信長貴富「すこしずつ」
作詞 門倉詇
門倉詇さんの詩には平和への祈りが込められたものが多く、うたごえ運動の中でも沢山の詩が歌われてきました。
うたごえ75周年記念委嘱のお話をいただいて真っ先に思い浮かべたのが門倉さんの詩です。
自然の美しさが歌われる中でさり気なく、しかし強く平和への願いが織り込まれています。
曲はポップスのスタイルを採っていて、気軽に二部合唱で歌えるように作曲しました。
オブリガートを加えて華やかに演奏することもできます。
おとなからこどもまで、声を合わせて歌うことの楽しみを味わえるように作曲したつもりです。
複数のひとびとで声を合わせるという行為そのものに既に祈りが含まれているので、できるだけその祈りの場が日常の中に多く生まれることを期待し、うたごえ運動がその根っこを支えるものでありますようにとの願いとともに、この曲をお届けします。