を分館記念館で買う。

 それほど藩政は人々の暮らしを圧迫していた。そういえばかつて日本植民地支配した韓半島にキリスト教が広まったのもそういう側面もあったと聞く。

 うた新、全国協議会事務局メンバーもそれぞれのコースへ。小沢事務局長は祭典当日の会場下見。ごくろうさん。でも昼食は豪華だったよう。私たちのお昼は外海の“道の駅”スーパーの総菜。しかししかし、これがこれが煮物などとてもとても安くて、おいしかった。「おいしかったよ、スーパーの総菜」と夜、宿で話すと「それはよかったねぇ」と含み笑いの小沢さん。相当豪華な昼食だったらしい。

  14日夜は、夜景が見渡せる山の上の旅館で、卓袱料理を囲む。全国協議会事務局年1回の慰安旅行を兼ねた今回。後泊組の北海道の大塚園子さん、京都の木戸史さん、北井和子さんともしばし合流。

 そしてそして、事務局のこの旅行は半徹のUNO大会が恒例。今回は私、があんと引き離される大負け。回を重ねるごとにまけがこむ。だんだん闘う気力も失せた。失せるとツキはさらに遠のき、第2ラウンド終盤に、もう疲れた、と退散する。最後までつきあうのが大人、みんなそう思ったよきっと。

 UNO以外は花◎の長崎だった。

アポとり苦労

2010年3月12日 金曜日

今週号でショパンのピアニスト遠藤郁子さんについて取り上げているが、
ピアニストでは、もう一人ぜひ新聞に登場していただきたい人に中村紘子さんがいる。
演奏の魅力は当然だが、著者や最近では「事業仕分け」についての発言と行動に注目している。
でも、中村さんはとってもとっても遠い人。
コンタクトをとるルートがない。
ここであえて言うと、取材は相手にアポイントをとるまでが山なのです。
だれに取材したいか、なぜか、を明確にすることは大前提として、アポがとれるか。とれたら取材は半分できたも同然なのです

そこで閃きました。
池辺先生! 
仕事でご一緒された時の話を思い出し、先生にお口添えを頼む。
前にも池澤夏樹さんとのコンタクトをお願いした。
でも、池澤さんと先生は親友だから、すぐに先生も引き受けてくださったが、今回は中村さんの所属事務所もある。
そういうわけには…。
「事務所に電話したら?」と先生。
事務所に電話しても相手にされないだろうし…、とひるんでいると、先生から「どうしました? 担当者はこの人だよ」とメール。
「はい。でも…」と返信すると、なんと先生から「中村さんがいいということですよ、連絡先は…」とメールが届く。
まあなんと! でさっそく連絡して、インタビュー実現の運びとなった。
先生にはこの他、何度御世話になっていることか。本当に感謝しています。

20100311文芸春秋 その池辺先生から、「4月号の『文藝春秋』見て下さい」とメール。なに?なに?、と見ると、グラビアページに先生の特集。トップは2歳くらいのかわいい坊やが、60うん年前の先生。次をめくると現在の先生。4ページにわたって。
 3/22号「空を見てますか」の「中国の音楽家」にはなんと、中国の世界的にも有名なタン・ドュンも友人。すごい先生なのだとあらためて思います。

  さて、明日から長崎でうた新まつり!