お礼
年の瀬を迎え、何かとお忙しい日々をお過ごしのことと思います。
先日の“2021日本のうたごえ祭典inひろしま”では、大変お世話になり、ありがとうございました。
昨年、被爆75年に核兵器廃絶というひかりにむかって開催しようと準備していたこの祭典は、思いもよらないコロナ禍で1年の延期を余儀なくされました。
2年以上にわたる準備期間中はコロナ禍で先の見通せない不安や、思い通りに進められない苦労の連続でした。
しかし、今年1月には核兵器禁止条約が発効しひかりにむかって歴史が大きく動く中、猛威を振るっていたコロナも、幸運にも感染状況が少し落ち着いた中で開催することができました。
地元と全国から3日間のべ7000人の方々と共に、ピースウェーブコンサート、コンサートヒロシマⅠ、コンサートヒロシマⅡ、大うたう会、碑めぐりうたう会、献歌のひろば、合唱発表会の行事を成功裏に終わらせることができました。
日本のうたごえ祭典史上初めて取り組んだオンライン配信では、今現在もYouTube配信による感動の共有が続いています。
3つのコンサートでは、ご縁をいただいた音楽家の皆様のお力をお借りして、演奏をしていただくとともに、地元の小学生、被爆された方々、全国から集まられた皆様と久しぶりに大合唱で生命や平和の大切さを歌うことができました。
「どれも内容が素晴らしかった」「平和のメッセージが届いた」「音楽的な広がりや深まりが感じられた」「ステージと客席の一体感があった」「元気や勇気がもらえた」「祭典をひらいてくれてありがとう」等の励ましや共感の声をいただきました。
コロナ禍の下で祭典の開催が皆様の希望になったこと、また、ヒロシマから平和のメッセージを発信できたことを喜び合いたいと思います。
祭典を大成功に導いてくださったのは、会場に足を運んでくださった方々をはじめ、舞台の表・裏からはもちろん、さまざまな面でご支援・ご協力をくださった皆様のおかげと、深く感謝しています。
この祭典の開催準備の最初に取り組んだのが、賛同募金のお願いでしたが、目標を大きく上回るご協力をいただきました。
また、プログラム広告や祭典グッズの普及にもたくさんのご協力をいただきました。ありがとうございました。
一方で、チケットの発送のトラブル等、当日までご迷惑をおかけすることが多々ありましたことを深くお詫び申し上げます。
私達はこれからも、たくさんの皆様との繋がりを大切に、「うたごえは平和の力」を合言葉に歌い続けていきます。
サーロー節子さんからいただいたメッセ―ジのように、日本の核兵器禁止条約批准を推し進める力になっていきたいという決意です。
皆様に心からの感謝の気持ちと今後の決意をお伝えするとともに、今後のご支援もお願いして、お礼の挨拶にさせていただきます。
2021年12月吉日 “2021日本のうたごえ祭典inひろしま”実行委員会
「コロナ禍での祭典を共につくりあげましょう」
昨年4月に祭典の延期を決めてから、コロナ禍の不安な中で早1年の月日が流れました。全国各地の皆様には、合唱団やサークルの活動が難しい中で、事業活動や祭典賛同募金へのご協力ありがとうございました。それがどんなに大変だったか、先日の全国総会での皆さんの発言からもよく分かりました。
また、この1年間に取り組んできたオンラインでの企画に、たくさんの方々が、リモートライブ演奏や録画演奏で参加してくださったり、YouTubeで視聴してくださったりしました。
直接お会いすることはできませんでしたが、全国の皆さんが、広島を応援してくださっていること、広島祭典に期待して下さっていることをひしひしと感じ、励まされてきました。本当にありがとうございました。
コロナ禍での模索・挑戦
コロナがどんなものか無知だったので、時間が経てばそのうちにワクチンができて感染も収まり、この12月には、以前のように大勢が集まって、手を取り合い、肩を組んで歌い交わす祭典ができるという夢をもっていました。でも残念ながらそんな簡単なものではありませんでした。苦しい時だけど、何もやらなかったら何も残らない、祭典もできない、みんなでこの苦境を乗り越えよう、今できることをやっていこうと、この1年間やってきました。
休止していたレッスンが再開できるようになった昨年夏、今まで経験したことのなかったオンラインでの演奏で原水爆禁止世界大会の文化企画「ねがい」に挑戦。昨年11月に開いた祭典プレ企画「♪みんな元気か がんばろうフェスタ2020」は、全国の皆さんのご協力を得て、うたごえ史上初のオンライン音楽会として大成功。今年3月の「東日本大震災10年、うたごえをオンラインでつなぐ復興へのエール」は、被災された宮城、福島を含む全国5か所を結んでライブでやりとりをしながらうたう会を開きました。今現在は、祭典プレ企画として国鉄広島ナッパーズの演奏会を、広島のうたごえ協議会を挙げて取り組んでいます。YouTube限定配信に取り組み、財政的にも成功させることが、コロナ禍で開く祭典につながるものと位置付けて取り組んでいます。
このように少しずつ段階を踏んで可能性を広げてきました。参加を呼びかけられたサークルの多くは、コロナ禍で活動を自粛したり休止したりせざるを得ない状況でした。しかし、それぞれの企画の演奏に参加することを明確な目標や希望にして、次々と立ち上がりました。12月の日本のうたごえ祭典に向けて、その都度、スクラムを組みなおす場にもなりました。
「コロナ禍での祭典」へ
こうして、私達はいつどうなるか分からない「コロナ禍終息後の祭典」ではなく、次第に、「コロナ禍であってもできる祭典」「コロナ禍だからこその祭典」というふうに考え方が切り替わっていきました。大勢集まって生の音楽を交流することは何よりですが、コロナ禍のもとであっても、未だ見ぬさらに多くの人々と繋がり歌い交わし、この運動を発展させるために、今やれることをその都度考え、挑戦してきた結果、オンラインの使用に活路を見出すことになりました。
また、この度、残念ではありますが、リスクの大きいグリーンアリーナでの大音楽会を断念して会場変更し、内容はほぼそのままに、アステールプラザでの2公演という大きな選択をすることにしました。
全国の連帯で成功へ
今年12月の祭典は、核兵器禁止条約発効を歓びあい、核兵器廃絶というひかりにむかって新たなステージに向けての決意と、コロナ禍のもとで改めて実感した生命の尊さを音楽に込めて発信するものにしたいと思います。コロナ感染拡大の状況によっては、この先まだまだ山あり谷ありの展開が予想されますが、地元広島では、祭典開催をあきらめず、準備を進めていく覚悟です。全国の皆さんがこれまでに積みあげてきた経験や知恵や繋がりを教えていただきながら、今できる最良の方法で、新しい祭典の形を作り上げていきたいと思っています。全国の皆様にその強力な後押しをお願いします。まずは、引き続き、賛同募金を集めていただきますようお願いします。また、広島から発信する情報を受け止め、応えていただきますようお願いします。全国の連帯で、コロナ禍の中で新しいうたごえの道を切り拓く平和の祭典を成功させましょう!
“2021日本のうたごえ祭典inひろしま”運営委員長 寺本美和子
2021年4月
新型コロナウイルス感染防止対策に関する皆様へのお願い
「合唱活動における新型コロナウイルス感染症拡大防止のガイドライン」(全日本合唱連盟)等に従って運営するため、以下の点にご注意ください。
- 「3つのコンサート」にご来場される皆様は、14日前から以下の事項を確認し、該当する事項のある場合は、来場をご遠慮下さい。
- 平熱を超える発熱
- 咳、のどの痛みなど風邪の症状
- 倦怠感、息苦しさ(呼吸困難)臭覚や味覚の異常
- 体が重く感じる、疲れやすい等
- 新型コロナウイルス感染症陽性とされた者との濃厚接触
- 同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合
- 過去14日以内に政府から入国制限、入国後の観察期間が必要とされている国、地域等への渡航又は当該在住者との濃厚接触がある場合。
- 出演者や来場者の感染が疑われる事態になった場合、保健所等の公的機関による聞き取りに速やかに協力できるよう、参加協力券の半券裏側に、来場者のお名前・電話番号(自宅か携帯)をあらかじめご記入してご持参ください。入場時に受付で提出をお願いいたします。
なお、提出された個人情報は、主催者で管理責任者を定め積極的な安全対策を行った上で、2週間程度保管いたします。 - 会場へ入る際には、マスクの着用、手洗い・消毒の徹底をし、会場内では主催者の指示に従って、密集・密接・密閉を避ける行動をお願いいたします。
- 入場前に受付で検温を行い、37.5℃以上の方はご入場をご遠慮いただきます。
- 換気するため、ドアの開閉を随時行います。
- 会場内での会話は控えましょう。
- 大声を出したり、歌ったりするのは控えましょう。
- 演奏中の出入り、席探しはやめましょう。
- 広島県や広島市から非常事態宣言等のイベントに対する要請があった場合、またはホールから使用取りやめの要請があった場合等、状況に応じて中止を含めた内容変更を行います。
プログラム広告にご協力ありがとうございました
この場で地元、全国の皆さんにお願いをしてまいりましたが、おかげさまで合計300口以上のご協力を頂きました。現在、プログラムの鋭意制作中です。
祭典期間中の皆さんの一助となるように素敵なものになります。
どうぞ、お楽しみに。
【以下、記録として】
各地で異常気象の続いた夏が終わり、すっかり秋らしくなってきました。
新型コロナの感染拡大は依然収まらず、落ち着かない毎日です。皆様いかがお過ごしでしょうか。
いつも私たちうたごえの活動に温かいご支援ご協力を賜りありがとうございます。
さて、12月3日(金)4日(土)5日(日)、同封のチラシに掲載の内容で「核兵器禁止条約発効!ひかりにむかって2021日本のうたごえ祭典inひろしま」を開催いたします。
被爆75年の昨年、被爆者の方々を中心にしたステージをメイン企画として開催を予定していましたが、新型コロナ感染拡大によりやむなく1年延期になりました。この1年間で平和を求める運動は大きく前進しました。
核兵器禁止条約の発効、「黒い雨」訴訟の全面勝利、旧陸軍被服支廠の全棟保存など、被爆者のみなさんと多くの市民の運動が次々と実りました。
一方、感染状況の悪化で、サークル活動の自粛や休止が繰り返されています。
不安を抱える中、「コロナ禍であってもできる祭典」を目指そうと、zoom会議やオンラインうたう会、zoom合同練習会など、新しい取り組みにもたくさんのみなさんの力を借りながら挑戦しています。
また、地元はもちろん全国のみなさんからの励ましや支援は大きな支えになっています。
今回の祭典はうたごえの仲間に加え、音楽を愛する広範な人々・多彩なゲストのみなさま・オーケストラと連帯し、共に手を取り合うことを大切に進めています。
この祭典が次の「ひかり」を目指すエネルギーとなりますように、是非お力をお貸しください。
当日のプログラムの賛同広告ページへ貴団体、個人様の掲載をお願いする次第です。
広告の掲載要項はこちらをご覧ください。
厳しい状況の中ですが、この度も皆様の相変わらぬご支援ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申しあげます。
“2021日本のうたごえ祭典inひろしま”第1回全国実行委員会が開催されました。
日本のうたごえ全国協議会 田中嘉治会長の挨拶
いよいよ一年延期になりました広島での祭典がこの12月に行われます。
昨年は節目のいい年でありまして、被爆75年という年であったわけですが、今年は、しかし何と言っても核兵器禁止条約という人類がかつて体験、経験のしたことのない偉業を成し遂げた発効年です。
そういう意味で今年のうたごえ新聞の新春号に登場されたサーロー節子さんは、広島や長崎で亡くなられた何十万の霊に、「やっとここまでこぎつけました」と心の中で報告をして、あなた達の死が無駄にされないように、私たちを一生をかけて働く、そういうことを強調した記事でした。
日本では核兵器禁止条約を求める世論が高まっています。
全国で1788の地方議会のうち、4月6日現在556の議会が核兵器禁止条約に参加すべきと採択をしております。
広島県では70%を超えた市町村の議会が採択しております。
そういう意味で平和都市広島で平和の灯をずっと1年間活動の中で灯し続け、そしてこの広島でも、コロナの感染状況にもよりますけど、そのことを一旦おいて置き、何としてもこの広島の成功を全国の人と共に成功を勝ち取って行きたいと思います。
核兵器禁止条約を批准させるような政府を作ってゆくという声も署名などで皆さんにお願いしてますが、そういうこともわたしたちはうたごえに託して、音楽で地球の平和を守って行きたいと思っています。
この祭典が一つの大きなバネになりますように。
その向かう力と、更に成功させた暁での、その次へのバネとしてこの祭典を捉えて共に頑張って行きたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。
祭典チラシ
第3次 2021/10/12発行
【履歴】
2021/10/21オリジナルコンサート会場変更対応
2021/11/9 合唱発表会一般の部Aの開始時間変更に対応
2021/11/10 大うたう会の会場変更に対応。詳細はこちらで
祭典イメージソング
ひかりにむかって
詩・曲:植木俊郎 補詩・補曲:広島合唱団
広島でうたおう 一緒にうたおう
子ども大人も 平和の歌を
被爆七十五年の 広島の町を
愛と平和のうたごえで あふれさせよう
夢やねがいを 高くかかげて
声かけあって進もう ひかりにむかって
ヒロシマをうたおう みんなでうたおう
広がれ世界に 平和のハーモニー
核兵器のない地球は みんなのねがい
心合わせてうたおう とどけよう歌を
夢やねがいを 高くかかげて
手をとりあって進もう ひかりにむかって
夢やねがいを 高くかかげて
肩を組んで進もう ひかりにむかって
楽譜ダウンロード PDF
2020/2/9 全国総会の場で発表・演奏しました。