2010年9月3日
きょうは朝から、6月の健康診断でひっかかった内科と婦人科の再検査を受けた。内科は胃のポリーブで、これはここ何年も毎回引っかかっているけれど、あの内視鏡がとても苦痛。「ちょっと太いうどんを飲み込む感じて」なんていう説明書は大嘘。あんなものが口から食道を通って、考えただけでも私には受け容れがたい。とはいうものの癌だったら怖い、と何回かは涙ながら受けた。が、昨年は○○が終わったら、○○が一段落したら、ととうとう受けずに一年が過ぎてしまった。
でも今年はやっぱり…と観念して受けることにした。でも今回は麻酔を使って眠っている間にできる方法があると聞いていたのでそれを希望した。病院では、「麻酔は体にダメージもあるからあまり進めたくない」「お金もかかる…」、云々といわれたが、そんなことかまっていられない。
結果、プラス2000円也で、麻酔のため前後時間はかかるが、本当に眠っている間だった。もしかしたらその眠っている間にいびきさえかいていたかもしれない。「終わりましたよ」と看護師さんから声をかけられた時に、目が冷めたし、そのあと少しこのまま眠っていてくださいと言われて、時間が来て起こされる頃にはも眠気はすっきりなくなっていた。
「胃壁がとても荒れているが、薬で治せるでしょう」「癌とか…」「その心配はありません」と言う若い医師の顔の後ろには、後光さえさしているように見えた。「念のため、細胞を調べて…」と内科でも婦人科でも言われて、また緊張したが、婦人科の方は再検査をと言われてすでに2年、「大丈夫、もしその時、悪性だったらすでに死んでますよ」という婦人科師の顔も神様仏様状態で、軽い足取りで病院を出る。病院での医師、看護師のやさしいひとことも何よりの薬です。
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2010年9月3日
昨夜、うた新社の近く、新宿区大久保の淀橋教会で「自殺と貧困から見えてくる日本」出版記念イベントのシンポジウムがあり、取材に行った。年間3万人の自殺者を出す日本、この問題は大きな社会問題だ。数年前、反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんに取材して依頼、氏が流す関連イベント情報がうた新社のメールにも届く。
出版された「自殺と貧困から見えてくる日本」は3月10日に行われた、湯浅さん、精神科医の香山リカさん、宇都宮健児反貧困ネットワーク代表をはじめ、鳩山由紀夫当時首相、長妻昭厚生労働大臣、福島瑞穂当時内閣府自殺対策特命担当大臣ら政府、民間人らによるシンポジウムをまとめたもので、当夜は、本の普及と、あらためてこの問題を考えていこうというとシンポジウムが行われた。
パネリストは、湯浅、香山氏の他、元NHKのプロデューサーで現在NPO法人自殺対策支援センターライフリング代表の清水康之氏。ともに、自殺を引き起こす社会背景を考えよう、そして競争社会のしくみ、排除の空気を変えていこうと語った。それはだれもが人間らしく生き通せる社会をめざすことで、それがいかに精神的に経済的に有効なことかを語った。
うたごえ新聞にでもその中を紹介しようと思うが、コウモリの鳩山、民主党政権も…、と批判したくなるのが偽らざる心境だが、そういう人たちとも一緒に考えていくことが大事だと思ったシンポジウムだった。さらに、会場はキリスト教教会でこの教会の牧師も「ともに考えていこう、そのためにこの会場が使われることはうれしい」と語り、シンポジウムのコーディネーターは仏教の僧侶というのもいい。
30年来、私は淀橋教会の前を通っているが、中に入ったのは初めて。いろいろな催しも行われている教会とは知っていたが、中も写真のように中も立派。まだまだ猛暑の夜に会場には250人がつめかけた。
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2010年9月1日

祭典チラシを配る長崎の岳童太鼓の子どもたち
長崎市の繁華街で子どもたちの太鼓と祭典大宣伝行動! うた新読者拡大目標達成! どんどんと届いてきます。今年の日本のうたごえ祭典まで50日を切った長崎。写真からも伝わる宣伝行動のパワー、祭典チラシを配る岳童太鼓の子どもたちの写真にジーン。うた新部長の宮崎実さんのいい顔! 昨日入稿した9/13号です。
きょうはもう9月。本当に早く時間が流れていく気がする。そしてうたごえ新聞の締め切りは2週間先の日付けを追うため、“今”を伝えるつもりが、あっという間に、日付けからすると「だいぶ前の話」になってしまう。ここが苦しいところ。
今、各地・職場でのうたごえ祭典、合唱発表会が目白押し。これも“すぐ”載せないとどんどん「だいぶ前」になってしまう、通信が早く来た所勝ち!ですよ。
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2010年9月1日
また、やってしまった。ミス。前号9/6号紹介の岐阜での教育のうたごえ祭典、岐阜のうたごえのわき出る力に感動した。校條実行委員長の話ももっと詳しく伝えたかったなあ…と思っていた所に校條さんから電話。「お世話になりました」と、お礼の電話? そんなことはない…と思っていると、「とても大きく載せてもらって、ありがとうございます。多治見市長にもさっそく持って行こうと思ったら、名前が違うんですよ。吉川ではなく古川…」……。
何度もプログラムを見ていたのに、吉川と読んでしまった。
ここでばらす編集裏話。送られてきた原稿にある歌手のCDのタイトル「ヤケクソ」があった。メール原稿はこちらの校正ミスもないわけで、あの歌手ならこういう言い方もするかもと疑わず、そのままいきました。が、正しくは「ヤクソク」、約束。えらい違う。書いた本人もそう言われて、あらためてCDを手にしてもまだ目が「ヤケクソに見えた」と言う。わかるわ。
なんて言っている場合ではないのですが、自分でも、プログラムを手に校正していたのにどうして、と情けなくなります。他にもこの号は私の思い込みミスがあり、反省。
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2010年9月1日
そんなくり返しの日々の中、9/13号は見開きで各地の合唱発表会のもようを通信から特集して校正した。偶然、「うたごえ時間」この号担当の長野合唱団指揮者の渡辺享則さんも、千葉と愛知の合唱発表会にふれている。渡辺さんはこの後、北海道そしてそしてと合唱発表会審査委員として稼働。
この号に、教育&岐阜の合唱発表会も入れたい。教育のうたごえ議長藤村さんなら、すぐ書いてもらえそう、と土曜日に「明後日の月曜午前中までにお願いできませんか」とメールする。いつもはすぐに返信が来る藤村さん。この目白押しの合唱発表会の審査委員で留守かな(実はいつも藤村さんが開けているメールではい方に送っていたらしい)、とあきらかけていた月曜日、「今、メールみました、すぐ書きます」と連絡をもらう。
となると、関連写真がほしい。私は大音楽会だけの取材だったから、と言うと藤村さんはぜひ岐阜のワンダーランドの写真を、とのこと。岐阜に頼もう、と何人かに電話するも、みなさん、「ただ今、出られません」コール。諦めようと思っている所に岐阜の大野史輝さんから電話。かくかくしかじか、と言うと「あたってみます」。その後、パソコン上に岐阜のメールリングリストのやりとりがずらずらずら。「写真ありませんか」「私はこういう場面なら撮っています」「それではだめですね」「私、撮っています」「ありがとうございます」という具合にメールが飛び交い、めざす写真、送ってもらいました。
すごい、メーリングリストの力。
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2010年8月31日
小澤事務局長ら埼玉合唱団の韓国併合100年の訪韓公演から帰国。詳しくは夕刻、聞くことになっている。が、韓国から早々に感動のメールも届いている。
韓国併合100年の今年、NHKテレビも5回にわたって近現代の「日韓の歴史」を特集した。日曜日、録画していた第5回をみて、1965年の日韓協定がふたたび歴史の真実をくもらせているということをあらためて思った。
番組では、日韓協定がどのように運ばれていったか、日韓為政者のかけひき。さらに日本と韓国を防共の砦にするためのアメリカの策動が描かれていた。
岸信介を中心とする日本の政府・財界、軍事クーデターで政権を取った韓国の朴正煕大統領は、日本の賠償とひきかえに日本の戦争責任を問わないとした協定を結んだ。韓国は工業「発展」を、日本は過去の歴史を反故にすること決めた。この協定に反対するデモが韓国でも日本でも激しく行われ、韓国は以後も、はげしいデモなど抵抗運動とその弾圧の歴史が繰り返される。NHKの報道でさえも充分に伝わった。
そういえば、韓国女子勤労挺身隊被害者支援の金曜行動を取材した時出会った、韓国KBSテレビの日本側プロデューサーの李さんも、「日韓協定を盾に、日本政府からの戦後問題の文書公開を拒否され、自身が企画した番組が作れなかった。歴史の事実をあきらかにする運動としてこの運動にかかわっている」とハナされていた。光州のペさんが言った「植民地支配だけではなく、その後の問題」もここに一つ起因している。李さんは今回の韓国での韓国併合100年の行事を取材しに行くと言われていた。李さんにも話を聞きたいと思う。
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2010年8月28日
きょうは、韓国で小澤事務局長ら埼玉合唱団が韓国・ソウルで、“韓国併合(国恥)100 年韓日市民共同宣言集会”で演奏する日(明日の“平和のアジアを目指す日韓市民共同宣言大会”文化行事でも)。昨日は、同趣旨の催しで池辺先生ら「悪魔の飽食」全国縦断コンサートのメンバーが演奏と聞いている。埼玉合唱団からの訪韓通信を楽しみにしている。
その前に、遅くなってしまったが次号(9/16号)で、と関連の8月13日名古屋で開かれた名古屋・三菱朝鮮女子勤労挺身隊被害者支援“ハルモニと結ぶコンサート”の記事を作成中。前回も書いたが、紙面の限界にいつも悩む。たぶん紙面では伝えられないことをここで。
その一つ、戦前の日本による朝鮮支配の問題が、なぜ今も争点になるのかということ。韓国併合条約(1900年8月22日調印、29日公布)、条約と言ってもこれはすでに朝鮮に侵攻していた日本が植民地支配を正当化したものだが。 これは日本の敗戦・終戦で無効になり、日本は謝罪と賠償をすべきもの。それがなぜ今も未解決の問題としてあるのか。日本が謝罪と賠償をしてこなかったこと、朝鮮半島の戦後の問題、さらに1965年、韓国に対する経済援助を条件に結ばれた日韓協定でそれまでの問題を無効、不問にされたこと。それが今、「従軍慰安婦などない」「韓国併合は朝鮮も望んだこと」なとという発言が飛び交うもととなっている。この条約の壁が歴史解決を妨げていることをあらためて知る。
しかし、それて越えて韓国と日本で市民による運動、たとえばこの三菱勤労女子挺身隊被害者支援運動、145回に及ぶ三菱本社前での毎週の金曜日行動もその一つ。この7月14日、三菱は話し合いに応じると伝えてきた。「重い三菱の扉を、ハルモニの信念と日韓の市民の良心が開いた」と、コンサートでも語られた。この金曜行動が、韓国・ソウル、光州での運動を励まし、「この写真、これは光州の支援署名活動の数です」と生徒たちの引率、光州での市民支援の会事務総長ペ先生は本紙8/16号を指して言った。
コンサートでの、韓国・光州の中学高校生、日本の高校生実行委員会ら出演者全員によるハングルと日本語バージョンでの「Fight!勇気を出して」の演奏はまさに国を超えて闘いをつなぐシーンを伝えた。
紙面で紹介できないだろう二つ目。「人間の砦」の著者、山川修平さんのこと(氏にはあらためて取材したい)。コンサートの時お会いし、著書「人間の砦」の前史も聞いた。
山川さんは、単に韓国の風俗が好き、とソウルを訪れていたある日、市の中心地にあるタプコル公園で一人のおじいさんユー・チハンさんと出会う。そこは1910年朝鮮全土に起こる抗日運動の独立宣言が行われた地であり、それを日本軍が弾圧する様を描いた10枚のレリーフがある。
「タプコル公園で叫んでいるおじいさんがいたでしょう」。私も最初に韓国に取材に行った15年前、たしかそのおじいさんを見た。通訳が「かかわると長くなるから」と制したが、「そうなんです。チハンさんは日本人と見ると語りかけるんです。ハングルは発音が強いから怒鳴っているように感じるけど違うんです。彼は説明をしようというのです」
山川さんはチハンさんの話を聞き、以来ソウルに行くときはチハンさんと会い、今も遺族と交流しているという。そのことから日韓の近代史に係わった山川さんが、実は145回の金曜日行動(三菱の和解申し入れで金曜行動は145回で終わる)を1回も欠かさず東京側として支えてきた。「三菱の重い扉を開いたのは金曜日行動が一本の糸のようにつないできたから」ということばは深い。
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2010年8月28日
昨夜は横浜まで。大野和士氏のオペラレクチャーコンサートを聴きに行く。大野和士氏のコンサートを聴く機会をのがしている。直にみたい。オペラのレクチャーもおもしろそう。そんなミーハーである。
神奈川県立音楽堂。神奈川音楽センターの前を足早に通り過ぎ、会場へ。このチケットを申し込んだ時、すでに残数わずか。私のチケットは最後列。しまった、オペラグラス持ってくるんだった。
テーマは、アベ・プレヴォーの小説「マノン・レスコー」を題材に、二人の作曲家、ジュール・エミール・フレデリック・マスネの「マノン」とジャコモ・プッチーニの「マノン・レスコー」から。二人がどのように作曲し、その音使いが物語るものは…、と大野氏が解説とオーケストラ部分をピアノで弾き、アリアの部分を4人の声楽家が演奏する。
もちろん、声楽家のすばらしい演奏は、1000余の会場最後列までシャープに豊かに届く。特に二重唱には「ブラボー!」が出るほど、オペラの世界も堪能した。
それにしても…。世界の歌劇場の音楽監督をつとめる大野氏、なんとゆかいに音の楽しさを伝えることか。この部分どこかと似てるでしょ、と他の作曲家の作品のことも、私にはプッチーニのアリアに、あれ、「『蝶々夫人』?と思ったところもあった」。
そして、客席1054席は最後列右少し残すだけの入り。チケット4000円也。ううん一晩で…。これだけオペラファン、私のようなミーハーもいるがこの集客力というか、人が詰めかけるとは。
二者の対訳が資料として配られていたが、細かくチェックする人、大野氏の客席への投げかけに即座に答える人…。厚いオペラファン。
そして、そして、ロビーも注目。障がい者作業所で作成のクッキーやパイ、小物の品々が販売され、普段のコンサートホールは休憩時、飲み物や軽食はビール、ワイン、コーヒーが何百円するが、ここはソフトドリンクオール50円、作業所販売のクッキーは一袋200円。こういうのもいいな。
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2010年8月25日
8月25日、夕。9/6号のレイアウトを終える。今号1、8面で岐阜での教育、京都での港湾と職場のうたごえ祭典特集。ともに開催地にはその職場のうたごえサークル・合唱団はないが、開催地と協同で感動的な祭典を作り上げた。「どてこでもできる」「やれば新たな出会いと力が生まれる」ことを伝えている。
岐阜の教育のうたごえ祭典のことは前回書いたが、原稿を書くために取材テープをじっくり聞くと、そうだこんなうれしいことばも聞けたんだ、と思うことがいくつも。
校條実行委員長の「学生時代からうたごえは知っていたし、現在、友人の大野比佐志さん(多治見青年合唱団)らの活動は知っていたが、今回一緒にとりくんで、みんなの心一つにしていくうたごえ、合唱の力を実感した。その輪の中に私の家族も参加したことがうれしい」。
青年の力の吸引力にもなった大野史輝さんの「原水爆禁止世界大会にはたくさんの青年が参加している。なのにうたごえ祭典は100人のステージをつくるのに必死。何が違うんだろう。もっと青年をうたごえに、考えなくっちゃ。そのために…」ということばも頼もしい。
こういう大きな催しの報道で困るのが写真選択。あの写真もこの写真も使いたい。だけど面積は決まっている。あれもこれも書きたい、だけど面積は決まっているし、文章は短いほど見やすいし、読まれる。……。
というわけで、掲載できなかった写真から、校條実行委員長のステージ写真(指揮者の左手あたり)を。

見開きは8月の平和コンサートから特集。いくつか通信が寄せられていた。月曜日の原稿締め切り段階で、これを特集の形でレイアウトしたいがもう1、2本欲しい、と思っていると、来ました! 長野・伊那からの“平和音楽祭inいなっせ”。よかった! 通信には「コンサート成功で終わり、のつもりが出発に」とある。そうなんですよ。そのまままずは長崎まで走って下さい。
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2010年8月25日
夢中で原稿を作っているときは気にならないが、一息つくと肩こりが…。よく、柱に背中をこすりつけてもみほぐしている。それを絹の道合唱団の片山操子様が見られたか。「今度、いいものあげるね」、その今度持ってきてくださったのが、イルカの肩もみ器、というべきか。これがよーくきくのです。さっそく、愛用しています。片山さん、ありがとう。

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