2009年11月 のアーカイブ

行ってみたい西和賀町(旧沢内村)

2009年11月27日 金曜日

12/7号、本日刷り上がり。

この号のトップにした映画「いのちの山河」。
前にも書いたが、印刷所に「責了」を出してから刷り上がり後までの緊張感。
実は今号もミス発覚。映画の伝えんとするところを書こうと思う余り、字数大幅にオーバー。
レイアウトの時は削るのに必死。昨夜眠りに就く頃に、あれ、この映画の制作・配給元、上映日程計画などなどなにも入れていなかったではないか! 
あとのまつり。まあ、話題の映画だから、調べてよ、と次に進むことに。
ちなみに、「日本の青空Ⅱ」制作委員会のHPはこちらです。

沢内村は05年の合併で現在は西和賀町である。
その高橋町長の共同取材でのお話の一端は紹介したが、ばっさり削ったのはこんな記述。

20091120いのちの山河記者会見

その1.
高橋町長は、この共同取材・映画上映の日、西和賀町特産のりんどうの花束をたくさん抱えて来られた。
そのりんどうは大澤監督や映画上演あいさつに立った長谷川初範、とよた真帆、加藤剛、夏目遼、阿部百合子さんらに手渡されたのはもとより、取材の後、映画を観た一人ひとりにも渡る量だった。 
「10月の、西和賀町でのこの映画の公開にはたくさんの町民が参加し、深沢村長を直接知っている人もいて、深沢村長らの夫婦愛、村のことがよく描かれているとみんな泣きました」と語った高橋町長。

その2.
映画で伝えられる沢内村の伝統は今、沢内村方式がどうして全国に広がらないか、と質問すると(大澤監督のことばは紹介したが)、方言・なまりが混じる高橋町長の話は熱かった。 
「沢内村方式のことを形だけまねてもそれはできっこないですよ」、と沢内病院院長をつとめた増田進氏著「終いの医療」から3つのことが語られた。 
それは、どうして病苦から村民がのがれたかにかかわる。
その1つ目は、深沢村長は当時6,000人の村で保健婦を4人も雇った。村民比率からすれば岩手県では沢内村が初めてのこと。そしてその保健婦が村民のいのちを救うことを自分自身の問題として従事したこと。
つまり、夜中に入院患者がベルを押して呼ばれた時、すぐに医師を呼んでくるだけの看護師では沢内方式は成立しない。患者の状況をしっかり見て、医師に状況を伝える看護師。患者によってはただ頭をさすってもらっただけで頭痛が治る者もいる。そういう医療に本気にとりくむ医療従事者がいて沢内方式は生きる。

2つ目、沢内村では病院長と副委員長が保険課長、健康課長として村政に参加してとりくんだこと。

3つ目は、全村民の健康カードが作られたこと。

こういうシステムの上に、「すこやかに生まれ、生き、老いる」包括地域医療=沢内村方式が生きる。 現在、「10割給付とは行かないが」と、紙面で紹介した医療行政を語る高橋西和賀町町長。共同取材の時は、深沢記念館もある町の観光パンフレットも配布された。美しい所らしい。一度訪れてみたい。

「いのちの山河」

2009年11月25日 水曜日

いのちの山河 昨日12/7号を印刷所に入稿。

この号のトップは映画「いのちの山河」の映画公開と共同取材から。
映画は、豪雪・多病・貧困を抱える岩手県沢内村(05年に合併して現、西和賀町)の半世紀前の実話である。1961年、沢内村は日本国憲法25条を盾に、日本で初めて老人と乳幼児の医療費無料化(10割給付)にふみきり、翌年日本一高い乳児死亡率をゼロにした。
当時、岩手県は5割給付で、「国民健康保険法違反」と攻撃されたが、沢内村の深沢晟雄村長は「末端の法律はともかく、日本国憲法には反しない」と遂行した。
いや、すごい人。だが映画は、それをなしえた村政を描く。これに感嘆。そして今…。生存権を保障した自治体の在り方、この映画の示唆するところは大。

 

 

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うれしい気持ちになった神奈川合唱団60周年記念演奏会

2009年11月23日 月曜日

11月23日は、神奈川合唱団60周年記念演奏会“Song for a freesh start”を聴かせてもらった。

 感想は、タイトル通りの満足感。神奈川民謡から始まり、今、自分たちがトライしている音楽、今を歌う、客演指揮を迎えての「初心のうた」他、そしてうたごえ60年の歴史を歌う4部構成。特に第1部では、洗練された声に惹きつけられた。
トライするエネルギーが心地よく伝わった第3部、団の歴史をあたたかく、誇らかに伝わった4部。
先の日本のうたごえ祭典・合唱発表会銀賞も納得。苦節の時期も知っているだけに、とてもうれしい気持ちで帰った。

全音現代音楽シリーズ”打楽器の饗宴”を聴く

2009年11月20日 金曜日

11月20日は、池辺先生、新実徳英、西村朗、金子仁美各氏に仲間を加えて毎年、全音楽譜出版社が行う新作初演の“全音現代音楽シリーズ・その16〈四人組とその仲間たち 室内楽コンサート-現代日本の作曲家-〉”を聴く。
このシリーズはもう何回も聴かせてもらっているが、そのたびに、どうしてこういう発想がひらめくの…、とこれまた感嘆。

 今回は、《打楽器の競演》。パーカッションとチェロ、ブィブラフォン、マリンバ。
池辺先生の作品はマリンバとユーフォニアムによる「ストラーダⅦ」。こういう組み合わせの音色を考えることにも、「愛の三つの断層」「ストラーダⅦ」とタイトルがつけられるのも、私には驚嘆の世界。池辺先生の解説には「ストラーダとはSTRATUM(層、地層)の複数形。レジスター(音域)を「層」と捉えての発想…」とある。音楽を聴きながら解説を思い浮かべ…。作曲家の頭の中を見てみたい…。

第5週は休刊日

2009年11月20日 金曜日

うたごえ新聞は年に数回の毎月第5週は休刊。

日付けの2週間前の月曜日が毎号の最終締め切りで、火曜日から編集、レイアウト、校正、発送までを繰り返しているが、今週は11/30号が休刊となるわけで、しばし充電。
と言っても収録した取材の整理に追われている。日本のうたごえ祭典・京都取材、合唱発表会・オリジナルコンサートで取材したものも紹介していく予定。

  前号11/23号紹介の広島・郵便のうたごえサークル“プロジェクト730”ファンクラブ会長荒河淳子さん。噂には聞いていたが直接お会いしての、市内の郵便局の窓口で“730”のPRのお話には感動。祭典で演奏したのは6人、小さなサークルに大きな期待と夢を持って物心両面での応援は、わがことのようにうれしい。
  さて、この後のうたごえ新聞、12/7号は、「林学作品集CD~おくりもの」に寄せて。憲法を描く映画「いのちの山河」の取材から。次は職場の闘いから、その次、新江義雄(山ノ木竹志)さん追悼と来年1月31日の、山ノ木竹志をうたうコンサート“今、うたわずにはいられない”の特集を予定しています。

20100131山の木竹志コンサート CD林学作品集 20091120いのちの山河

乞う!ご期待 ビッグな鼎談

2009年11月13日 金曜日

 祭典後からきょうまで、祭典特集号と並行で年末号、新年号、合わせて祭典のことも入れた季刊「日本のうたごえ」No.146、来春発行のNo.147にとりかかっている。

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11月2日には、新聞と季刊「日本のうたごえ」両方で企画しているビッグ企画、うたごえ新聞毎号連載執筆の作曲家池辺晋一郎先生と全日本合唱連盟理事長浅井敬壹氏、日本のうたごえ全国協議会高橋正志会長の鼎談を行った。4日には季刊の方での、合唱発表会批評座談会(各部門審査委員会責任者)を行った。座談会はうたごえ運動とは、合唱発表会とは、にまで及び興味深い内容。

 鼎談は、司会に池辺・浅井両氏をうたごえ運動に招き入れたと言っても過言ではない全国協議会副会長田中嘉治さん(神戸市役所センター合唱団団長)。池辺先生は全日本合唱連盟、うたごえにも深くかかわり、かねてより、「平和」のメッセージもうたごえの特許ではない、「互いに垣根をとっぱらってごちゃごちゃにして…」とおっしゃっている。浅井先生は神戸市役所センター合唱団が委嘱初演した合唱組曲「悪魔の飽食」を「これは私が歌うべくしてある曲」とおっしゃっている。両者からのうたごえ運動への提言・期待、高橋会長からも世界的規模での両団体のとりくみができないか、など話は膨らんだ。全文は来春の季刊「日本のうたごえ」No.147に。うたごえ新聞では新年号にそのポイントを紹介。乞うご期待。

祭典も終わり・・・・

2009年11月13日 金曜日

2009年日本のうたごえ祭典・京都が、成功裏に終わった。

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 祭典当日まで地元はもちろん、全国協議会事務局はじめ全国でも時間とにらめっこでハードな日々だったと思うが、うたごえ新聞編集部は祭典が始まってからがまさに渦中。取材にかけまわり、祭典の翌日からその報道編集にとりかかる。帰りの新幹線の中でも、見出しは…、第一報一面の写真はあれとあれと…などなどめぐらし、本日金曜日第三報刷り上り。
 うたごえ新聞は毎号木曜日に印刷所で校正し、夕方に「責了(これでOKです。印刷して下さい)」を出す。実は、責了を出した時から金曜日朝、刷り上がった紙面のまわりの反響、間違いはなかったか、と一番緊張する時間だ。